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複素積分の基本md 69007be
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複素積分ふくそせきぶん基本きほん

date2026-07-14document_iddoc_58f83072684c0e9e665f1062c591f1c0description複素積分の基本を、経路に沿って複素関数を積分する見方から導入し、コーシーの積分定理と積分表示の意味まで説明する。prerequisites複素解析の入口 / 積分法の基本 / 複素数と複素平面type講義content_typelecturestatusactiverelateddata/lecture/math/analysis/analysis-portal.lecture.n.md / data/lecture/math/analysis/introduction-to-complex-analysis.lecture.n.md / data/lecture/math/analysis/joukowski-transform.lecture.n.md
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1導入どうにゅう

この講義こうぎ中心ちゅうしん発想はっそうは、複素積分ふくそせきぶんでは「どのてんとおるか」だけでなく、「どの経路けいろとおるか」が一見いっけん重要じゅうようそうにえて、正則せいそくであるとその依存いぞんつよえることである。

実数じっすう積分せきぶんでは、区間くかんにそって面積めんせき感覚かんかく中心ちゅうしんだった。複素積分ふくそせきぶんでは、複素平面ふくそへいめん曲線きょくせんにそってあたいわせる。ところが正則関数せいそくかんすうでは、この積分せきぶんがきわめてつよ性質せいしつつ。

2用語ようご定義ていぎ

複素積分ふくそせきぶんComplex integral とは、曲線きょくせん C にそって

Cf(z)dz

かんがえることである。

コーシーの積分定理せきぶんていりCauchy's integral theorem とは、単連結たんれんけつ領域りょういき D じょう正則せいそく関数かんすうを、D ない区分的くぶんてきC1 きゅう閉曲線へいきょくせんにそって積分せきぶんすると 0 になる、という定理ていりである。

3方針ほうしん

まず複素積分ふくそせきぶん定義ていぎ実積分じつせきぶんくらべながらさえる。そのあと、正則せいそくであることが積分せきぶんにどれほどつよ制約せいやくあたえるかを、積分定理せきぶんていり積分表示せきぶんひょうじる。

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4直感的ちょっかんてき説明せつめい

平面へいめんうえあるきながら、その場所ばしょごとのあたいひろっていくのが複素積分ふくそせきぶんである。ふつうは経路けいろえれば結果けっかわりそうだが、単連結領域たんれんけつりょういき正則せいそく関数かんすうでは、領域内りょういきないじた経路けいろまわ積分せきぶんが 0 になる。

このため、「関数かんすう内部ないぶ情報じょうほうが、周囲しゅうい積分せきぶんだけでめる」という、実解析じつかいせきではかなり特別とくべつ現象げんしょうこる。

5厳密げんみつ説明せつめい

5.11. 複素積分ふくそせきぶん定義ていぎ

区分的くぶんてきC1 きゅう曲線きょくせん Cz:[a,b]C媒介変数表示ばいかいへんすうひょうじすると、

Cf(z)dz=abf(z(t))z(t)dt

である。

これは複素積分ふくそせきぶん実数じっすう積分せきぶんもどして定義ていぎしている、ということである。したがって、まず経路けいろ媒介変数ばいかいへんすうき、そのうえあたいひろう、という手順てじゅんになる。

5.22. コーシーの積分定理せきぶんていり

単連結たんれんけつ領域りょういき正則せいそく関数かんすう fたいして、

Cf(z)dz=0

成立せいりつする。

ここで重要じゅうようなのは、閉曲線へいきょくせん単連結領域たんれんけつりょういき Dなかにあり、fD 全体ぜんたい正則せいそくであることである。単連結性たんれんけつせいにより、閉曲線へいきょくせんDなかで 1 てん連続的れんぞくてきちぢめられる。あな特異点とくいてんまわ曲線きょくせんでは、この結論けつろん一般いっぱんには適用てきようできない。

5.33. コーシーの積分表示せきぶんひょうじ

Cせいきにまわ区分的くぶんてきC1 きゅう単純閉曲線たんじゅんへいきょくせんとする。fC とその内部ないぶふく開集合かいしゅうごう正則せいそくなら、C内側うちがわてん z0たいして

f(z0)=12πiCf(z)z-z0dz

あらわせる。

このしきは、内部ないぶの 1 てんあたいが、周囲しゅうい積分せきぶん回収かいしゅうできることを意味いみする。

この公式こうしき強力きょうりょくなのは、あたいだけでなく微分係数びぶんけいすうまで積分せきぶんから回収かいしゅうできる出発点しゅっぱつてんになるからである。ここに、複素解析ふくそかいせき実解析じつかいせきよりずっとつよ結論けつろん理由りゆうの 1 つがある。

6べつ見方みかた

6.1幾何的きかてき見方みかた

複素積分ふくそせきぶんは、複素平面ふくそへいめんうえみちにそってあたいわせる操作そうさである。この見方みかたでは、「じてまわると 0 になる」という定理ていりは、内部ないぶうずのような特異点とくいてんがないではう、とめる。

6.2解析的かいせきてき見方みかた

実解析じつかいせきでは積分せきぶん面積めんせき感覚かんかくつよいだが、複素解析ふくそかいせきでは積分せきぶん関数値かんすうち微分係数びぶんけいすう回収かいしゅうする道具どうぐになる。この見方みかたでは、積分表示せきぶんひょうじ平均値へいきんち公式こうしき非常ひじょうつよくしたものだとえる。

6.3作用素さようそによる見方みかた

積分せきぶんを 1 つの変換へんかんると、正則関数せいそくかんすうはこの変換へんかんたいしてきわめて安定あんてい関数族かんすうぞくである。したがって複素積分ふくそせきぶんは、ただあたいすだけでなく、正則関数せいそくかんすう構造こうぞう作用素さようそだとかんがえられる。

7見分みわかた

  • 複素平面ふくそへいめん曲線きょくせんにそった積分せきぶんたら、まず正則せいそくかどうかを確認かくにんする。
  • 閉曲線へいきょくせん正則せいそくならんだら、積分定理せきぶんていりうたがう。
  • 関数値かんすうち積分せきぶんあらわしたいときは、積分表示せきぶんひょうじおもする。

8どこまで成立せいりつするか

積分定理せきぶんていり積分表示せきぶんひょうじは、正則せいそくであることと領域りょういき条件じょうけんつよ依存いぞんする。特異点とくいてんかこむときや、単連結たんれんけつでない領域りょういきでは、そのまま使つかえないことがある。

9最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]Cf(z)dz=abf(z(t))z(t)dt
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")][PARSE ERROR: Undefined("Command(\"substack\")")]fは単連結領域Dで正則[PARSE ERROR: NewLine]CDは区分的C1級の閉曲線Cf(z)dz=0
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")][PARSE ERROR: Undefined("Command(\"substack\")")]Cは正向きで区分的C1級の単純閉曲線、z0はその内部[PARSE ERROR: NewLine]fCと内部を含む開集合で正則f(z0)=12πiCf(z)z-z0dz

10一言ひとことでいうと

  • 複素積分ふくそせきぶんでは、正則せいそくであることが経路けいろ依存性いぞんせいつよしばり、関数かんすうあたいまで積分せきぶんから回収かいしゅうできるようになる。

11関連かんれんリンク

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