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Green・Gauss・Stokes の定理md b2336c1
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Green・Gauss・Stokes の定理ていり

date2026-07-15document_iddoc_20772b8be8e12158fcca76f73a6d7b4fdescriptionGreen・Gauss・Stokes の定理を、局所的な微分量と境界上の積分量を結ぶ同一原理として整理し、適用条件と計算例も確認する。prerequisites線積分と保存場 / 面積分と流束type講義content_typelecturestatusactiverelateddata/lecture/math/vector-calculus/vector-calculus-portal.lecture.n.md / data/lecture/math/vector-calculus/line-integrals-and-conservative-fields.lecture.n.md / data/lecture/math/vector-calculus/surface-integrals-and-flux.lecture.n.md / data/lecture/math/vector-calculus/laplacian-and-physical-applications.lecture.n.md / data/lecture/math/exterior-algebra/general-stokes-theorem-and-vector-calculus-dictionary.lecture.n.md
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1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、Green・Gauss・Stokes の定理ていりを、領域内部りょういきないぶ微分量びぶんりょう境界上きょうかいじょう積分量せきぶんりょうむす同一原理どういつげんりとして確認かくにんする。

2方針ほうしん

Green の定理ていり平面領域へいめんりょういき回転かいてん境界線きょうかいせん循環じゅんかんむすぶ。Gauss の発散定理はっさんていり体積領域たいせきりょういき発散はっさん境界面きょうかいめん流束りゅうそくむすぶ。Stokes の定理ていり曲面上きょくめんじょうの curl と境界曲線きょうかいきょくせん循環じゅんかんむすぶ。

3定理ていり適用てきようするまえ確認事項かくにんじこう

定理ていり適用前てきようまえには、積分対象せきぶんたいしょうき、および領域内部りょういきないぶにおけるなめらかさを確認かくにんする必要ひつようがある。Green では平面領域へいめんりょういき正向せいこうきの境界きょうかい、Gauss では閉曲面へいきょくめん外向がいこう法線ほうせん、Stokes ではけられた曲面きょくめん右手則みぎてそくにより誘導ゆうどうされる境界曲線きょうかいきょくせんきが前提ぜんていになる。

4代表式だいひょうしき

Green の定理ていり一形いっけい

DPdx+Qdy=D(Qx-Py)dA

D有限個ゆうげんこ区分的くぶんてき C1 Jordan 曲線きょくせん境界きょうかい有界平面領域ゆうかいへいめんりょういきP,QD_開近傍かいきんぼうC1 きゅうとする。D誘導ゆうどうされたせいき、すなわち外周がいしゅう反時計回はんとけいまわり、あな境界きょうかい時計回とけいまわりにける。左辺さへん全境界成分ぜんきょうかいせいぶん循環じゅんかん右辺うへん内部ないぶ回転密度かいてんみつど総和そうわである。

Gauss の発散定理はっさんていり

VF·ndS=V·FdV

である。

V区分的くぶんてき C1 境界きょうかい有界領域ゆうかいりょういきFV_開近傍かいきんぼうC1 きゅうとする。nV から外向そとむきの単位法線たんいほうせんであり、空洞くうどう境界きょうかいでは空洞側くうどうがわく。左辺さへん全境界面成分ぜんきょうかいせいぶんとお総流束そうりゅうそく右辺うへん内部ないぶ発散密度はっさんみつど体積積分たいせきせきぶんである。

Stokes の定理ていりは、けられた曲面きょくめん S とその境界きょうかい Sたいして

SF·dr=S(×F)·ndS

べられる。Sきを選択せんたくしたコンパクトな区分的くぶんてき C1 正則曲面せいそくきょくめんで、境界きょうかい区分的くぶんてき C1 とし、FSふく開集合かいしゅうごうC1 きゅうとする。S複数ふくすう成分せいぶんつとき、左辺さへん各成分かくせいぶん線積分せんせきぶんである。境界曲線きょうかいきょくせんは、選択せんたくした法線ほうせん n右手みぎて親指おやゆびけたときにゆびがる方向ほうこうである。同値どうちに、境界きょうかい進行しんこうする観察者かんさつしゃ頭部とうぶn方向ほうこうけると、曲面きょくめん左側ひだりがわ位置いちする。n反転はんてんすると境界きょうかいきも反転はんてんする。

5各定理かくていり役割やくわり

Green の定理ていり平面領域へいめんりょういきで、境界曲線きょうかいきょくせん沿循環じゅんかん内部ないぶの curl の積分せきぶん変換へんかんする。Gauss の定理ていり閉曲面へいきょくめん通過つうかする流束りゅうそく内部ないぶの divergence の積分せきぶん変換へんかんする。Stokes の定理ていり曲面きょくめん境界きょうかい沿循環じゅんかん曲面上きょくめんじょうの curl の流束りゅうそく変換へんかんする。

定理ていり境界側きょうかいがわ内部側ないぶがわ
Green平面境界へいめんきょうかい循環じゅんかん領域内りょういきない回転密度かいてんみつど
Gauss閉曲面へいきょくめん流束りゅうそく体積内たいせきない発散密度はっさんみつど
Stokes境界曲線きょうかいきょくせん循環じゅんかん曲面上きょくめんじょうの curl の法線成分ほうせんせいぶん

