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論理と真理値表の基本md 9c08456
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論理ろんり真理値表しんりちひょう基本きほん

date2026-07-14document_iddoc_2bb9ffe502ca066c76b46a32ec010508description命題論理の結合子、真理値表、論理同値、含意と必要十分条件を日英両言語で体系的に説明する。prerequisites離散数学への導入 / 条件文の読み方 / 表の読み取りtype講義statusactiverelateddata/lecture/information/discrete-math/introduction-to-discrete-mathematics.lecture.n.md / data/lecture/information/discrete-math/sets-and-maps-basics.lecture.n.md / data/lecture/information/programming/introduction-to-programming.lecture.n.md
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1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、命題めいだいから複合命題ふくごうめいだい構成こうせいする論理結合子ろんりけつごうし定義ていぎし、真理値表しんりちひょうによって論理式ろんりしき性質せいしつ判定はんていする方法ほうほう説明せつめいする。とくに、含意がんい方向ほうこう必要条件ひつようじょうけん十分条件じゅうぶんじょうけん対応たいおう明確めいかくにする。

2命題めいだい真理値しんりち

命題めいだいProposition とは、しんまたはのいずれかに確定かくていする平叙文へいじょぶんである。命題めいだいしんであることを Tであることを F表記ひょうきし、この T または F真理値しんりちtruth valueという。疑問文ぎもんぶんや、変数へんすうあたい指定していしなければ真偽しんぎ確定かくていしないぶんは、そのままでは命題めいだいではない。

3論理結合子ろんりけつごうし

P,Q命題めいだいとする。

  • 否定ひていnegation [PARSE ERROR: Undefined("Command(\"neg\")")]P は、P反対はんたい真理値しんりちをもつ。
  • 論理積ろんりせきconjunction PQ は、P,Q がともにしんであるとき、かつそのときにかぎしんである。
  • 論理和ろんりわdisjunction PQ は、P,Qすくなくとも一方いっぽうしんであるとき、かつそのときにかぎしんである。したがって、ここでの「または」は両方りょうほうしんである場合ばあいふくむ。
  • 含意がんいimplication PQ は、PしんQである場合ばあいかぎである。P前件ぜんけんQ後件こうけんという。
  • 同値どうちbiconditional PQ は、P,Q真理値しんりち一致いっちするとき、かつそのときにかぎしんである。

4真理値表しんりちひょう

真理値表しんりちひょうTruth table とは、構成要素こうせいようそとなる命題めいだい真理値しんりちのすべての組合くみあわせについて、論理式ろんりしき真理値しんりち列挙れっきょしたひょうである。ふたつの命題めいだいからなる基本的きほんてき論理式ろんりしきは、つぎひょう定義ていぎされる。

\begin{array}{c|c|c|c|c|c} P&Q&P\land Q&P\lor Q&P\to Q&P\leftrightarrow Q\\ \hline \mathrm{T}&\mathrm{T}&\mathrm{T}&\mathrm{T}&\mathrm{T}&\mathrm{T}\\ \mathrm{T}&\mathrm{F}&\mathrm{F}&\mathrm{T}&\mathrm{F}&\mathrm{F}\\ \mathrm{F}&\mathrm{T}&\mathrm{F}&\mathrm{T}&\mathrm{T}&\mathrm{F}\\ \mathrm{F}&\mathrm{F}&\mathrm{F}&\mathrm{F}&\mathrm{T}&\mathrm{T} \end{array}

PQ について、前件ぜんけん Pであるふたつのぎょうでは含意がんいしんである。これは、PQ因果関係いんがかんけい主張しゅちょうする表現ひょうげんではなく、「Pしんなのに Qとなる反例はんれい存在そんざいしない」という条件じょうけんだからである。

5恒真式こうしんしき矛盾式むじゅんしき論理同値ろんりどうち

恒真式こうしんしきTautology とは、構成要素こうせいようそ真理値しんりちにかかわらずつねしんとなる論理式ろんりしきである。矛盾式むじゅんしきContradiction とは、つねとなる論理式ろんりしきである。たとえば、P[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"neg\")")]P恒真式こうしんしきであり、P[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"neg\")")]P矛盾式むじゅんしきである。

ふたつの論理式ろんりしき A,B が、すべての真理値しんりち割当わりあてにおいて同一どういつ真理値しんりちをもつとき、AB論理同値ろんりどうちlogically equivalentであるといい、AB表記ひょうきする。これは、AB恒真式こうしんしきであることと同値どうちである。れいとして、含意がんい

PQ[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"neg\")")]PQ

変形へんけいできる。

6含意がんい方向ほうこう必要十分条件ひつようじゅうぶんじょうけん

PQ において、PQ十分条件じゅうぶんじょうけんsufficient conditionであり、QP必要条件ひつようじょうけんnecessary conditionである。すなわち、P成立せいりつQ成立せいりつ保証ほしょうし、P成立せいりつするためには Q必要ひつようである。

QPPQぎゃくconverseであり、一般いっぱんにはもと含意がんいから導出どうしゅつできない。これにたいし、[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"neg\")")]Q[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"neg\")")]P対偶たいぐうcontrapositiveであり、

PQ[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"neg\")")]Q[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"neg\")")]P

成立せいりつする。変数へんすうふく条件じょうけん P(x),Q(x) について、考察対象こうさつたいしょうのすべての xP(x)Q(x)Q(x)P(x)成立せいりつするとき、P(x)Q(x)恒真こうしんとなり、P(x)Q(x)必要十分条件ひつようじゅうぶんじょうけんnecessary and sufficient conditionである。単一たんいつ真理値割当しんりちわりあてふたつの含意がんいがともにしんであることだけでは、この関係かんけい導出どうしゅつできない。

7れい

整数せいすう nたいし、P(n) を「n は 4 の倍数ばいすうである」、Q(n) を「n偶数ぐうすうである」とする。P(n),Q(n)n指定していするまで命題めいだいではなく、整数せいすう真理値しんりち対応たいおうさせる述語じゅつごpredicateである。すべての整数せいすう n について P(n)Q(n)成立せいりつするため、「4 の倍数ばいすうであること」は「偶数ぐうすうであること」の十分条件じゅうぶんじょうけんである。一方いっぽうQ(2)しんP(2)であるため、n=2Q(n)P(n)反例はんれいである。

8要点ようてん

  • 論理結合子ろんりけつごうし意味いみは、自然言語しぜんげんご印象いんしょうではなく真理値表しんりちひょうによって確定かくていする。
  • 恒真式こうしんしき矛盾式むじゅんしきは、それぞれすべてのぎょうしんまたはとなる論理式ろんりしきである。
  • 論理同値ろんりどうちは、すべての真理値しんりち割当わりあてにおける一致いっち意味いみする。
  • PQ では P十分条件じゅうぶんじょうけんQ必要条件ひつようじょうけんであり、ぎゃく対偶たいぐう混同こんどうしてはならない。

9関連かんれんリンク

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