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角運動量の基本md 320129c
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角運動量かくうんどうりょう基本きほん

date2026-07-14document_iddoc_d2186597e8acaf0a0947b1045deafef6description角運動量を位置ベクトルと運動量の外積として定義し、力のモーメントとの関係、保存条件、固定軸での L=Iω を証明する講義である。prerequisites運動量と力積 / 剛体のつり合いの基本 / 慣性モーメントの基本 / ベクトルの外積type講義statusactiverelateddata/lecture/physics/mechanics/moment-of-inertia-basics.lecture.n.md / data/lecture/physics/mechanics/universal-gravitation-and-planetary-motion.lecture.n.md / data/lecture/physics/mechanics/deriving-conservation-laws.lecture.n.md
physicsmechanicsangular-momentumlecture

1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、回転かいてんについての運動量うんどうりょうは、たんmv ではなく基準点きじゅんてん選択せんたくふくりょうであることを説明せつめいする。

直線運動ちょくせんうんどうでは、外力がいりょくがなければ運動量うんどうりょう保存ほぞんする。回転運動かいてんうんどうでは、外力がいりょく合計ごうけいではなく、外力がいりょくのモーメントがなければ角運動量かくうんどうりょう保存ほぞんする。

2用語ようご定義ていぎ

角運動量かくうんどうりょうangular momentum L とは、基準点きじゅんてんから物体ぶったいへの位置いちベクトルを r運動量うんどうりょうp=mv として

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]L=r×p

定義ていぎするりょうである。

外力がいりょくのモーメントtorque τ

τ=r×F

である。

中心力ちゅうしんりょくcentral forceとは、ちからきがつね基準点きじゅんてん物体ぶったいむす直線ちょくせん沿ちからである。

3方針ほうしん

角運動量かくうんどうりょう使つか理由りゆうは、回転かいてん変化へんか外力がいりょくのモーメントではかれるからである。

  1. 基準点きじゅんてんめる。
  2. L=r×p定義ていぎする。
  3. 時間じかん微分びぶんして dL/dt=τる。
  4. τ=0 なら L保存ほぞんする。

4整理せいり 1:角運動量かくうんどうりょう時間変化じかんへんか

固定こていした基準点きじゅんてんる。質点しつてんについて、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]dLdt=τ

成立せいりつする。

4.1証明しょうめい

定義ていぎより

L=r×p

である。時間じかん微分びぶんすると

dLdt=drdt×p+r×dpdt

である。ここで dr/dt=vp=mv なので

v×p=v×mv=0

である。また Newton の運動方程式うんどうほうていしきより dp/dt=F である。したがって

dLdt=r×F=τ

る。

5保存則ほぞんそく 2:角運動量保存かくうんどうりょうほぞん

外力がいりょくのモーメントが 0 なら、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]L=const

である。

5.1証明しょうめい

整理せいり 1 より

dLdt=τ

である。τ=0 なら

dLdt=0

である。したがって L時間じかん依存いぞんせず一定いっていである。

6保存則ほぞんそく 3:中心力ちゅうしんりょくでは角運動量かくうんどうりょう保存ほぞんする

ちからつね基準点きじゅんてんかう、または基準点きじゅんてんからはなれるきなら、その基準点きじゅんてんまわりの角運動量かくうんどうりょう保存ほぞんする。

6.1証明しょうめい

中心力ちゅうしんりょくでは Fr平行へいこうである。したがって

τ=r×F=0

である。保存則ほぞんそく 2 より L保存ほぞんする。

7整理せいり 4:固定軸こていじくでは L=Iω となる

固定軸こていじくまわりに剛体ごうたい角速度かくそくど ω回転かいてんしているとき、軸方向じくほうこう角運動量かくうんどうりょう

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]L=Iω

である。

7.1証明しょうめい

じくから距離きょり ri にある質点しつてん miかんがえる。はやさは

vi=riω

であり、運動量うんどうりょう接線成分せっせんせいぶんmivi である。この質点しつてん軸方向じくほうこう角運動量かくうんどうりょうおおきさは

Li=rimivi=miri2ω

である。全体ぜんたいすと

L=imiri2ω=(imiri2)ω=Iω

る。

8単位たんい確認かくにん

角運動量かくうんどうりょう

r[m;L]×p[kgm/s;MLT-1]=L[kgm2/s;ML2T-1]

である。固定軸こていじくIω でも

I[kgm2;ML2]×ω[1/s;T-1]=[kgm2/s;ML2T-1]

となり一致いっちする。

9具体例ぐたいれい半径はんけいちいさくなる回転かいてん

外力がいりょくのモーメントが無視むしできるひと回転かいてんしている。うでちぢめて慣性かんせいモーメントが I1 から I2ちいさくなったとする。角運動量保存かくうんどうりょうほぞんより

I1ω1=I2ω2

である。したがって

ω2=I1I2ω1

となる。I2<I1 なら ω2>ω1 であり、回転かいてんはやくなる。

10見分みわかた

  • 中心力ちゅうしんりょく惑星運動わくせいうんどう回転かいてんする物体ぶったいたら、角運動量かくうんどうりょうる。
  • 外力がいりょく合力ごうりょくではなく、外力がいりょくのモーメントが 0 かを確認かくにんする。
  • L=Iω固定軸こていじくまたは対称軸たいしょうじくまわりの簡約形かんやくけいである。
  • 基準点きじゅんてんえると Lτわる。どのてんまわりかをく。

11どこまで成立せいりつするか

dL/dt=τ は、固定こていした慣性系かんせいけい基準点きじゅんてんまわりで使つかう。重心じゅうしん基準点きじゅんてん場合ばあいにも適切てきせつ成立せいりつするが、加速かそくする任意にんいてん基準きじゅんにすると追加項ついかこう必要ひつようになる。一般いっぱんの 3 次元じげん剛体ごうたいでは、L=Iω ではなく L=Iωく。

12最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]L=r×p
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]dLdt=τ
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]τ=0L=const
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]L=Iω

13一言ひとこと

角運動量かくうんどうりょうは、回転かいてんについての運動量うんどうりょうである。えるものはちからそのものではなく、ちからのモーメントである。

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