markdown
図形と方程式の基本md 4ea9690
lecture/math/geometry/図形と方程式の基本-講義.n.md
Download as PDF
図形と方程式の基本
mathgeometryhighschoollecture
導入
この講義で最重要なのは、図形の条件を「点 P(x,y) が何を満たすか」という式へ直すことです。
図形と方程式で混乱しやすいのは、直線や円の公式を覚えても、「この式はどの点の集まりを表しているのか」が見えないことです。この講義では、点の満たす条件から図形を作る見方を中心にします。
用語と定義
軌跡 とは、ある条件を満たす点の集まりです。
距離 は、2 点 A(x_1,y_1), B(x_2,y_2) に対して
AB=\sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2}
で与えられます。
方針
まず点 P(x,y) を置き、その点が満たす条件を式にします。そのあと、得られた式を整理して、直線なのか円なのか、あるいは別の図形なのかを読み取ります。
直感的な説明
直線も円も、「点がどういう条件を満たすか」で決まります。たとえば円は「ある 1 点からの距離が一定」な点の集まりです。この言葉をそのまま式にしたものが円の方程式です。
厳密な説明
1. 直線
直線 y=mx+n は、x を 1 つ決めると y が 1 つに決まる点の集まりです。傾き m と切片 n は、向きと高さを表します。
2. 円
中心 C(a,b)、半径 r の円は、「P(x,y) が C からの距離 r を満たす」という条件から
\sqrt{(x-a)^2+(y-b)^2}=r
を得ます。これを二乗して
\boxed{(x-a)^2+(y-b)^2=r^2}
です。
3. 平方完成で中心を読む
x^2+y^2-2x+4y-4=0
のような式は、そのままでは図形が見えにくいですが、
x^2-2x=(x-1)^2-1,\qquad y^2+4y=(y+2)^2-4
と変形すると
(x-1)^2+(y+2)^2=9
となり、中心 (1,-2) 、半径 3 の円だと分かります。
別の見方
図形としては「距離が一定」「傾きが一定」という条件を見る分野です。計算としては、点 P(x,y) を置いて条件を式へ落とす分野です。この 2 つを往復できると、軌跡や領域も扱いやすくなります。
見分け方
- 点が動く問題では、まず P(x,y) を置いて条件を書きます。
- x^2 と y^2 が対称的に出てきたら、円を疑います。
- 平方完成をすると中心や半径が読み取れる形が見えます。
最終形
\boxed{(x-a)^2+(y-b)^2=r^2}
一言でいうと
- 図形と方程式では、点の条件を式に直せるかが核心です。