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ボーア模型の基本md 4981d2e
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ボーア模型もけい基本きほん

date2026-07-14document_iddoc_798a49dbb8502c24782eef4bc08da741descriptionボーア模型を、クーロン力の円運動と量子条件から軌道半径・エネルギー準位・線スペクトルを導く模型として整理する講義である。prerequisites原子と量子の入口 / 円運動と単振動 / 電場と電位 / 角運動量の基本type講義statusactiverelateddata/lecture/physics/modern/modern-physics-portal.lecture.n.md / data/lecture/physics/modern/introduction-to-atoms-and-quanta.lecture.n.md / data/lecture/physics/modern/matter-waves-and-uncertainty-relation.lecture.n.md / data/lecture/physics/mechanics/circular-motion-and-simple-harmonic-motion.lecture.n.md / data/lecture/physics/electromagnetism/electric-fields-and-potential.lecture.n.md
physicsmodernbohr-modelhydrogenlecture

1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、ボーア模型もけいを「電子でんし古典力学こてんりきがくどおりに任意にんい円軌道えんきどうまわ模型もけい」ではなく、ゆるされた軌道きどうだけをえら量子条件りょうしじょうけんくわえた模型もけいとして解説かいせつする。

水素すいそ原子げんしせんスペクトルは、連続的れんぞくてきいろではなく特定とくてい波長はちょうだけをしめす。これは、原子げんしのエネルギーが任意にんいあたいれないことを示唆しさする。ボーア模型もけいは、円運動えんうんどうしき量子条件りょうしじょうけんして、この離散性りさんせい計算けいさんできるかたちにした模型もけいである。

2用語ようご定義ていぎ

この講義こうぎでは、水素すいそ原子げんしを、中心ちゅうしん陽子ようしと、そのまわりを半径はんけい rはやv円運動えんうんどうする電子でんしとしてあつかう。

量子条件りょうしじょうけんquantum conditionとは、電子でんし角運動量かくうんどうりょう

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]mvr=n(n=1,2,3,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")])

たす、というボーア模型もけい仮定かていである。ここで m電子でんし質量しつりょう=h/(2π) である。

ボーア半径はんけいBohr radius a0

a0=2mke2

定義ていぎされるながさである。k はクーロンりょく定数ていすうe電気素量でんきそりょうである。

3方針ほうしん

半径はんけいやエネルギーをもとめるときは、つぎの 2 ほんしき連立れんりつする。

mv2r=ke2r2
mvr=n

前者ぜんしゃ円運動えんうんどう力学りきがくであり、後者こうしゃはボーア模型もけい追加ついかする量子条件りょうしじょうけんである。この 2 つを混同こんどうしないことが重要じゅうようである。

4基本仮定きほんかてい

ボーア模型もけいでは、つぎ仮定かていする。

  1. 電子でんし陽子ようしからのクーロンりょく向心力こうしんりょくとして円運動えんうんどうする。
  2. 安定あんてい軌道きどうでは mvr=n成立せいりつする。
  3. 準位じゅんいあいだ遷移せんいするときだけ、エネルギー光子こうしとして放出ほうしゅつまたは吸収きゅうしゅうする。

これらは古典力学こてんりきがくだけから証明しょうめいする命題めいだいではなく、実験事実じっけんじじつ説明せつめいするために模型もけい仮定かていである。

5関係式かんけいしき 1:ゆるされる軌道半径きどうはんけい

ボーア模型もけい仮定かていのもとで、主量子数しゅりょうしすう n軌道半径きどうはんけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]rn=n2a0=n22mke2

である。

5.1証明しょうめい

電子でんしはたらくクーロンりょく向心力こうしんりょくになるので、

mv2r=ke2r2

である。両辺りょうへんrけると

mv2=ke2r

である。

また、量子条件りょうしじょうけん

mvr=n

より

v=nmr

である。これを mv2=ke2/r代入だいにゅうすると、

m(nmr)2=ke2r

すなわち

n22mr2=ke2r

である。r>0 なので両辺りょうへんr2けて

n22m=ke2r

る。したがって

rn=n22mke2=n2a0

である。

6関係式かんけいしき 2:水素すいそ原子げんしのエネルギー準位じゅんい

ボーア模型もけい仮定かていのもとで、主量子数しゅりょうしすう n のエネルギーは

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]En=-mk2e4221n2

である。

6.1証明しょうめい

電子でんしぜんエネルギーは、運動うんどうエネルギー K位置いちエネルギー Uである。

E=K+U

運動うんどうエネルギーは

K=12mv2

であり、陽子ようしから距離きょり r にある電子でんし電気的でんきてき位置いちエネルギーを、無限遠むげんえんで 0 とると

U=-ke2r

である。

円運動えんうんどうしきから

mv2=ke2r

なので、

K=12mv2=ke22r

である。したがって

E=ke22r-ke2r=-ke22r

である。関係式かんけいしき 1 の

rn=n22mke2

代入だいにゅうすると、

En=-ke22mke2n22=-mk2e4221n2

る。

7関係式かんけいしき 3:せんスペクトルの振動数しんどうすう

m>n とし、電子でんし準位じゅんい m から準位じゅんい nうつるとき、放出ほうしゅつされるひかり振動数しんどうすう

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]hν=Em-En

たす。

7.1証明しょうめい

関係式かんけいしき 2 より、Ennちいさいほどおおきく、m>n なら

Em>En

である。遷移せんいによって原子げんしのエネルギーは Em から Enる。ったエネルギーは

Em-En

である。原子げんし光子こうし 1 放出ほうしゅつするなら、そのエネルギーは hν である。エネルギー保存ほぞんより

hν=Em-En

である。

8直感的ちょっかんてき整理せいり

円運動えんうんどうだけなら、半径はんけい r連続的れんぞくてきえらべる。しかし mvr=nくわえると、n=1,2,3,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")]対応たいおうする半径はんけいだけがのこる。半径はんけいびなら、そこからまるエネルギーもびになる。

この講義こうぎでは量子条件りょうしじょうけん仮定かていとしていた。つぎ物質波ぶっしつは講義こうぎでは、円周えんしゅうなみ整数回せいすうかいだけおさまるという見方みかたから、おな条件じょうけん見直みなおす。

9見分みわかた

  • 水素すいそ原子げんし半径はんけいはやさがわれたら、円運動えんうんどう量子条件りょうしじょうけん連立れんりつする。
  • エネルギー準位じゅんいわれたら、E=K+UU=-ke2/r使つかう。
  • せんスペクトルがわれたら、準位じゅんいhνひとしいとく。

10どこまで成立せいりつするか

ボーア模型もけいは、水素すいそ原子げんしせんスペクトルを説明せつめいするうえで有効ゆうこう模型もけいである。しかし、多電子原子たでんしげんし電子でんし空間的くうかんてきひろがりを完全かんぜんあつかうには、波動関数はどうかんすうもちいる量子力学りょうしりきがく必要ひつようである。

11最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]mv2r=ke2r2
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]mvr=n
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]rn=n2a0
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]En=-mk2e4221n2

12一言ひとこと

ボーア模型もけいは、円運動えんうんどう力学りきがく量子条件りょうしじょうけんくわえ、原子げんしのエネルギーがびになることを計算けいさんする模型もけいである。

13関連かんれんリンク

data/lecture/physics/modern/introduction-to-atoms-and-quanta.lecture.n.md data/lecture/physics/modern/matter-waves-and-uncertainty-relation.lecture.n.md data/lecture/physics/mechanics/circular-motion-and-simple-harmonic-motion.lecture.n.md
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