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同次形と置換md d261900
lecture/math/differential-equations/同次形と置換-講義.n.md
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同次形と置換
mathdifferential-equationsfirst-orderlecture
導入
このページの核心は、一階方程式の同次形を、比 y/x を新たな未知関数にする置換で変数分離形へ変換することである。
標準形
同次形 は
y'=F\left(\frac{y}{x}\right)
に整理できる一階方程式である。ここでの同次は二階線型の「右辺が 0」という同次とは別の用法である。
なぜこの方針を選ぶのか
右辺が y/x だけに依存するなら、絶対的な位置ではなく比が本質である。したがって
v=\frac{y}{x},\qquad y=vx
と置換する。このとき
y'=v+xv'
であるため、元の方程式は v と x の方程式へ変換される。
具体例
y'=1+\frac{y}{x}
では、v=y/x とおくと
v+xv'=1+v
である。したがって xv'=1、すなわち
v'=\frac{1}{x}
を得る。積分により v=\log|x|+C であるため、
y=x(\log|x|+C)
である。
失敗例
y'=x+y
は y/x の関数だけでは表現できない。したがって v=y/x の置換は自然ではない。同次形かどうかは、式を F(y/x) に整理できるかで判定する。
どこまで成り立つか
この方法は x=0 を含まない区間で扱う。y/x が定義できない点を含めると、置換の前提が破綻する。