markdown
極限と連続-基本演習md f52d7b1
exercise/math/calculus/極限と連続-基本演習.n.md
Download as PDF

極限きょくげんlimit連続れんぞくcontinuity-基本演習きほんえんしゅう

date2026-05-26description極限・片側極限・連続性・ε-δ 論法・中間値定理を、条件確認と境界例に注意して確認する基本演習である。prerequisites極限と連続type問題演習content_typeexercisestatusactiverelateddata/lecture/math/calculus/極限と連続-講義.n.md / data/lecture/math/calculus/微積分ポータル-講義.n.md
mathcalculusexerciselimitcontinuity
data/lecture/math/calculus/極限と連続-講義.n.md

演習方針えんしゅうほうしん

極限きょくげんlimitでは、あたいそのものではなく、入力にゅうりょくちかづくときの出力しゅつりょくちかづきかた確認かくにんする。連続れんぞくcontinuityでは、極限きょくげんlimit存在そんざいし、そのあたい関数値かんすうち一致いっちするかを確認かくにんする。


問題もんだい 1

limx1x2-1x-1

もとめよ。

解答例かいとうれい

x1範囲はんい

x2-1x-1=(x-1)(x+1)x-1=x+1

である。ここでは x-1っているため、x1確認かくにんする。極限きょくげんでは x=1 そのものを代入だいにゅうしていないので、この約分やくぶん使用しようできる。したがって

limx1x2-1x-1=limx1(x+1)=2

である。

解説かいせつ

この問題もんだいは、極限きょくげんlimitではあな位置いちあたいではなく、周辺しゅうへん振舞ふるまいを確認かくにんすることをあつかっている。約分やくぶんx=1 ではゆるされないが、x1過程かていでは x1 としてあつかう。

よくあるあやま

0/0 だから極限きょくげん存在そんざいしない、と判断はんだんするあやまりがある。0/0未定形みていけいであり、変形へんけいして周辺しゅうへん振舞ふるまいを確認かくにんする必要ひつようがある。


問題もんだい 2

f(x)=|x|x(x0)

について、x0片側極限かたがわきょくげんone-sided limitもとめ、limx0f(x)存在そんざいするかを判定はんていせよ。

解答例かいとうれい

x>0 では |x|=x なので

f(x)=1

である。したがって

limx0+f(x)=1

である。一方いっぽうx<0 では |x|=-x なので

f(x)=-1

である。したがって

limx0-f(x)=-1

である。右極限みぎきょくげん左極限ひだりきょくげん一致いっちしないため、limx0f(x)存在そんざいしない。

解説かいせつ

片側極限かたがわきょくげんone-sided limitは、左右さゆうからちかづく経路けいろ分離ぶんりして確認かくにんする道具どうぐである。極限きょくげんlimit存在そんざいするには、両側りょうがわ片側極限かたがわきょくげんone-sided limit一致いっちする必要ひつようがある。

よくあるあやま

x=0定義域ていぎいきふくまれないことだけで極限きょくげん存在そんざいしない、と判断はんだんしてはならない。関数値かんすうち未定義みていぎでも、左右さゆうからのちかづきかた一致いっちすれば極限きょくげんlimit存在そんざいしうる。


問題もんだい 3

f(x)= \begin{cases} \dfrac{x^2-a^2}{x-a} & (x\ne a),\\ 2a & (x=a) \end{cases}

x=a連続れんぞくcontinuousであることをしめせ。

解答例かいとうれい

xa範囲はんい

x2-a2x-a=(x-a)(x+a)x-a=x+a

である。ここでは x-aるため、xa確認かくにんする。したがって

limxaf(x)=limxa(x+a)=2a

である。一方いっぽう定義ていぎより f(a)=2a である。よって

limxaf(x)=f(a)

となり、fx=a連続れんぞくcontinuousである。

解説かいせつ

連続れんぞくcontinuityは、ちかづいたさき極限きょくげんlimitと、そのてんでの関数値かんすうち一致いっちするという性質せいしつである。この問題もんだいでは、あな適切てきせつあたいめると連続れんぞくcontinuousになる。

よくあるあやま

x=a にそのまま代入だいにゅうして 0/0 として終了しゅうりょうするあやまりがある。連続性れんぞくせいcontinuityでは、関数値かんすうち極限きょくげんlimit別々べつべつ確認かくにんしてから比較ひかくする。


問題もんだい 4

f(x)=3x+2 について、limx1f(x)=5ε-δ 論法ろんぽうしめせ。

解答例かいとうれい

任意にんいε>0る。0<|x-1|<δ とすると、

|f(x)-5|=|3x+2-5|=3|x-1|

である。3|x-1|<ε としたいので、δ=ε/3えらべばよい。このとき

0<|x-1|<δ|f(x)-5|<3δ=ε

である。よって limx1(3x+2)=5 である。

解説かいせつ

ε出力側しゅつりょくがわ許容誤差きょようごさであり、δ入力側にゅうりょくがわ許容幅きょようはばである。この問題もんだいでは、出力側しゅつりょくがわ誤差ごさ入力側にゅうりょくがわ誤差ごさの 3 ばいになるため、δ=ε/3設定せっていする。

よくあるあやま

δさき固定こていしてから εめてしまうあやまりがある。極限きょくげんlimit定義ていぎでは、任意にんいε>0たいして、それにおうじる δ>0えらぶ。


問題もんだい 5

f(x)=x3-x-1 について、区間くかん [1,2]実数解じっすうかい存在そんざいすることを中間値定理ちゅうかんちていりintermediate value theoremしめせ。

解答例かいとうれい

f多項式たこうしきなので [1,2]連続れんぞくcontinuousである。また、

f(1)=1-1-1=-1,f(2)=8-2-1=5

である。0-15あいだにある。したがって中間値定理ちゅうかんちていりintermediate value theoremより、ある c(1,2)存在そんざいして

f(c)=0

たす。

解説かいせつ

中間値定理ちゅうかんちていりintermediate value theorem使用しようするには、区間くかんでの連続性れんぞくせいcontinuityと、端点たんてんあたい目標値もくひょうちはさむことを確認かくにんする。この問題もんだいは、かい直接ちょくせつ計算けいさんせずに存在そんざいだけを保証ほしょうする方法ほうほう確認かくにんしている。

よくあるあやま

端点たんてん符号ふごうだけを確認かくにんし、連続性れんぞくせいcontinuity確認かくにんしないあやまりがある。中間値定理ちゅうかんちていりintermediate value theorem連続れんぞくcontinuous関数かんすうたいする定理ていりである。

関連講義かんれんこうぎ

data/lecture/math/calculus/極限と連続-講義.n.md data/lecture/math/calculus/微分法の基本-講義.n.md
raw .n.md をコピー
loc をコピー (filepath:line ~ line)
copy share link
path をコピー
copy share link
copy share link
タブを全て閉じる