3方針
列ベクトルを並べて行列を作り、掃き出しで pivot 列を確認する。pivot 列に対応する元の列ベクトルが、列空間の基底を与える。
data/lecture/math/vector/row-and-column-vectors.lecture.n.md
data/lecture/math/linear-algebra/row-echelon-and-reduced-row-echelon-forms.lecture.n.md
4直感的な説明
2 本の列ベクトルが同じ方向を向いていれば、一方は他方の定数倍であり、新しい方向を追加しない。階数は、このような重複を除いた本質的な方向の数である。
5厳密な説明
a_1,\dots,a_n を行列 A の列ベクトルとする。一次関係
c_1a_1+\cdots+c_na_n=0
は
Ac=0
と同値である。したがって、列ベクトルの一次独立性は同次方程式 Ac=0 の解を調査することで判定できる。
行基本変形をしても、この同次方程式の解集合は変わらない。実際、行基本変形は左から可逆行列 E を掛ける操作なので、EA c=0 なら A c=E^{-1}0=0 であり、逆も成立する。
ここで保存されるのは、列どうしの一次関係である。一方、行基本変形は列ベクトルそのものを E a_i に移すため、列空間そのものは一般には変わる。したがって階段形で見つけた pivot 列は、「変形後の列そのもの」ではなく、「元の行列の同じ位置の列」へ戻して読む必要がある。