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複素数と複素平面md f17c920
lecture/math/algebra/複素数と複素平面-講義.n.md
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複素数ふくそすう複素平面ふくそへいめん

date2026-04-01description複素数を平面上の回転・拡大として定義し直し、極形式・オイラーの公式・ド・モアブルの定理・代数学の基本定理を整理する。prerequisites二次方程式の解の公式 / 三角関数type講義statusactiverelateddata/lecture/math/algebra/二次方程式の解の公式-講義.n.md / data/lecture/math/trigonometry/三角関数-講義.n.md / data/lecture/math/vector/ベクトルと内積-講義.n.md
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導入どうにゅう

この講義こうぎ核心かくしんは、複素数ふくそすうとは「平面上へいめんじょうてん乗法じょうほうあたえたもの」であり、ざんが「拡大かくだい回転かいてん合成ごうせい」を意味いみするという見方みかただ。

i2=-1 になる不思議ふしぎすう」という見方みかた本質ほんしつかくす。iけることは「90° 回転かいてんさせる操作そうさ」であり、i2-1 になるのは「90° を 2 かいで 180° = -1実軸じくじく反対側はんたいがわ)」になるからだ。この見方みかたから加法かほう平行移動へいこういどう乗法じょうほう回転かいてん拡大かくだい、オイラーの公式こうしき指数しすう三角関数さんかくかんすう統一とういつとして自然しぜん理解りかいできる。

用語ようご定義ていぎ

複素数ふくそすうComplex number

a,bRi2=-1 として z=a+biかたちすう複素数ふくそすうComplex numberという。a=Re(z)実部じつぶ)、b=Im(z)虚部きょぶ)。

共役複素数きょうやくふくそすうComplex conjugate絶対値ぜったいちModulus偏角へんかくArgument

z¯=a-bi,|z|=a2+b2,argz=θただしtanθ=b/a

絶対値ぜったいち原点げんてんからの距離きょり偏角へんかく実軸じっくからの角度かくどあらわす。

方針ほうしん

  1. 代数的だいすうてき計算けいさん直交ちょっこう座標ざひょう a+bi)と幾何的きかてき見方みかた平面へいめんてん)の対応たいおう確認かくにんする
  2. 極形式きょくけいしき偏角へんかく絶対値ぜったいち)で乗法じょうほう幾何的きかてき意味いみ明確めいかくにする
  3. オイラーの公式こうしきでこれらを統一とういつする

厳密げんみつ説明せつめい

1. 基本計算きほんけいさん

z1=a+biz2=c+di として:

z1+z2=(a+c)+(b+d)i
z1z2=(ac-bd)+(ad+bc)i
z1z1_=a2+b2=|z1|2

ざんz0 のとき [PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]1z=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]z¯|z|2分母ぶんも実数じっすうするために共役きょうやく有理化ゆうりかする。

2. 極形式きょくけいしき乗法じょうほう幾何きか

|z|=rargz=θ として:

z=r(cosθ+isinθ)=reiθ

乗法じょうほう極形式きょくけいしき

z1z2=r1r2ei(θ1+θ2)

すなわち 絶対値ぜったいちせき偏角へんかくzw=seiϕけると s ばい拡大かくだいして ϕ 回転かいてんする。

れいi=eiπ/2 なので iける = 90° 回転かいてん-1=eiπ なので i2=eiπ=-1

3. オイラーの公式こうしき

eiθ=cosθ+isinθ

特別とくべつあたい

eiπ+1=0(オイラーの/][PARSE ERROR: Undefined("RBrace")]
eiπ/2=i,eiπ=-1,e2πi=1

三角関数さんかくかんすう表現ひょうげん

cosθ=eiθ+e-iθ2,sinθ=eiθ-e-iθ2i

4. ド・モアブルの定理ていり

n整数せいすうとして:

(reiθ)n=rneinθ(cosθ+isinθ)n=cosnθ+isinnθ

応用おうようn 乗根じょうこんzn=1かいe2πik/nk=0,1,,n-1)— 複素平面ふくそへいめんせい n 角形かくけい頂点ちょうてん形成けいせいする。

れいz3=1かい1e2πi/3=-1/2+3i/2e4πi/3=-1/2-3i/2

5. 代数学だいすうがく基本定理きほんていり

n 複素係数ふくそけいすう多項式たこうしき複素数ふくそすう範囲はんいでちょうど n 重複ちょうふく度数どすうみ)をつ。

これは C代数的閉体だいすうてきへいたいAlgebraically closed fieldであることをしめす。実数じっすう係数けいすう多項式たこうしきでは実数解じっすうかい複素数解ふくそすうかい共役きょうやくのペアであらわれる。

6. 複素数ふくそすう応用おうよう

分野ぶんや使つかかた
信号処理しんごうしょりフーリエ変換へんかんeiωt基底きてい
電気回路でんきかいろインピーダンス(交流こうりゅう回路かいろ複素数ふくそすう記述きじゅつ
微分方程式びぶんほうていしきeiωt実部じつぶcosωt虚部きょぶsinωt
幾何きか平面へいめん回転かいてん相似変換そうじへんかん乗法じょうほう表現ひょうげん

見分みわかた

  • 平面へいめん回転かいてん拡大かくだいた → 乗法じょうほう極形式きょくけいしき
  • x2+1=0 など実数解じっすうかい存在そんざいしない方程式ほうていしきC
  • cosnθsinnθ公式こうしき → ド・モアブルの定理ていり
  • 周期関数しゅうきかんすう解析かいせきeiωt置換ちかんして計算けいさん

どこまでつか

C代数的閉体だいすうてきへいたいであり、すべての多項式たこうしき意味いみで「最終的さいしゅうてきすう体系たいけい」である。四元数しげんすう Ha+bi+cj+dk)はせき可換かかんでない 4 次元じげん体系たいけいであり、3 次元じげん回転かいてん記述きじゅつする。複素解析ふくそかいせきでは正則関数せいそくかんすう複素微分可能ふくそびぶんかのう関数かんすう)がきわめてゆたかな構造こうぞうつことがしめされる。

最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]z=reiθ=r(cosθ+isinθ),zz¯=|z|2
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]eiθ=cosθ+isinθ(オイラーの/][PARSE ERROR: Undefined("RBrace")]
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")](cosθ+isinθ)n=cosnθ+isinnθ(ド・モアブル)

一言ひとことでいうと

複素数ふくそすう乗法じょうほうは「拡大かくだい回転かいてん合成ごうせい」であり、iけることは 90° 回転かいてんぎない—オイラーの公式こうしき eiθ=cosθ+isinθ はこの見方みかた指数しすう三角関数さんかくかんすうつらぬ統一的とういつてき記法きほう昇華しょうかする。

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