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ベクトル解析の入口md dcd400c
lecture/math/analysis/ベクトル解析の入口-講義.n.md
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ベクトル解析かいせき入口いりぐち

date2026-03-27descriptionベクトル解析を、スカラー場とベクトル場を微分して何が見えるかという観点から説明し、勾配・発散・回転の意味を丁寧に整理します。prerequisites偏微分と重積分 / ベクトルと内積 / 内積空間の基本type講義statusactiverelateddata/lecture/math/analysis/解析ポータル-講義.n.md / data/lecture/math/calculus/偏微分と重積分-講義.n.md / data/lecture/math/vector/ベクトルと内積-講義.n.md
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導入どうにゅう

この講義こうぎ最重要さいじゅうようなのは、ベクトル解析かいせきでは、すうかえ関数かんすうとベクトルをかえ関数かんすう区別くべつし、その変化へんかるために勾配こうばい発散はっさん回転かいてんという 3 つの道具どうぐ使つかうことです。

多変数たへんすう関数かんすうまなんだあとで混乱こんらんしやすいのは、「偏微分へんびぶん計算けいさんできるが、それがなにているのか」がえにくいことです。ここでは、変化へんか言葉ことばとして勾配こうばい発散はっさん回転かいてん整理せいりします。

用語ようご定義ていぎ

スカラーScalar field とは、各点かくてんに 1 つのすう対応たいおうさせる関数かんすうです。

ベクトルVector field とは、各点かくてんに 1 つのベクトルを対応たいおうさせる関数かんすうです。

勾配こうばいGradient とは、スカラー fたいして

f=(fx,fy,fz)

定義ていぎされるベクトルです。

方針ほうしん

まず、なぜ偏微分へんびぶんならべたものが勾配こうばいになるのかをます。そのあと、ベクトルひろがり具合ぐあい発散はっさんまわ傾向けいこう回転かいてんとして理由りゆう整理せいりします。

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直感的ちょっかんてき説明せつめい

たとえば温度おんど分布ぶんぷ f(x,y,z)かんがえると、一番いちばんきゅう温度おんどがるきと、そのかたおおきさをまとめたものが勾配こうばいです。

また、流体りゅうたい速度場そくどばかんがえると、そのてんちかくでしているかんでいるかを発散はっさんが、うずのようにまわろうとしているかを回転かいてんあらわします。

厳密げんみつ説明せつめい

1. なぜ勾配こうばいはこの定義ていぎ

微小びしょう変位へんい Δr=(Δx,Δy,Δz)たいして、f変化量へんかりょうは 1 近似きんじ

ΔffxΔx+fyΔy+fzΔz

です。これは

Δff·Δr

けます。つまり勾配こうばいは、「どちらへすこうごくとどれだけあたいわるか」を 1 ほんのベクトルにまとめたものとして自然しぜんあらわれます。

とくに単位たんいベクトル uきに微小びしょううごくなら

Δr=hu

なので、

Δff·(hu)=h(f·u)

です。したがって方向微分ほうこうびぶん

Duf=f·u

となります。つまり勾配こうばいは、方向微分ほうこうびぶん全部ぜんぶまとめているベクトルです。

2. 発散はっさん

ベクトル F=(P,Q,R)たいして

·F=Px+Qy+Rz

発散はっさんびます。これは、各方向かくほうこう成分せいぶんがその方向ほうこうにどれだけえているかをわせたもので、局所的きょくしょてきしやみをはかります。

このしき自然しぜんなのは、ちいさい直方体ちょくほうたいから流束りゅうそくかんがえるとえます。x 方向ほうこうだけると、左右さゆうめんから流量りゅうりょうは 1 近似きんじ

PxΔxΔyΔz

です。これを y,z 方向ほうこうでも同様どうようわせると、

(Px+Qy+Rz)ΔV

となります。したがって単位体積たんいたいせきあたりの正味しょうみ流出量りゅうしゅつりょう発散はっさんです。

3. 回転かいてん

ベクトル F=(P,Q,R)たいして

×F=(Ry-Qz,Pz-Rx,Qx-Py)

回転かいてんびます。これはちかくでどれだけまわろうとしているかをあらわりょうです。

たとえば xy 平面へいめんF=(P,Q,0)かんがえると、ちいさい長方形ちょうほうけいまわりの循環じゅんかんは 1 近似きんじ

(Qx-Py)ΔxΔy

になります。したがって z 方向ほうこう回転かいてん成分せいぶん

Qx-Py

定義ていぎするのが自然しぜんです。3 次元じげんではこれを各方向かくほうこう拡張かくちょうしたものが ×F です。

どこまでつか

ここでは 3 次元じげん直交座標ちょっこうざひょうで、十分じゅうぶん微分可能びぶんかのう前提ぜんていにしています。したがって極座標きょくざひょう球座標きゅうざひょうではおな記号きごうでも成分表示せいぶんひょうじわりますし、微分可能性びぶんかのうせいがないではここでのしきをそのまま使つかえません。

見分みわかた

  • 温度おんど電位でんいのように 1 つのすうあたえられているなら、まずスカラーとして勾配こうばいかんがえます。
  • 流速りゅうそく力場りきばのようにきとおおきさがあるなら、ベクトルとして発散はっさん回転かいてんうたがいます。
  • 各点かくてんで「そとひろがるか」「まわるか」を問題もんだいは、ベクトル解析かいせき言葉ことば整理せいりできます。

最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]Δff·Δr
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]·F=Px+Qy+Rz
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]×F=/][/][/][/][PARSE ERROR: Undefined("RBrace")]

一言ひとことでいうと

  • ベクトル解析かいせきは、多変数たへんすう微分びぶんして、その変化へんか意味いみむための言葉ことばです。
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