6なぜ同一原理どういつげんりえるか

領域りょういき小片しょうへん分割ぶんかつすると、内部ないぶせっする人工的じんこうてき境界きょうかい寄与きよきがぎゃくになるため相殺そうさいされる。最後さいごのこるのは、あな空洞くうどう境界きょうかいふく領域全体りょういきぜんたい境界きょうかいである。この相殺そうさいが、Green・Gauss・Stokes の背後はいごにある共通構造きょうつうこうぞうである。

7Green の計算例けいさんれい

F=(-y/2,x/2) とし、D単位円板たんいえんばんとする。Green の定理ていりにより、

DF·dr=D1dA=π

である。境界きょうかい直接ちょくせつパラメータ表示ひょうじしてもおなあたいる。この一致いっちが、境界積分きょうかいせきぶん内部積分ないぶせきぶん対応たいおうしめす。

直接計算ちょくせつけいさんでは、Dr(t)=(cost,sint)0[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"le\")")]t[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"le\")")]2πけば、

F(r(t))=(-sint2,cost2),r(t)=(-sint,cost)

だから

F(r(t))·r(t)=12

となり、

DF·dr=02π12dt=π

る。Green の定理ていりは、この直接計算ちょくせつけいさん内部積分ないぶせきぶん変換へんかんし、境界積分きょうかいせきぶん内部積分ないぶせきぶん構造的関係こうぞうてきかんけい明確めいかくにする。

8Gauss の計算例けいさんれい

F=(x,y,z) とし、V原点げんてん中心ちゅうしんとする半径はんけい R>0きゅうとする。·F=3 なので、

V·FdV=3·4πR33=4πR3

である。一方いっぽう境界球面きょうかいきゅうめんでは F·n=R であり、面積めんせき4πR2 なので流束りゅうそく4πR3 である。

このれいは、発散はっさん各点かくてん一定値いっていち 3 を総流束そうりゅうそくが、体積たいせき比例ひれいして増加ぞうかすることをしめしている。Gauss の定理ていりは、表面ひょうめん直接積分ちょくせつせきぶんより内部ないぶの divergence のほうが簡単かんたん場合ばあいとく有効ゆうこうである。

9Stokes の計算例けいさんれい

F=(-y/2,x/2,0) とし、Sxy 平面上へいめんじょう単位円板たんいえんばん法線ほうせん上向うわむきとする。×F=(0,0,1) なので、

S(×F)·ndS=π

である。境界きょうかい反時計回はんとけいまわりの単位円たんいえんであり、線積分せんせきぶんπ になる。Green の定理ていりは、この平面へいめん Stokes 定理ていりかたちとして解釈かいしゃくできる。

10直接計算ちょくせつけいさん定理利用ていりりよう使つか

境界きょうかい単純たんじゅんで、表示ひょうじ簡単かんたんなら直接計算ちょくせつけいさん十分じゅうぶんである。一方いっぽう境界きょうかい複雑ふくざつ内部量ないぶりょうのほうが簡単かんたんなら、Green・Gauss・Stokes により計算けいさん容易ようい積分表示せきぶんひょうじ変換へんかんすることが有効ゆうこうである。

11微分形式びぶんけいしきへの接続せつぞく

これらみっつの定理ていりは、次元じげん積分対象せきぶんたいしょうことなるだけで、内部ないぶ微分びぶん境界きょうかい積分せきぶんむす同一構造どういつこうぞうつ。この構造こうぞう微分形式びぶんけいしきにより一般化いっぱんかされる。

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12Laplacian への接続せつぞく

uV_開近傍かいきんぼうC2 とし、F=u を Gauss の発散定理はっさんていり代入だいにゅうすると、

Vu·ndS=VΔudV

となる。左辺さへんu/n=u·n境界面上きょうかいめんじょう面積分めんせきせきぶん、すなわち勾配こうばい外向そとむ流束りゅうそくであり、内部ないぶの Laplacian とむすばれる。次講義じこうぎでは Δu=·u意味いみ物理的応用ぶつりてきおうようあつかう。

data/lecture/math/vector-calculus/laplacian-and-physical-applications.lecture.n.md

13特異点とくいてんがある場合ばあい

領域りょういきき、境界きょうかいなめらかさを確認かくにんする。特異点とくいてん領域内部りょういきないぶにある場合ばあいは、そのてん除外じょがいした領域りょういき再構成さいこうせいする必要ひつようがある。たとえば

F(x,y)=(-yx2+y2,xx2+y2)

原点げんてん定義ていぎされないため、原点げんてんふく円板えんばんへ Green の定理ていりをそのまま適用てきようしてはならない。

原点げんてん周囲しゅうい小円板しょうえんばんのぞいて環状領域かんじょうりょういきへ Green の定理ていり適用てきようすると、外周がいしゅう反時計回はんとけいまわり、内周ないしゅう時計回とけいまわりにけられる。このでは領域内りょういきないの curl は 0 だが、外周がいしゅう循環じゅんかん 2π内周ないしゅう循環じゅんかん -2π相殺そうさいする。特異点とくいてん除外じょがいするときは、あらたにしょうじる内側境界うちがわきょうかい寄与きよててはならない。

14関連かんれんリンク

data/lecture/math/vector-calculus/vector-calculus-portal.lecture.n.md data/lecture/math/vector-calculus/line-integrals-and-conservative-fields.lecture.n.md data/lecture/math/vector-calculus/surface-integrals-and-flux.lecture.n.md
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