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集合と写像の基本md 0eef8b8
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集合しゅうごう写像しゃぞう基本きほん

date2026-07-14document_iddoc_b74e514fff9b51f3ab8732d3410fb63ddescription集合の演算と写像の基本概念を厳密に定義し、アルゴリズムとグラフを記述するための基礎を構成する。prerequisites離散数学への導入 / 論理と真理値表の基本type講義statusactiverelateddata/lecture/information/discrete-math/introduction-to-discrete-mathematics.lecture.n.md / data/lecture/information/graph/graph-basics.lecture.n.md / data/lecture/information/algorithm/algorithms-portal.lecture.n.md
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1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、集合しゅうごう基本演算きほんえんざん写像しゃぞう性質せいしつ定義ていぎし、アルゴリズムの入出力にゅうしゅつりょくやグラフの頂点集合ちょうてんしゅうごう記述きじゅつするための基礎きそ構成こうせいする。

2集合しゅうごう包含ほうがん

集合しゅうごうとは、対象たいしょう要素ようそとしてまとめたものである。x集合しゅうごう A要素ようそであることを xA要素ようそでないことを xAしるす。要素ようそひとつもたない集合しゅうごう空集合くうしゅうごうといい、[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"varnothing\")")]しるす。

任意にんいx について xA ならば xB であるとき、AB部分集合ぶぶんしゅうごうであるといい、ABしるす。AB かつ BA であることと A=B であることは同値どうちである。

3集合演算しゅうごうえんざん

集合しゅうごう A,Bたいして、和集合わしゅうごう共通部分きょうつうぶぶん差集合さしゅうごう

AB={xxAまたはxB},
AB={xxAかつxB},AB={xxAかつxB}

定義ていぎする。補集合ほしゅうごうには、考察対象こうさつたいしょうふく全体集合ぜんたいしゅうごう U指定してい必要ひつようである。AU補集合ほしゅうごう

Ac=UA

である。したがって、全体集合ぜんたいしゅうごう変更へんこうすれば補集合ほしゅうごう変化へんかする。

集合しゅうごう A,B直積ちょくせきは、順序対じゅんじょつい集合しゅうごう

A×B={(a,b)aA,bB}

である。一般いっぱんには (a,b)(b,a) であり、順序じゅんじょ区別くべつする。

4関係かんけい

集合しゅうごう A,B二項関係にこうかんけい R とは、直積ちょくせき部分集合ぶぶんしゅうごう RA×B である。(a,b)R のとき、abあいだ関係かんけい R成立せいりつするといい、aRb ともしるす。A=B場合ばあいは、A じょう関係かんけいという。

有向ゆうこうグラフの辺集合へんしゅうごう EV×V は、頂点集合ちょうてんしゅうごう V じょう二項関係にこうかんけいである。無向むこうグラフでは端点たんてん順序じゅんじょ区別くべつせず、二要素部分集合にようそぶぶんしゅうごう {u,v}へんとして使用しようする。この相違そういは、後続こうぞくするグラフの講義こうぎ厳密げんみつ定義ていぎする。

5写像しゃぞう

集合しゅうごう A,Bたいして、写像しゃぞう f:AB とは、A各要素かくようそ aB要素ようそをただひと対応たいおうさせる規則きそくである。A定義域ていぎいきB終域しゅういきといい、a対応たいおうする要素ようそf(a)しるす。定義域ていぎいき全要素ぜんようそあたい指定していされ、しかも各要素かくようそあたい一意いちいであることが必要ひつようである。

部分集合ぶぶんしゅうごう SAぞうと、TB逆像ぎゃくぞう

f(S)={f(a)aS},f-1(T)={aAf(a)T}

定義ていぎする。とくf(A)fぞうという。f(A)B であり、ぞう終域しゅういきかならずしも一致いっちしない。また、f-1(T) という記法きほうは、f逆写像ぎゃくしゃぞうたない場合ばあいにも使用しようできる。

6単射たんしゃ全射ぜんしゃ全単射ぜんたんしゃ

写像しゃぞう f:AB単射たんしゃであるとは、

f(a1)=f(a2)a1=a2

がすべての a1,a2A について成立せいりつすることである。すなわち、ことなる入力にゅうりょくことなる出力しゅつりょくつ。

f全射ぜんしゃであるとは、すべての bBたいして f(a)=b となる aA存在そんざいすることである。これは f(A)=B同値どうちである。単射たんしゃかつ全射ぜんしゃである写像しゃぞう全単射ぜんたんしゃという。全単射ぜんたんしゃかぎり、かく bB をその唯一ゆいいつ原像げんぞう対応たいおうさせる逆写像ぎゃくしゃぞう f-1:BA存在そんざいする。

7れい

A={1,2,3}B={a,b,c,d} とし、

f(1)=a,f(2)=b,f(3)=b

とする。このとき f(A)={a,b} であり、f-1({b,c})={2,3} である。f(2)=f(3) なので f単射たんしゃでなく、c,dぞうふくまれないので全射ぜんしゃでもない。

8情報科学じょうほうかがくへの接続せつぞく

ながn配列はいれつは、添字集合そえじしゅうごう {0,1,,n-1} からあたい終域しゅういきへの写像しゃぞうとして表現ひょうげんできる。各入力かくにゅうりょく出力しゅつりょく一意いちいさだまる決定的けっていてきなアルゴリズムは、許容入力集合きょようにゅうりょくしゅうごうから出力集合しゅつりょくしゅうごうへの写像しゃぞうとして仕様化しようかできる。複数ふくすう正解せいかい許容きょようする問題もんだい出力仕様しゅつりょくしようは、入力にゅうりょく許容出力きょようしゅつりょく関係かんけいとして表現ひょうげんできる。一方いっぽう、グラフ G=(V,E) は、頂点集合ちょうてんしゅうごう V と、直積ちょくせきまたは V二要素部分集合にようそぶぶんしゅうごうからなる辺集合へんしゅうごう E によって記述きじゅつされる。

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9まとめ

  • 集合しゅうごう要素ようそ所属しょぞくによってさだまり、AB任意にんいx について xAxB成立せいりつすることを意味いみする。
  • 補集合ほしゅうごう定義ていぎには全体集合ぜんたいしゅうごう必要ひつようであり、直積ちょくせきでは順序じゅんじょ区別くべつする。
  • 写像しゃぞう定義域ていぎいき各要素かくようそ終域しゅういき要素ようそ一意いちい対応たいおうさせる。
  • 単射たんしゃではことなる入力にゅうりょくことなる出力しゅつりょく対応たいおうし、全射ぜんしゃでは終域しゅういき全要素ぜんようそぞうふくまれ、全単射ぜんたんしゃでは一対一対応いちたいいちたいおう成立せいりつする。
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