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円運動と単振動md 3edbb4b
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円運動えんうんどう単振動たんしんどう

date2026-07-14document_iddoc_d9a1c8ef46e0f6300e137f52fd818902description円運動の向心加速度と単振動の復元構造を、速度ベクトルの変化、射影、運動方程式から証明する講義である。prerequisites運動方程式 / 三角関数 / 微分の基本 / 仕事と力学的エネルギーtype講義statusactiverelateddata/lecture/physics/mechanics/force-balance-and-laws-of-motion.lecture.n.md / data/lecture/physics/mechanics/inclines-friction-and-springs.lecture.n.md / data/lecture/physics/mechanics/rotational-motion-basics.lecture.n.md / data/lecture/physics/mechanics/work-and-mechanical-energy.lecture.n.md
physicsmechanicscircular-motionsimple-harmonic-motionlecture

1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、等速円運動とうそくえんうんどうにも加速度かそくどしょうじる理由りゆうと、単振動たんしんどう円運動えんうんどう射影しゃえいとしてあらわ方法ほうほう説明せつめいする。

円運動えんうんどうでは、合力ごうりょく半径方向はんけいほうこう成分せいぶん速度そくどきをげる。単振動たんしんどうでは、平衡位置へいこういちもどちから変位へんい比例ひれいする。この 2 つは

a=-ω2x

というかたちむすびつく。

2用語ようご定義ていぎ

等速円運動とうそくえんうんどうuniform circular motionとは、はやさが一定いっていで、軌道きどうえんである運動うんどうである。

角速度かくそくどangular velocity ω とは、角度かくど θ時間変化率じかんへんかりつである。

ω=dθdt

等速円運動とうそくえんうんどうでは ω一定いっていであり、半径はんけい rはやv について v=rω成立せいりつする。

角振動数かくしんどうすうangular frequency記号きごう ωあらわす。これは 1 びょうあたりに位相いそうがどれだけすすむかをあらわりょうで、単振動たんしんどう周期しゅうき T とは

T=2πω

むすばれる。

向心加速度こうしんかそくどcentripetal accelerationとは、えん中心ちゅうしん加速度かそくどであり、

ar=v2r=rω2

あらわされる。

向心力こうしんりょくcentripetal forceは、中心向ちゅうしんむきの合力ごうりょく役割やくわりあらわ言葉ことばである。重力じゅうりょく張力ちょうりょく垂直抗力すいちょくこうりょく摩擦力まさつりょくとはべつあたらしいちからではない。

単振動たんしんどうsimple harmonic motionとは、

x¨=-ω2x

たす運動うんどうである。変位へんい反対向はんたいむきで、おおきさが変位へんい比例ひれいする加速度かそくどをもつ。

3方針ほうしん

円運動えんうんどうでは、半径方向はんけいほうこう接線方向せっせんほうこうける。半径方向はんけいほうこう速度そくどきをえ、接線方向せっせんほうこうはやさをえる。

単振動たんしんどうでは、運動方程式うんどうほうていしき

x¨=-ω2x

かたちなおす。このかたちなおせれば、角振動数かくしんどうすう ω周期しゅうき T=2π/ωめる。

4関係式かんけいしき 1:向心加速度こうしんかそくど

半径はんけい rはやv等速円運動とうそくえんうんどうでは、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ar=v2r=rω2

であり、きは中心向ちゅうしんむきである。

4.1証明しょうめい

みじか時間じかん Δtあいだに、速度そくどベクトルのきが角度かくど Δθ だけわる。はやさのおおきさは一定いっていなので、速度そくどベクトルの変化量へんかりょうちいさいかく

|Δv|vΔθ

である。角速度かくそくど定義ていぎより

Δθ=ωΔt

であり、また v=rω である。したがって

|Δv|Δtvω=v2r

である。Δt0極限きょくげん

ar=v2r

る。v=rω代入だいにゅうすれば ar=rω2 である。速度そくどベクトルの変化へんか中心向ちゅうしんむきになるので、加速度かそくどきも中心向ちゅうしんむきである。

