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代数学だいすうがく基本定理きほんていり

date2026-07-14document_iddoc_91b0331143ca1267f45dde812891ae52description代数学の基本定理を、複素数まで広げると多項式が一次因数へ分解できるという視点から整理する講義である。prerequisites多項式 / 複素数と複素平面 / 剰余の定理と因数定理type講義content_typelecturestatusactiverelateddata/lecture/math/algebra/polynomials.lecture.n.md / data/lecture/math/algebra/complex-numbers-and-complex-plane.lecture.n.md / data/lecture/math/algebra/remainder-and-factor-theorems.lecture.n.md / data/lecture/math/algebra/polynomial-factorization.lecture.n.md
mathalgebrapolynomialcomplexlecture

1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、複素数ふくそすうまでかず範囲はんいひろげると、0 でない定数ていすうでない多項式たこうしきかならこんつ、ということを説明せつめいする。

実数じっすうだけでは

x2+1=0

かいたない。しかし複素数ふくそすうでは i-iこんつ。このように、複素数ふくそすう多項式方程式たこうしきほうていしきくためにじた世界せかいになっている。

data/lecture/math/algebra/complex-numbers-and-complex-plane.lecture.n.md

2定理ていり 1:代数学だいすうがく基本定理きほんていり

2.1仮定かてい

P(z)複素数係数ふくそすうけいすうの 1 以上いじょう多項式たこうしきとする。

2.2結論けつろん

複素数ふくそすう α存在そんざいして、

P(α)=0

となる。

2.3証明しょうめいについて

この定理ていり完全かんぜん証明しょうめいには、複素解析ふくそかいせき位相いそう道具どうぐ使つかうのが普通ふつうである。このページでは、定理ていりそのものを道具どうぐとして使つかい、因数分解いんすうぶんかいへの帰結きけつ証明しょうめいする。

3けい 1:複素数ふくそすうでは一次因数いちじいんすう分解ぶんかいできる

3.1仮定かてい

P(z)複素数係数ふくそすうけいすうn 多項式たこうしきとし、最高次係数さいこうじけいすうa とする。ただし n[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"ge\")")]1 とする。

3.2結論けつろん

複素数ふくそすう α1,,αn存在そんざいして、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]P(z)=a(z-α1)(z-α2)(z-αn)

ける。

3.3証明しょうめい

次数じすう n について帰納法きのうほうしめす。

n=1 では、P(z)=az+b=a(z+b/a)けるので成立せいりつする。

n[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"ge\")")]2 とする。代数学だいすうがく基本定理きほんていりより、P(α1)=0 となる複素数ふくそすう α1存在そんざいする。因数定理いんすうていりより、

P(z)=(z-α1)Q(z)

ける。ここで Q(z)n-1 多項式たこうしきで、最高次係数さいこうじけいすうa である。

帰納法きのうほう仮定かていQ使つかうと、

Q(z)=a(z-α2)(z-αn)

ける。したがって

P(z)=a(z-α1)(z-α2)(z-αn)

である。□

data/lecture/math/algebra/remainder-and-factor-theorems.lecture.n.md

4重根じゅうこん重複度ちょうふくど

おなこん複数回ふくすうかいあらわれることがある。たとえば

P(z)=(z-2)3(z+1)

では、2 は 3 かいあらわれる。こん 2 の重複度ちょうふくどは 3 である。

n 多項式たこうしきは、重複度ちょうふくどめて n 複素根ふくそこんつ。

5実数係数じっすうけいすう場合ばあい

実数係数じっすうけいすう多項式たこうしきでも、複素数ふくそすうまでひろげれば一次因数いちじいんすう分解ぶんかいできる。ただし実数係数じっすうけいすうだけで分解ぶんかいするなら、複素共役ふくそきょうやくこんくみになって二次因数にじいんすうつくる。

たとえば

x2+1=(x-i)(x+i)

だが、実数係数じっすうけいすうでは x2+1 はこれ以上いじょう一次式いちじしきには分解ぶんかいできない。

6一言ひとことでいうと

代数学だいすうがく基本定理きほんていりは、複素数ふくそすう世界せかいでは多項式たこうしきこんち、最終的さいしゅうてきには一次因数いちじいんすうせき分解ぶんかいできる、という定理ていりである。

7関連かんれんリンク

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