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原子と量子の入口md 6737bf7
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原子げんし量子りょうし入口いりぐち

date2026-07-14document_iddoc_eb2116d43f03320c3bdbc8478d58e1b8description光電効果と線スペクトルを、光子エネルギーとエネルギー準位の仮定から証明付きで整理する講義である。prerequisites波の基本 / 仕事と力学的エネルギー / 電場と電位type講義statusactiverelateddata/lecture/physics/modern/modern-physics-portal.lecture.n.md / data/lecture/physics/modern/bohr-model-basics.lecture.n.md / data/lecture/physics/modern/matter-waves-and-uncertainty-relation.lecture.n.md / data/lecture/physics/optics/light-and-lenses.lecture.n.md
physicsmodernquantumphotoelectric-effectlecture

1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、ひかり原子げんし相互作用そうごさようにおいて、エネルギーが hν単位たんいとする光子こうしとして授受じゅじゅされること説明せつめいする。

古典的こてんてきなみかんがえだけなら、ひかりつよくすれば電子でんしわたすエネルギーも連続的れんぞくてきえるはずである。しかし光電効果こうでんこうかでは、ひかりつよさより振動数しんどうすう決定的けっていてきである。この事実じじつ整理せいりするために、光子こうしとエネルギー準位じゅんい導入どうにゅうする。

2用語ようご定義ていぎ

光子こうしphotonとは、ひかりのエネルギーをはこ量子りょうしである。この講義こうぎでは、振動数しんどうすう ν光子こうし 1 のエネルギーを

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]E=hν

く。h はプランク定数ていすうである。

仕事関数しごとかんすうwork function W とは、金属きんぞく表面ひょうめんから電子でんし 1 すために必要ひつよう最小さいしょうエネルギーである。

光電効果こうでんこうかphotoelectric effectとは、金属きんぞくひかりてると電子でんし放出ほうしゅつされる現象げんしょうである。放出ほうしゅつされた電子でんし光電子こうでんしphotoelectronという。

エネルギー準位じゅんいenergy levelとは、原子げんしなか電子でんしれる離散的りさんてきなエネルギーのあたいである。

3方針ほうしん

光電効果こうでんこうかでは、入射にゅうしゃする光子こうし 1 のエネルギー hν を、電子でんしすための W と、したあと運動うんどうエネルギーにける。

せんスペクトルでは、原子げんしのエネルギー準位じゅんい光子こうしのエネルギーになるとかんがえる。

この 2 つは別々べつべつ公式こうしきではない。どちらも

光子のエネルギー=hν

をエネルギー保存ほぞんれたものである。

4関係式かんけいしき 1:光電効果こうでんこうかのエネルギー収支しゅうし

仕事関数しごとかんすうW金属きんぞくに、振動数しんどうすう νひかりてる。光子こうし 1 電子でんし 1 へエネルギーをわたすと仮定かていすると、光電子こうでんし最大さいだい運動うんどうエネルギーは

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]Kmax=hν-W

である。ただし hν[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"ge\")")]W場合ばあいかぎる。

4.1証明しょうめい

仮定かていより、入射にゅうしゃした光子こうし 1 はエネルギー hνつ。電子でんし金属きんぞくからそとるには、すくなくとも仕事関数しごとかんすう W必要ひつようである。

電子でんし表面ひょうめんからもっと有利ゆうり条件じょうけんるとき、のこったエネルギーが最大さいだい運動うんどうエネルギーになる。したがってエネルギー保存ほぞんより

hν=W+Kmax

である。整理せいりして

Kmax=hν-W

る。もし hν<W なら、電子でんしすための最小さいしょうエネルギーにとどかないため、放出ほうしゅつこらない。

5関係式かんけいしき 2:限界振動数げんかいしんどうすう

光電子こうでんし放出ほうしゅつされるための最小さいしょう振動数しんどうすうν0 とすると、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ν0=Wh

である。

5.1証明しょうめい

放出ほうしゅつがちょうどはじまる境目さかいめでは、光電子こうでんしそとるだけで、最大さいだい運動うんどうエネルギーは 0 である。したがって関係式かんけいしき 1 に Kmax=0代入だいにゅうすると、

0=hν0-W

である。よって

ν0=Wh

る。

6関係式かんけいしき 3:停止電圧ていしでんあつ最大さいだい運動うんどうエネルギー

電気量でんきりょうおおきさが e電子でんし停止ていしさせる電圧でんあつV0 とすると、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]eV0=Kmax

である。

6.1証明しょうめい

電荷でんかおおきさ e をもつ粒子りゅうし電位差でんいさ V0さからってすすむと、電場でんばから eV0 のエネルギーだけ減速げんそくさせられる。

最大さいだい運動うんどうエネルギー Kmax をもつ光電子こうでんしが、ちょうど電極でんきょくとどかなくなる条件じょうけんでは、はじめの運動うんどうエネルギーが電気的でんきてきなエネルギー増加ぞうかひとしい。したがって

Kmax=eV0

である。

7関係式かんけいしき 4:せんスペクトルとエネルギー準位じゅんい

原子げんしたかいエネルギー準位じゅんい Em からひくいエネルギー準位じゅんい En遷移せんいするとき、放出ほうしゅつされるひかり振動数しんどうすう ν

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]hν=Em-En

たす。ただし Em>En とする。

7.1証明しょうめい

遷移前せんいまえ原子げんしのエネルギーは Em であり、遷移後せんいごのエネルギーは En である。

Em-En

原子げんしから外部がいぶるエネルギーである。放出ほうしゅつされるものが振動数しんどうすう ν光子こうし 1 なら、そのエネルギーは hν である。エネルギー保存ほぞんより

hν=Em-En

る。

8直感的ちょっかんてき整理せいり

光電効果こうでんこうかでは、ひかりつよさは光子こうし個数こすうおも関係かんけいする。振動数しんどうすう光子こうし 1 あたりのエネルギーに関係かんけいする。そのため、振動数しんどうすうちいさすぎると、どれだけつよひかりてても 1 光子こうし電子でんしせない。

せんスペクトルでは、原子げんしせるひかりのエネルギーが準位じゅんいかぎられる。そのため、波長はちょういろ連続的れんぞくてきではなくびになる。

9見分みわかた

  • 光電効果こうでんこうか仕事関数しごとかんすう限界振動数げんかいしんどうすうたら Kmax=hν-Wてる。
  • 停止電圧ていしでんあつたら eV0=Kmax使つかう。
  • せんスペクトル、発光はっこう吸収きゅうしゅうわれたら、エネルギー準位じゅんいhν対応たいおうさせる。

10どこまで成立せいりつするか

E=hν は、この講義こうぎでは量子論りょうしろん基本仮定きほんかていとして使つかう。古典物理こてんぶつりだけから証明しょうめいするものではない。また、実際じっさい金属きんぞくでは電子でんし表面ひょうめんまでの位置いち散乱さんらんにより、光電子こうでんし運動うんどうエネルギーにははばがある。しき Kmax=hν-W は、その最大値さいだいちたいする関係かんけいである。

11最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]E=hν
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]Kmax=hν-W
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ν0=Wh
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]hν=Em-En

12一言ひとこと

ひかり原子げんし現象げんしょうでは、エネルギー保存ほぞんhν という光子こうし単位たんいむ。

13関連かんれんリンク

data/lecture/physics/modern/bohr-model-basics.lecture.n.md data/lecture/physics/modern/matter-waves-and-uncertainty-relation.lecture.n.md data/lecture/physics/optics/light-and-lenses.lecture.n.md
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