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勾配・発散・回転md c5a456c
lecture/math/vector-calculus/勾配・発散・回転-講義.n.md
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勾配こうばい発散はっさん回転かいてん

date2026-04-23description勾配・発散・回転を、場の局所的な増加・湧き出し・循環を測る演算子として整理する。prerequisitesスカラー場とベクトル場 / 多変数関数と偏微分type講義statusactiverelateddata/lecture/math/analysis/ベクトル解析の入口-講義.n.md / data/lecture/math/vector-calculus/線積分と保存場-講義.n.md / data/lecture/math/vector-calculus/面積分と流束-講義.n.md
mathvector-calculusgrad-div-curllecture

導入どうにゅう

このページの核心かくしんは、grad・div・curl を記号操作きごうそうさではなく、局所的きょくしょてき変化へんか測定そくていする三種類さんしゅるい演算子えんざんしとして確認かくにんすることである。

用語ようご定義ていぎ

勾配こうばいGradient は、スカラーもっときゅう増加ぞうかする方向ほうこうおおきさをあらわすベクトルである。

発散はっさんDivergence は、ベクトル一点いってん近傍きんぼうでどれだけすかをはかるスカラーりょうである。

回転かいてんCurl は、ベクトル一点いってん近傍きんぼうでどれだけ循環じゅんかんするかをはかるベクトルりょうである。

方針ほうしん

勾配こうばい方向微分ほうこうびぶん最大化さいだいかする方向ほうこうである。発散はっさん小領域しょうりょういきからの正味流出しょうみりゅうしゅつ密度みつどとしてとらえる。回転かいてん微小閉曲線びしょうへいきょくせん沿循環じゅんかん密度みつどとしてとらえる。

具体例ぐたいれい

f(x,y)=x2+y2 なら

f=(2x,2y)

である。勾配こうばい原点げんてんから外向そとむきにび、あたい増加ぞうかする方向ほうこうしめす。

F(x,y)=(-y,x) では、平面上へいめんじょう回転かいてんつよさがせいになる。循環じゅんかん基本例きほんれいである。

成分公式せいぶんこうしき意味いみ

f=(fx,fy,fz) は、各座標方向かくざひょうほうこう増加率ぞうかりつひとつのベクトルに集約しゅうやくしたものである。·F は、各方向かくほうこう流出入りゅうしゅつにゅうわせたものである。×F は、座標平面ざひょうへいめんごとの局所循環きょくしょじゅんかんわせたものである。

発散はっさんしきは、小箱しょうばこからの流出量りゅうしゅつりょう体積たいせき極限きょくげんとして理解りかいできる。x 方向ほうこう右面うめん左面さめん近似的きんじてきF1/xみ、y,z 方向ほうこう同様どうようである。回転かいてんは、微小長方形びしょうちょうほうけいまわりの循環じゅんかん面積めんせき極限きょくげんとしてられる。

比較例ひかくれい

  • 放射状場ほうしゃじょうば F(x,y)=(x,y)原点げんてんから外向そとむきにひろがるため、発散はっさんせいである。
  • 回転場かいてんば F(x,y)=(-y,x)しより循環じゅんかんつ。
  • F(x,y,z)=(-y,x,0) は divergence が 0 であるが curl は 0 ではない。
  • あなのある領域りょういきF=(-y/(x2+y2),x/(x2+y2))かんがえると、curl は局所的きょくしょてきに 0 であるが、原点げんてんかこ閉曲線へいきょくせん線積分せんせきぶんは 0 にならない。

具体計算ぐたいけいさん 1: 放射状場ほうしゃじょうば

F(x,y)=(x,y) では

·F=1+1=2,curlF=0

である。原点げんてんから外向そとむきに流出りゅうしゅつするが、局所的きょくしょてき回転かいてんはない。

具体計算ぐたいけいさん 2: 回転場かいてんば

G(x,y)=(-y,x) では

·G=0,curlG=2

である。しはないが、反時計回はんとけいまわりの循環じゅんかんつ。おな矢印図やじるしずでも、外向そとむきのひろがりと回転かいてんべつりょう測定そくていする。

単位たんい確認かくにん

速度場そくどば v単位たんいm/s とすると、divergence の単位たんい1/s である。単位体積たんいたいせきあたりの相対的そうたいてき膨張率ぼうちょうりつとして解釈かいしゃくできる。curl も 1/s単位たんいち、局所的きょくしょてき角速度かくそくど尺度しゃくどになる。

積分せきぶんへの接続せつぞく

curl は線積分せんせきぶん循環じゅんかんむすびつき、divergence は面積分めんせきぶん流束りゅうそくむすびつく。この接続せつぞく定理ていりとしてべるのが Green・Gauss・Stokes の定理ていりである。

どこまでつか

これらのしき十分じゅうぶんなめらかな安定あんていして使用しようできる。不連続ふれんぞく特異点とくいてんふく場合ばあいは、領域りょういきから除外じょがいするか、分布ぶんぷ意味いみあつか必要ひつようがある。

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