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ブール代数の基本md c719f41
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ブール代数Boolean algebra基本きほん

document_iddoc_f2c1125c4185993d00a57c7b4f3e09detitleブール代数の基本 講義type講義content_typelecturedate2026-07-01categorymathdescription命題論理、集合演算、べき集合の束をつなぐブール代数の基本を説明する。prerequisites集合演算 / 論理演算 / 半順序関係 / 束の基本relateddata/lecture/math/discrete-math/discrete-mathematics-portal.lecture.n.md / data/lecture/math/discrete-math/propositions-predicates-and-quantifiers.lecture.n.md / data/lecture/math/discrete-math/power-set-basics.lecture.n.md / data/lecture/math/discrete-math/lattice-basics.lecture.n.md / data/exercise/math/discrete-math/order-isomorphisms-and-boolean-algebras.exercise.n.md

ブール代数Boolean algebraは、論理ろんりlogic集合演算しゅうごうえんざんset operationおなかたちあつかうための構造こうぞうである。命題めいだいpropositionの「かつ」「または」「でない」と、集合しゅうごうset共通部分きょうつうぶぶんintersection和集合わしゅうごうunion補集合ほしゅうごうcomplement対応たいおうしている。

data/lecture/math/discrete-math/propositions-predicates-and-quantifiers.lecture.n.md data/lecture/math/discrete-math/lattice-basics.lecture.n.md

1用語ようご定義ていぎ

そくlattice (B,,)最小元さいしょうげん 0最大元さいだいげん 1ち、任意にんいx,y,zB について

x(yz)=(xy)(xz),
x(yz)=(xy)(xz)

という 2 つの分配律ぶんぱいりつdistributive lawたすとする。さらにかく xB に、

xx=0,xx=1

たす補元ほげんcomplement xそなえるとき、(B,,,,0,1)ブール代数だいすうBoolean algebraという。つまり、ブール代数だいすうBoolean algebra補元ほげん有界分配束ゆうかいぶんぱいそくbounded distributive latticeである。このあとで、これらの公理こうりから補元ほげん一意いちいであることを証明しょうめいする。

2述語じゅつご真理集合しんりしゅうごうとの対応たいおう

全体集合ぜんたいしゅうごうuniversal set U固定こていし、U うえ述語じゅつご P(x),Q(x)かんがえる。P真理集合しんりしゅうごうtruth set

SP={xUP(x)}

とし、同様どうようSQ={xUQ(x)} とする。

とする。このとき、論理演算ろんりえんざん集合演算しゅうごうえんざんつぎのように対応たいおうする。

論理式ろんりしき真理集合しんりしゅうごう
PQSPSQ
PQSPSQ
¬PUSP
PQ(USP)SQ
PQ(SPSQ)((USP)(USQ))

この対応たいおうにより、論理式ろんりしき変形へんけい集合演算しゅうごうえんざんとしてむことができる。とくに PQ がすべての xUしんであることは SPSQ同値どうちであり、PQ がすべての xUしんであることは SP=SQ同値どうちである。

3冪集合べきしゅうごうpower setブール代数Boolean algebraになる

任意にんい集合しゅうごう Uたいして、冪集合べきしゅうごうpower set [PARSE ERROR: Undefined("Command(\"mathcal\")")]P(U) は、包含順序ほうがんじゅんじょ和集合わしゅうごう共通部分きょうつうぶぶん補集合ほしゅうごうによってブール代数Boolean algebraになる。

XY=XY
XY=XY
X=UX

ここで むすjoinまじわりmeet'補元ほげんあらわす。したがって、論理ろんり,,¬ は、このれいではそれぞれ ,,U(-)対応たいおうする。

このれいでは 0=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"varnothing\")")]1=U である。和集合わしゅうごう共通部分きょうつうぶぶんは 2 つの分配律ぶんぱいりつたし、X=UXXX=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"varnothing\")")]XX=Uたす。したがって、うえブール代数だいすうBoolean algebra定義ていぎをすべてたす。

data/lecture/math/discrete-math/power-set-basics.lecture.n.md

4ド・モルガンの法則De Morgan's laws

ド・モルガンの法則De Morgan's lawsは、否定ひていが「かつ」と「または」をえることをあらわす。

論理ろんりでは

¬(PQ)(¬P)(¬Q)
¬(PQ)(¬P)(¬Q)

である。集合しゅうごうでは

U(AB)=(UA)(UB)
U(AB)=(UA)(UB)

である。

5なに抽象化ちゅうしょうかしているか

ブール代数Boolean algebraは、対象たいしょう命題めいだいなのか集合しゅうごうなのかをいったんわすれて、演算えんざんたす法則ほうそくだけをる。保存ほぞんされるのは、むすび、まじわり、補元ほげん最大元さいだいげん最小元さいしょうげんかんする構造こうぞうである。

この抽象化ちゅうしょうかにより、論理回路ろんりかいろ集合族しゅうごうぞく条件分岐じょうけんぶんき検索条件けんさくじょうけんわせをおな形式けいしきあつかえる。

具体的ぐたいてき命題めいだいproposition集合しゅうごうsetえても、おなむすjoinまじわりmeet補元ほげんcomplement法則ほうそく計算けいさんできることが要点ようてんである。対象たいしょうそのものではなく、演算えんざん保存ほぞんする構造こうぞうている。

6証明しょうめい補足ほそく補元ほげんcomplement一意性いちいせい

ブール代数だいすうBoolean algebrax補元ほげんcomplement一意いちいであることをしめす。yz がどちらも x補元ほげんだとする。つまり

xy=0,xy=1,xz=0,xz=1

である。このとき

y=y1=y(xz)=(yx)(yz)=0(yz)=yz[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"le\")")]z.

おな議論ぎろんz[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"le\")")]yしたがうので、反対称性はんたいしょうせいantisymmetryより y=z である。

7証明しょうめい補足ほそくド・モルガンの法則De Morgan's laws

補元ほげんcomplement一意性いちいせい使つかうと、ド・モルガンの法則ほうそくDe Morgan's laws見通みとおしよく証明しょうめいできる。たとえば xy補元ほげんxy であることをしめせばよい。

(xy)(xy)=((xy)x)((xy)y)=0,
(xy)(xy)=(xxy)(yxy)=1.

よって補元ほげん一意性いちいせいから

(xy)=xy

である。おな方法ほうほう(xy)=xyられる。

8演習えんしゅうリンクとまとめ

data/exercise/math/discrete-math/order-isomorphisms-and-boolean-algebras.exercise.n.md

ブール代数Boolean algebraは、論理ろんり集合演算しゅうごうえんざんをつなぐ構造こうぞうである。冪集合べきしゅうごうpower set標準的ひょうじゅんてきブール代数Boolean algebraれいであり、ド・モルガンの法則De Morgan's lawsはその中心ちゅうしんてき計算けいさん法則ほうそくである。

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