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熱力学第一法則md 21e22d9
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熱力学ねつりきがく第一法則だいいちほうそく

date2026-07-14document_iddoc_aa841c5747344885e41ede38675f7227description熱力学第一法則を経験法則として置き、熱・仕事・内部エネルギーの符号規約、p-V仕事、等積・等温・断熱変化を整理する講義である。prerequisites熱と気体 / 熱容量と比熱の基本 / 仕事と力学的エネルギーtype講義statusactiverelateddata/lecture/physics/thermodynamics/thermodynamics-portal.lecture.n.md / data/lecture/physics/thermodynamics/heat-and-gases.lecture.n.md / data/lecture/physics/thermodynamics/heat-capacity-and-specific-heat-basics.lecture.n.md
physicsthermodynamicsfirst-lawlecture

1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、ねつ Q仕事しごと W内部ないぶエネルギー Uおなじエネルギーでも役割やくわりける方法ほうほう説明せつめいする。

内部ないぶエネルギーはけい状態量じょうたいりょうである。ねつ仕事しごとは、けい境界きょうかいとおって移動いどうするエネルギーであり、経路けいろ依存いぞんする。第一法則だいいちほうそくは、この 3 つの収支しゅうしいたエネルギー保存則ほぞんそくである。

2用語ようご定義ていぎ

この講義こうぎでは、けいはいねつQ>0けい外部がいぶへする仕事しごとW>0定義ていぎする。

熱力学第一法則ねつりきがくだいいちほうそくfirst law of thermodynamicsとは、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ΔU=Q-W

あらわされるエネルギー保存則ほぞんそくである。

準静的過程じゅんせいてきかていquasi-static processとは、途中とちゅう各状態かくじょうたい圧力あつりょく温度おんどさだまっているとみなせるほど十分じゅうぶんゆっくりした過程かていである。

3方針ほうしん

第一法則だいいちほうそく問題もんだいでは、さき条件じょうけんす。

  1. 等積とうせきなら W=0
  2. 等温とうおん理想気体りそうきたいなら ΔU=0
  3. 断熱だんねつなら Q=0
  4. 循環じゅんかんなら ΔU=0

そのあと

ΔU=Q-W

代入だいにゅうする。

4基本法則きほんほうそく第一法則だいいちほうそく

けいねつ Qはいり、けい外部がいぶ仕事しごと W をしたとき、内部ないぶエネルギーの変化へんか

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ΔU=Q-W

である。

4.1位置いちづけと符号ふごう確認かくにん

これはねつ仕事しごと内部ないぶエネルギーをむす経験的けいけんてき基本法則きほんほうそくとして採用さいようする。この講義こうぎでは、古典力学こてんりきがくから証明しょうめいする命題めいだいとしてはあつかわない。

けいはいるエネルギーは内部ないぶエネルギーをやす。ねつとして Qはいれば、内部ないぶエネルギーを Q だけやすきにはたらく。

一方いっぽうけい外部がいぶ仕事しごと W をすると、そのエネルギーはけいからる。したがって内部ないぶエネルギーを W だけらすきにはたらく。

内部ないぶエネルギーの増加ぞうかを「はいったエネルギー」から「そとたエネルギー」をいたものとして記録きろくするので、

ΔU=Q-W

である。

5関係式かんけいしき 1:準静的じゅんせいてき気体きたい仕事しごと

気体きたい準静的じゅんせいてき体積たいせきVA から VBえるとき、気体きたい外部がいぶへする仕事しごと

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]W=VAVBpdV

である。

5.1証明しょうめい

断面積だんめんせき S のピストンをかんがえる。気体きたい圧力あつりょくp とすると、ピストンにはたらちから

F=pS

である。ピストンが距離きょり dx だけうごくと、気体きたい体積変化たいせきへんか

dV=Sdx

である。微小仕事びしょうしごと

dW=Fdx=pSdx=pdV

である。全仕事ぜんしごとはこれを始状態しじょうたいから終状態しゅうじょうたいまでわせたものなので、

W=VAVBpdV

る。

6整理せいり 2:代表的だいひょうてき状態変化じょうたいへんか

理想気体りそうきたいについて、つぎ成立せいりつする。

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]等積変化ではW=0,ΔU=Q
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]等温変化ではΔU=0,Q=W
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]断熱変化ではQ=0,ΔU=-W

6.1証明しょうめい

等積変化とうせきへんかでは dV=0 なので、関係式かんけいしき 1 より

W=pdV=0

である。第一法則だいいちほうそく代入だいにゅうすると

ΔU=Q

である。

等温変化とうおんへんかでは、理想気体りそうきたい内部ないぶエネルギーは温度おんどだけでまるので、温度おんどわらなければ

ΔU=0

である。第一法則だいいちほうそくより

0=Q-W

だから Q=W である。

断熱変化だんねつへんかでは、ねつ出入でいりがないので

Q=0

である。第一法則だいいちほうそくより

ΔU=-W

である。

7関係式かんけいしき 3:可逆断熱かぎゃくだんねつpVγ=一定

理想気体りそうきたい可逆かぎゃくかつ断熱だんねつ変化へんかし、熱容量比ねつようりょうひ

γ=CpCV

とすると、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]pVγ=一定

である。

7.1証明しょうめい

断熱だんねつなので Q=0 である。第一法則だいいちほうそく

dU=-pdV

となる。1 mol の理想気体りそうきたいでは

dU=CVdT

なので、

CVdT=-pdV

である。さらに pV=RT より

p=RTV

だから、

CVdT=-RTVdV

である。T>0 として両辺りょうへんTると、

CVdTT=-RdVV

である。R=Cp-CV=(γ-1)CV使つかうと、

dTT=-(γ-1)dVV

である。積分せきぶんして

lnT+(γ-1)lnV=一定

る。すなわち

TVγ-1=一定

である。T=pV/R代入だいにゅうすると

pVγ=一定

る。

8単位たんい確認かくにん

pdV単位たんい

[Pa;ML-1T-2][m3;L3]=[J;ML2T-2]

であり、仕事しごと単位たんいである。

9見分みわかた

  • Q,W,ΔUたら第一法則だいいちほうそくてる。
  • 体積たいせき一定いっていなら W=0
  • 理想気体りそうきたい温度おんど一定いっていなら ΔU=0
  • 断熱だんねつなら Q=0
  • 循環じゅんかんなら ΔU=0

10どこまで成立せいりつするか

W=pdVp[PARSE ERROR: Undefined("RBrace")]V 面積めんせきとしてむには、途中とちゅう圧力あつりょくさだまる準静的過程じゅんせいてきかてい必要ひつようである。また pVγ=一定可逆断熱かぎゃくだんねつ理想気体りそうきたいたいするしきである。

11最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ΔU=Q-W
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]W=pdV
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]pVγ=一定可逆断熱

12一言ひとこと

第一法則だいいちほうそくは、ねつ仕事しごと出入でいりを内部ないぶエネルギーの変化へんかとして記録きろくするしきである。

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