markdown
関数・定義域・グラフの見方md 44138a1
lecture/math/calculus/関数・定義域・グラフの見方-講義.n.md
Download as PDF
関数・定義域・グラフの見方
mathcalculusfunctionlecture
導入
この講義の核心は、極限や微分を始める前に、「どの入力を許し、どの点へ近づくか」を固定することである。
関数は、入力を出力へ対応させる規則である。ただし、式だけを見ても、許された入力の集合、すなわち定義域を確認しなければ議論は始まらない。
直感的な見方
グラフでは、極限は点に到着することではなく、周辺から近づく様子を読むことである。穴がある点でも、周辺の道が同じ高さへ近づけば極限は存在しうる。
端点では、両側から近づけない。右端なら左から、左端なら右からだけ近づく。このため、片側極限が必要になる。
厳密な整理
定義域を D とする。a での極限を考えるには、a そのものが D に属するかよりも、a の近くに D の点が存在するかが重要である。
連続性を確認するときだけは、次の 3 条件を分けて確認する。
- f(a) が定義されている。
- \lim_{x\to a}f(x) が存在する。
- \lim_{x\to a}f(x)=f(a) が成立する。
具体例
問題として、f(x)=(x^2-1)/(x-1) を考える。x=1 では分母が 0 になるため、1 は定義域から除かれる。しかし x\ne1 では f(x)=x+1 である。したがって、穴の周辺では直線 y=x+1 と同じ振舞いをする。
この例で確認したことは、関数値、定義域、極限を区別する必要である。