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交流回路の基本md 08b7876
lecture/physics/electromagnetism/交流回路の基本-講義.n.md
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交流回路こうりゅうかいろ基本きほん

date2026-03-28description交流回路を、位相差と実効値を軸に整理し、コイルとコンデンサーの式がどこから出るか導きながら説明します。prerequisites電流と回路 / コンデンサー / 微分法の基本type講義statusactiverelateddata/lecture/physics/electromagnetism/電流と回路-講義.n.md / data/lecture/physics/electromagnetism/コンデンサー-講義.n.md
physicselectromagnetismhighschoollecture

導入どうにゅう

この講義こうぎ最重要さいじゅうようなのは、直流ちょくりゅう抵抗回路ていこうかいろちがって、交流こうりゅうでは位相いそうのずれまで必要ひつようがあることです。

用語ようご定義ていぎ

実効値じっこうちEffective value は、交流こうりゅうおな発熱効果はつねつこうかをもつ直流ちょくりゅうえたあたいです。

容量ようりょうリアクタンスCapacitive reactance

XC=1ωC

です。

誘導ゆうどうリアクタンスInductive reactance

XL=ωL

です。

方針ほうしん

交流回路こうりゅうかいろでは、直流ちょくりゅうのように「おおきさだけ」をてもりません。時間じかんによって電圧でんあつ電流でんりゅうれるので、「どちらがどれだけさき変化へんかするか」まで必要ひつようがあります。

したがって、まず発熱効果はつねつこうかから実効値じっこうちみちびき、そのあとコイルでは v=L[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]didt、コンデンサーでは q=Cvi=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]dqdt からリアクタンスをします。

data/lecture/physics/electromagnetism/電流と回路-講義.n.md data/lecture/physics/electromagnetism/コンデンサー-講義.n.md

直感的ちょっかんてき説明せつめい

抵抗ていこうはその電流でんりゅうながし、コイルは電流でんりゅう変化へんかきらい、コンデンサーは電圧でんあつ変化へんかきらいます。だから交流こうりゅうではおな振動しんどうでも位相いそうがずれます。

厳密げんみつ説明せつめい

1. 実効値じっこうち

V=V0sinωt

交流こうりゅう抵抗ていこう R にかけると、

p=V2R=V02Rsin2ωt

です。交流こうりゅうでは発熱はつねつ平均へいきんたいので、1 周期しゅうき平均へいきんをとると

p_=V02Rsin2ωt_

となります。ここで sin2ωt_=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]12 だから

p_=V022R

です。

いま、おな抵抗ていこう直流ちょくりゅう Veff をかけたときの電力でんりょく

p_=Veff2R

です。これが交流こうりゅうおな発熱効果はつねつこうかをもつように定義ていぎした電圧でんあつなので、

Veff2R=V022R

より

Veff=V02

ます。同様どうよう

Ieff=I02

です。

ここで大事だいじなのは、実効値じっこうち最大値さいだいちそのものではなく、「おな発熱効果はつねつこうかをもつ直流ちょくりゅう」として定義ていぎされることです。だから交流こうりゅう直流ちょくりゅう比較ひかくするとき、自然しぜんあらわれるりょう実効値じっこうちです。

2. リアクタンス

コイルでは

v=Ldidt

です。いま

i=I0sinωt

とすると

didt=ωI0cosωt=ωI0sin(ωt+π2)

なので

v=ωLI0sin(ωt+π2)

です。したがって電圧でんあつ振幅しんぷくV0=ωLI0 であり、直流ちょくりゅうV=RI対応たいおうするとして

XL=ωL

定義ていぎできます。

ここで大事だいじなのは、コイルは電流でんりゅうそのものではなく「電流でんりゅう変化へんか」に反応はんのうするということです。だから変化へんかはやい、つまり ωおおきいほどおおきな電圧でんあつ必要ひつようになり、XLおおきくなります。

コンデンサーでは

q=Cv,i=dqdt

です。いま

v=V0sinωt

なら

q=CV0sinωt

だから

i=dqdt=ωCV0cosωt=ωCV0sin(ωt+π2)

です。よって電流でんりゅう振幅しんぷくI0=ωCV0 であり、

V0I0=1ωC

なので

XC=1ωC

です。

こちらでは、コンデンサーは電圧でんあつわると電荷でんかえることで電流でんりゅうながれます。したがって変化へんかはやいほどながれやすくなり、XCちいさくなります。

3. 具体例ぐたいれい

振動数しんどうすうおおきいほど XLおおきく、XCちいさくなります。したがって高周波こうしゅうはではコイルはながれにくく、コンデンサーはながれやすくなります。

見分みわかた

  • 交流こうりゅう実効値じっこうち、コイル、コンデンサーがたら、まず位相いそうとリアクタンスをうたがいます。
  • 周波数しゅうはすうわるとどうなるか、をわれたら XL=ωLXC=1ωCます。

どこまでつか

ここで使つかった XL=ωLXC=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]1ωC は、正弦波せいげんは定常交流ていじょうこうりゅう前提ぜんていにした整理せいりです。過渡現象かどげんしょうや、正弦波せいげんはでない波形はけいでは、そのまま単純たんじゅんな「抵抗ていこうのようなりょう」としてあつかうと誤解ごかいしやすいです。

また、リアクタンスは直流ちょくりゅう抵抗ていこうおなじではありません。位相差いそうさ本質ほんしつなので、電力でんりょく合成ごうせいかんがえるときはおおきさだけでなく位相いそうまで必要ひつようがあります。

最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]Veff=V02
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]XL=ωL,XC=1ωC

一言ひとことでいうと

  • 交流回路こうりゅうかいろでは、おおきさだけでなく位相いそうます。

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