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相関と回帰の入口md f1c59dc
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相関と回帰の入口
mathstatisticshighschoollecture
1導入
この講義で中心に置く発想は、2 変量の統計では、平均や分散を別々に見るだけでなく、「2 つが一緒にどう動くか」を見る必要があるということである。
2用語と定義
散布図 は、2 つの量の組を平面に打った図である。
相関係数 は、2 変量の直線的な結びつきの強さを表す量である。
回帰直線 は、散布図の傾向を 1 本の直線で近似するものである。
3方針
まず散布図で全体の形を見て、そのあと相関係数で強さを、回帰直線で傾向を表する。
4直感的な説明
身長と体重のように、一方が大きいと他方も大きくなりやすい組がある。この「一緒に増えるか」「逆に動くか」「関係が薄いか」を見るのが相関である。
5厳密な説明
相関係数 r は -1 から 1 の間の値を取る。r が 1 に近ければ強い正の相関、-1 に近ければ強い負の相関、0 に近ければ直線的な関係は弱いと見る。
回帰直線は、各点から直線までのずれをできるだけ小さくするように引かれる。これによって、一方の値から他方の傾向を読み取りやすくなる。
6具体例
勉強時間と得点の散布図が右上がりなら、「長く勉強した人ほど高得点になりやすい」という傾向が見える。ただし、これだけで因果関係が証明されるわけではない。
7見分け方
- 2 種類の量が同時に与えられているなら、まず散布図を考える
- 一緒に増えるかどうかを見たいなら相関
- 値から傾向を予測したいなら回帰
8どこまで成立するか
相関があることと因果関係があることは別である。また、相関係数が捉えるのは主に直線的な関係である。