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原子と量子の入口md 7a3e440
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原子と量子の入口
physicsmodernhighschoollecture
導入
この講義で最重要なのは、原子の世界ではエネルギーが連続的ではなく、飛び飛びの値を取る、という見方です。
用語と定義
光子 は、光のエネルギーの粒で、
E=h\nu
です。
仕事関数 は、金属から電子を取り出すのに必要な最小エネルギーです。
方針
高校物理では、光電効果と原子の線スペクトルを通して、「エネルギーが量子化されている」と見ます。
大切なのは、光を「波なのか粒なのか」と二者択一で考えないことです。高校物理の範囲では、光電効果では粒子的な面が、干渉や回折では波動的な面が前面に出る、と整理すると混乱しにくいです。
直感的な説明
古典的には、光を強くすれば電子はもっと飛び出しやすくなる、と考えたくなります。ところが光電効果では、強さより振動数のほうが決定的です。これは、光が連続的にエネルギーを渡すのではなく、光子 1 個ずつ h\nu のエネルギーを持つと考えると理解しやすくなります。
線スペクトルも同じで、原子がどんな色でも出せるなら連続スペクトルになるはずですが、実際には限られた波長だけが現れます。これは原子の内部で許されるエネルギーが飛び飛びだからです。
厳密な説明
1. 光電効果
光子 1 個のエネルギーは
E=h\nu
です。したがって電子が飛び出すには
h\nu=W+K_{\max}
が成り立ちます。
2. 線スペクトル
原子が特定の波長だけを出すのは、許されたエネルギー準位の差だけが光として現れるからです。
エネルギー準位を E_n とすれば、準位 m から n への遷移で出る光は
h\nu=E_m-E_n
を満たします。したがって出る光の色は、準位の差で決まります。
3. 具体例
振動数を上げると光子 1 個あたりのエネルギーは大きくなります。だから光を強くするだけでは出なかった電子が、振動数を上げると出ることがあります。
見分け方
- 光電効果、線スペクトル、ボーア模型が出たら、まず「エネルギーが飛び飛びか」を考えます。
- 光の強さを変えても電子が出ないのに、振動数を変えると出るなら、光電効果です。
- 離散的な波長や色が問われたら、準位の差を見ます。
最終形
\boxed{E=h\nu}
\boxed{h\nu=W+K_{\max}}
\boxed{h\nu=E_m-E_n}
一言でいうと
- 原子と量子の世界では、エネルギーは連続ではなく離散的です。