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直交化の基本md 6f35c6e
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直交化ちょっこうかorthogonalization基本きほん

date2026-07-14document_iddoc_c21549e9d8e64a63809a93395cc5464adescription直交化を、射影を順に除去して直交基底を構成するGram-Schmidt processとして説明し、最小二乗法への接続まで整理する講義である。prerequisites内積空間の基本 / ベクトル空間と基底 / 一次独立type講義content_typelecturestatusactiverelateddata/lecture/math/linear-algebra/linear-algebra-portal.lecture.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/inner-product-space-basics.lecture.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/complex-inner-products-and-unitary-matrices.lecture.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/orthogonal-complements-and-projections.lecture.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/least-squares-basics.lecture.n.md / data/exercise/math/linear-algebra/inner-products-orthogonality-and-projections.exercise.n.md / data/exercise/math/linear-algebra/complex-inner-products-and-unitary-matrices.exercise.n.md
mathlinear-algebraundergraduatelecture

1導入どうにゅう

この講義こうぎ中心ちゅうしん発想はっそうは、直交化ちょっこうかorthogonalizationとは、もとの部分空間ぶぶんくうかんsubspaceえずに、基底きていbasis計算けいさんしやすい直交基底ちょっこうきていえることだということである。

一次独立いちじどくりつlinear independence基底きていbasisがあっても、そのままではながさや射影しゃえいprojection計算けいさんしにくい場合ばあいがある。たがいに直交ちょっこうorthogonalする基底きていbasis変更へんこうできれば、係数けいすうcoefficientながさの計算けいさん明確めいかくになる。

2用語ようご定義ていぎ

直交基底ちょっこうきていOrthogonal basis とは、基底きていbasisかくベクトルどうしが直交ちょっこうorthogonalしている基底きていbasisである。

正規直交基底せいきちょっこうきていOrthonormal basis とは、たがいに直交ちょっこうorthogonalし、さらにながさが 1 の基底きていbasisである。

グラム・シュミットほうGram-Schmidt process とは、一次独立いちじどくりつlinear independenceなベクトルれつcolumnから、おな部分空間ぶぶんくうかんsubspace直交基底ちょっこうきてい構成こうせいする手順てじゅんである。

3方針ほうしん

もとの基底きていbasis v1,v2,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")] から開始かいしし、前段階ぜんだんかい構成こうせいした方向ほうこうへの成分せいぶんcomponentじゅん除去じょきょする。こうすると、「これまでに構成こうせいした空間くうかんかさなる部分ぶぶん」がえ、あたらしい方向ほうこうだけがのこる。

4直感的ちょっかんてき説明せつめい

v2v1同方向どうほうこう成分せいぶんcomponent共有きょうゆうしているなら、その「かさなっている部分ぶぶん」を除去じょきょすれば、v1直交ちょっこうorthogonalするあたらしいベクトルがられる。これをじゅん反復はんぷくするのがグラム・シュミットほうである。

5厳密げんみつ説明せつめい

5.10. 射影しゃえいprojection除去じょきょするという発想はっそう

u0たいして、vu 方向ほうこうへの射影しゃえいprojection

proju(v)=v,uu,uu

である。このしきは、v のうち uおな方向ほうこうをもつ成分せいぶんcomponent抽出ちゅうしゅつする。直交化ちょっこうかorthogonalizationでは、あたらしいベクトルから既存きそん直交方向ちょっこうほうこうへの射影しゃえいprojectionじゅん除去じょきょする。

複素ふくそcomplex内積空間ないせきくうかんinner product spaceでは、射影係数しゃえいけいすう複素共役ふくそきょうやくcomplex conjugate規約きやく反映はんえいされる。この系列けいれつではだい 1 変数へんすう線型せんけいとするため、係数けいすうcoefficientv,u/u,u である。だい 2 変数へんすう線型せんけいにする流儀りゅうぎでは、共役きょうやく位置いちわる。

data/lecture/math/linear-algebra/complex-inner-products-and-unitary-matrices.lecture.n.md

5.21. 2 ほん場合ばあい

ここで射影しゃえいprojection内積ないせきinner product意味いみがまだ曖昧あいまいなら、さきにこちらを確認かくにんすると理解りかい安定あんていする。

data/lecture/math/linear-algebra/inner-product-space-basics.lecture.n.md

一次独立いちじどくりつlinear independencev1,v2 から開始かいしする。

まず

u1=v1

とおく。つぎに v2 から u1 方向ほうこう成分せいぶんcomponent除去じょきょして

u2=v2-v2,u1u1,u1u1

とすると、u1u2直交ちょっこうorthogonalする。

これを実際じっさい確認かくにんすると、

u2,u1=v2-v2,u1u1,u1u1,u1

したがって、

u2,u1=v2,u1-v2,u1u1,u1u1,u1=0

である。つまり、v2 から u1 方向ほうこう射影しゃえいprojectionだけを除去じょきょすると、u1直交ちょっこうorthogonalする成分せいぶんcomponentだけがのこる。

