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べき級数解法と Frobenius 法md 4c5c8f5
lecture/math/differential-equations/べき級数解法とFrobenius法-講義.n.md
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べき級数解法きゅうすうかいほうと Frobenius ほう

date2026-05-26descriptionべき級数解法と Frobenius 法を、変数係数方程式を局所展開で扱う標準手段として整理する。prerequisitesEuler-Cauchy型と高階方程式 / テイラー展開とマクローリン展開type講義statusactiverelateddata/lecture/math/analysis/テイラー展開とマクローリン展開-講義.n.md / data/lecture/math/differential-equations/Euler-Cauchy型と高階方程式-講義.n.md / data/exercise/math/differential-equations/微分方程式の入口と直接積分-基本演習.n.md
mathdifferential-equationspower-serieslecture

導入どうにゅう

このページの核心かくしんは、変数係数へんすうけいすう線型方程式せんけいほうていしき特性方程式とくせいほうていしき使つかえない場合ばあいに、かい局所級数きょくしょきゅうすうとして構成こうせいすることである。

べき級数解法きゅうすうかいほう

通常点つうじょうてん近傍きんぼうでは

y=n=0anxn

仮定かていする。導関数どうかんすう

y=n=1nanxn-1,y'=n=2n(n-1)anxn-2

である。これを方程式ほうていしき代入だいにゅうし、おなべき係数けいすう比較ひかくして an漸化式ぜんかしきる。

通常点つうじょうてんとは、標準形ひょうじゅんけい y'+P(x)y+Q(x)y=0 にしたとき、P,Q がそのてん近傍きんぼう解析的かいせきてきであるてんす。この条件じょうけんがあるため、かいもべき級数きゅうすうとして構成こうせいできると期待きたいする。級数きゅうすう仮定かていする理由りゆうは、微分びぶん係数比較けいすうひかくにより、未知関数みちかんすう無限個むげんこ係数けいすう決定問題けっていもんだい変換へんかんできるためである。

Frobenius ほう

Frobenius ほうFrobenius method は、正則特異点せいそくとくいてん近傍きんぼう

y=xrn=0anxn

仮定かていする方法ほうほうである。r指数方程式しすうほうていしきから決定けっていされる。通常つうじょうのべき級数きゅうすうでは不足ふそくするべきのずれを、xr吸収きゅうしゅうする。

正則特異点せいそくとくいてんでは、係数けいすうそのものは特異とくいでも、xP(x)x2Q(x)解析的かいせきてきである。この場合ばあいかい通常つうじょうのべき級数きゅうすうではなく、先頭せんとうxr級数きゅうすうとして表現ひょうげんされることが自然しぜんである。Euler-Cauchy がたはこの構造こうぞう最小例さいしょうれいである。

具体例ぐたいれい

y'+xy=0

y=anxn代入だいにゅうすると、

n=0(n+2)(n+1)an+2xn+n=1an-1xn=0

となる。係数比較けいすうひかくから a2=0、および n[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"ge\")")]1

(n+2)(n+1)an+2+an-1=0

る。初期係数しょきけいすう a0,a1 からかい局所的きょくしょてき構成こうせいされる。

この漸化式ぜんかしきは、a0a1自由じゆう設定せっていすると、そのあと係数けいすう順次じゅんじ決定けっていされることをしめす。二階線型にかいせんけい解空間かいくうかんが 2 次元じげんであることが、級数係数きゅうすうけいすう自由度じゆうどとしてあらわれている。

Frobenius ほう最小例さいしょうれい

x2y'-xy+y=0

x=0特異点とくいてんつ。y=xrくと

r(r-1)-r+1=(r-1)2=0

であり、重根じゅうこん r=1る。この場合ばあいxxlogx基本解きほんかいになる。Frobenius ほうでは、指数方程式しすうほうていしきこん重複ちょうふくにより、対数項たいすうこう必要ひつようになる場合ばあいがある。

どこまでつか

級数解きゅうすうかい形式的けいしきてき係数決定けいすうけっていだけでは完了かんりょうしない。収束半径しゅうそくはんけい特異点とくいてん初期条件しょきじょうけんとの整合性せいごうせい確認かくにんする必要ひつようがある。

不規則特異点ふきそくとくいてんでは、Frobenius ほう直接ちょくせつ適用てきようできない場合ばあいがある。また、級数解きゅうすうかいられても、じた初等関数しょとうかんすうとして表現ひょうげんできるとはかぎらない。級数解法きゅうすうかいほう目的もくてきは、初等関数しょとうかんすうもどすことではなく、局所的きょくしょてき制御せいぎょされたかい構成こうせいすることである。

演習えんしゅうリンク

data/exercise/math/differential-equations/微分方程式の入口と直接積分-基本演習.n.md

関連かんれんリンク

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