5整理せいり 2:円運動えんうんどう射影しゃえい単振動たんしんどう

半径はんけい A角速度かくそくど ω等速円運動とうそくえんうんどうx じく射影しゃえいすると、

x=Acos(ωt+ϕ)

であり、この x

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]x¨=-ω2x

たす。

5.1証明しょうめい

えんまわてん角度かくど

θ=ωt+ϕ

く。射影しゃえい

x=Acosθ=Acos(ωt+ϕ)

である。時間じかん微分びぶんすると

x˙=-Aωsin(ωt+ϕ)

さらに微分びぶんして

x¨=-Aω2cos(ωt+ϕ)

である。x=Acos(ωt+ϕ) なので

x¨=-ω2x

る。

6整理せいり 3:ばねの単振動たんしんどう

水平すいへいばねで摩擦まさつ無視むしし、自然長しぜんちょうからの変位へんいx とする。質量しつりょう m、ばね定数ていすう k のとき、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ω=km,T=2πmk

である。

6.1証明しょうめい

ばねのちから

F=-kx

である。運動方程式うんどうほうていしき代入だいにゅうすると

mx¨=-kx

である。したがって

x¨=-kmx

となる。単振動たんしんどう標準形ひょうじゅんけい x¨=-ω2xくらべて

ω2=km

である。よって ω=k/m であり、周期しゅうき

T=2πω=2πmk

である。

7単位たんい確認かくにん

向心加速度こうしんかそくどでは

v2r:[m2/s2;L2T-2][m;L]=[m/s2;LT-2]

である。rω2 でも

r[m;L]×ω2[1/s2;T-2][m/s2;LT-2]

となる。角度かくど rad は無次元むじげんとしてあつかう。

8具体例ぐたいれい 1:水平円運動すいへいえんうんどう張力ちょうりょく

水平すいへいだいうえで、いとえん半径方向はんけいほうこうにだけ張力ちょうりょくおよぼす場合ばあいかんがえる。半径はんけい r質量しつりょう mはやv水平円運動すいへいえんうんどうでは、中心向ちゅうしんむきの合力ごうりょく

mv2r

でなければならない。この条件じょうけん中心向ちゅうしんむきにはたら実在じつざいちから張力ちょうりょくだけなら、

T=mv2r

である。円錐振子えんすいふりこのようにいとななめなら、張力ちょうりょくそのものではなく水平成分すいへいせいぶんmv2/rひとしくなる。向心力こうしんりょくというべつちから追加ついかするのではない。

9具体例ぐたいれい 2:ちいさいれの単振子たんふりこ

なが振子ふりこで、鉛直えんちょくからの角度かくどθ とする。接線方向せっせんほうこう運動方程式うんどうほうていしき

mθ¨=-mgsinθ

である。れがちいさいとき sinθθ なので

θ¨=-gθ

となる。したがって

ω=g,T=2πg

である。この結論けつろん小振幅近似しょうしんぷくきんじ範囲はんい成立せいりつする。

10見分みわかた

  • えんまわるなら、半径方向はんけいほうこうFr=mv2/rてる。
  • はやさがわるなら、接線方向せっせんほうこうしき必要ひつようである。
  • F=-kx または a=-ω2xかたちなおせるなら、単振動たんしんどうである。
  • 周期しゅうきもとめるなら、比例定数ひれいていすうから ωむ。
  • 位置いちごとのはやさをうなら、エネルギー保存ほぞん有効ゆうこうである。

11どこまで成立せいりつするか

ar=v2/r円運動えんうんどうまたは曲率半径きょくりつはんけい r曲線運動きょくせんうんどう使つかう。単振動たんしんどうしきは、復元力ふくげんりょく変位へんい比例ひれいする範囲はんい成立せいりつする。振子ふりこでは小振幅近似しょうしんぷくきんじ必要ひつようである。

12最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ar=v2r=rω2
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]x¨=-ω2x
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]x=Acos(ωt+ϕ),T=2πω

13一言ひとことでいうと

円運動えんうんどう速度そくどきをつづける運動うんどうであり、単振動たんしんどう平衡位置へいこういちもど加速度かそくど変位へんい比例ひれいする運動うんどうである。

14関連かんれんリンク

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