5.32. 一般いっぱんかたち

v1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],vn から

u1=v1
uk=vk-j=1k-1vk,ujuj,ujuj

u1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],un構成こうせいすると、これらはたがいに直交ちょっこうorthogonalし、もとの基底きていbasisおな部分空間ぶぶんくうかんsubspaceる。

ここで重要じゅうようなのは、あたらしい ukvk からまえu1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],uk-1線型結合せんけいけつごうlinear combination除去じょきょして構成こうせいされるため、

ukspan(v1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],vk)

である。したがって u1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],ukかならv1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],vk空間くうかんなかにある。

ぎゃく

vk=uk+j=1k-1vk,ujuj,ujuj

復元ふくげんできるので、

vkspan(u1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],uk)

である。したがって両者りょうしゃおな部分空間ぶぶんくうかんsubspaceる。

5.43. 正規化せいきか

ながさ 1 にそろえたければ

ek=ukuk

とすれば、e1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],en正規直交基底せいきちょっこうきていorthonormal basisになる。

5.54. 最小二乗法さいしょうにじょうほうleast squares methodとの接続せつぞく

直交化ちょっこうかorthogonalizationは、最小二乗法さいしょうにじょうほうleast squares method基礎きその 1 つである。Ax=b厳密げんみつにはけない場合ばあいbA列空間れつくうかんcolumn space直交射影ちょっこうしゃえいorthogonal projectionし、その射影しゃえいprojection対応たいおうする x選択せんたくする。残差ざんさ

r=b-Ax

列空間れつくうかんcolumn space直交ちょっこうorthogonalするため、

AT(b-Ax)=0

という正規方程式せいきほうていしきられる。つまり、グラム・シュミットほう直交基底ちょっこうきてい構成こうせいする発想はっそうは、近似解きんじかい最良さいりょうにする射影しゃえいprojection理論りろんおな構造こうぞうstructureをもつ。

6判定基準はんていきじゅん

  • 基底きていbasisはあるがたがいに直交ちょっこうorthogonalしていないとき、直交化ちょっこうかorthogonalization検討けんとうする。
  • 射影しゃえいprojection最小二乗さいしょうにじょう、フーリエ展開てんかいのように「直交ちょっこうorthogonalした成分せいぶんcomponent分解ぶんかいしたい」なら、グラム・シュミットほう背景はいけいにある。
  • 部分空間ぶぶんくうかんsubspaceそのものはえず、基底きていbasisだけあつかいやすくしたいときの道具どうぐである。

7どこまで成立せいりつするか

この手順てじゅん内積ないせきinner product定義ていぎされた空間くうかんで、もとの v1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],vn一次独立いちじどくりつlinear independence場合ばあいもちいる。もし途中とちゅうuk=0 になったら、それはもとのれつcolumn一次独立いちじどくりつlinear independenceでなかったことを意味いみする。また複素ふくそcomplex内積空間ないせきくうかんinner product spaceでは内積ないせきinner product共役きょうやく意識いしきしてしき記述きじゅつする必要ひつようがある。

8最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]uk=vk-j=1k-1vk,ujuj,ujuj
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ek=ukuk
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]proju(v)=v,uu,uu

9一言ひとことでいうと

  • 直交化ちょっこうかorthogonalizationは、おな空間くうかん基底きていbasisを、計算けいさんしやすい直交基底ちょっこうきてい構成こうせいなお手順てじゅんである。

10定理ていり証明しょうめい:Gram-Schmidt は空間くうかんたも

線型独立せんけいどくりつv1,,vk に Gram-Schmidt をおこなって q1,,qkると、かく r について

span(v1,,vr)=span(q1,,qr)

である。

証明しょうめいr についての帰納法きのうほうおこなう。r=1 では q1v1非零ひれいスカラーscalarばいなので、空間くうかんおなじである。

r での手順てじゅんでは、vr から q1,,qr-1 方向ほうこうへの射影しゃえいいて直交成分ちょっこうせいぶんつくる。したがって正規化せいきかまえベクトルvector wr

wr=vr-i=1r-1vr,qiqi

であり、wrv1,,vr空間くうかんぞくする。ぎゃく

vr=wr+i=1r-1vr,qiqi

なので、vrq1,,qr空間くうかんぞくする。よってふたつの空間くうかんおなじである。

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