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双対空間と共ベクトルmd 5fefab2
lecture/math/exterior-algebra/双対空間と共ベクトル-講義.n.md
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双対空間そうついくうかんきょうベクトル

date2026-04-23description双対空間と共ベクトルを、ベクトルへ数を対応させる線形汎関数として導入する。prerequisitesベクトル空間と基底 / 線形写像と行列type講義statusactiverelateddata/lecture/math/linear-algebra/ベクトル空間と基底-講義.n.md / data/lecture/math/exterior-algebra/多重線形写像と交代写像-講義.n.md
mathexterior-algebradual-spacelecture

導入どうにゅう

このページの核心かくしんは、ベクトルを直接ちょくせつはか対象たいしょうとしてきょうベクトルを導入どうにゅうし、微分形式びぶんけいしき土台どだいつくることである。

用語ようご定義ていぎ

双対空間そうついくうかんDual space は、ベクトル空間くうかん V からたい F への線形写像せんけいしゃぞう全体ぜんたい V*=Hom(V,F) である。

きょうベクトルCovector は、ベクトルを入力にゅうりょくとしてかずかえ線形汎関数せんけいはんかんすうである。

方針ほうしん

ベクトルが方向ほうこう変位へんいあらわすなら、きょうベクトルはそのベクトルから成分せいぶん仕事しごとのような数値すうち抽出ちゅうしゅつする。座標関数ざひょうかんすう dx,dy,dz基本的きほんてききょうベクトルとして解釈かいしゃくできる。

具体例ぐたいれい

ω(x,y)=3x-2yR2 じょうきょうベクトルである。ベクトル (1,4)たいして

ω(1,4)=3-8=-5

かえす。

dual basis

基底きてい e1,,enたいして、双対基底そうついきてい ε1,,εn

εi(ej)=δij

定義ていぎされる。座標空間ざひょうくうかんでは、dx,dy,dz標準基底ひょうじゅんきていたいする双対基底そうついきていとしてはたらく。

れいとして R3標準基底ひょうじゅんきていe1,e2,e3 とする。dx(e1)=1dx(e2)=0dx(e3)=0 である。つまり dx はベクトルの第一成分だいいちせいぶん抽出ちゅうしゅつするきょうベクトルである。同様どうようdy,dz第二だいに第三成分だいさんせいぶん抽出ちゅうしゅつする。

ぎょうベクトルとの対応たいおう

座標ざひょう固定こていすると、きょうベクトルはぎょうベクトルとして表現ひょうげんされる。れつベクトル vたいして、ぎょうベクトル ωωvかえす。この表現ひょうげん基底きてい依存いぞんするが、きょうベクトルそのものは線形汎関数せんけいはんかんすうである。

微分びぶんとの接続せつぞく

スカラー関数かんすう fてん p における微分びぶん dfp は、せつベクトルを入力にゅうりょくとして方向微分ほうこうびぶんかえきょうベクトルである。したがって dfp(v) は「p から v 方向ほうこううごいたときの一次変化いちじへんか」をあらわす。

f(x,y)=x2yp=(1,2) とする。このとき

dfp=4dx+1dy

である。ベクトル v=(3,-1)たいして

dfp(v)=4·3+1·(-1)=11

となる。これは p から v 方向ほうこう微小びしょう移動いどうしたときの一次近似いちじきんじ変化率へんかりつである。

ベクトルときょうベクトルの比較ひかく

対象たいしょう入力にゅうりょく出力しゅつりょく座標表示ざひょうひょうじ
ベクトルなし方向ほうこう変位へんいれつベクトル
きょうベクトルベクトルかずぎょうベクトル

内積ないせきがある場合ばあい、ベクトル a から va·v というきょうベクトルをつくれる。しかしこれは内積ないせき選択せんたくしたあと同一視どういつしであり、内積ないせきのない一般いっぱんのベクトル空間くうかんでは自動的じどうてきではない。

仕事しごととしてのれい

ちから変位へんい vたいして仕事しごと W=ω(v)あたえるとき、ω変位へんいから数値すうち抽出ちゅうしゅつするきょうベクトルとして解釈かいしゃくできる。内積ないせきもちいればちからベクトル FW=F·vけるが、形式けいしき立場たちばでは仕事しごとかえ線形汎関数せんけいはんかんすう本体ほんたいである。

転置てんちとの関係かんけい

線形写像せんけいしゃぞう A:VW があると、きょうベクトルは逆向ぎゃくむきにうつる。すなわち W*げんV*げんおく写像しゃぞう転置写像てんちしゃぞうである。この逆向ぎゃくむきの性質せいしつが pullback の入口いりぐちになる。

よくあるあやま

  • ベクトルときょうベクトルを同一視どういつしする。
  • 内積ないせきがない状況じょうきょうであっても、ベクトルときょうベクトルを自動的じどうてき対応たいおうさせる。
  • dx微小量びしょうりょうだけとしてあつかい、線形汎関数せんけいはんかんすうとしての意味いみ確認かくにんしない。

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