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回転運動の基本md c952f48
lecture/physics/mechanics/回転運動の基本-講義.n.md
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回転運動かいてんうんどう基本きほん

date2026-04-25description固定軸回転を本線として、角度量と直線量の対応、接線加速度と向心加速度の分解、等角加速度回転の公式を整理する。prerequisites円運動と単振動 / 力のつり合いと運動の法則 / ベクトルの基本type講義statusactiverelateddata/lecture/physics/mechanics/力学ポータル-講義.n.md / data/lecture/physics/mechanics/円運動と単振動-講義.n.md / data/lecture/physics/mechanics/角運動量の基本-講義.n.md / data/lecture/physics/mechanics/慣性モーメントの基本-講義.n.md
physicsmechanicshighschoolundergraduatelecture

導入どうにゅう

この講義こうぎ核心かくしんは、固定軸こていじくまわりの回転運動かいてんうんどうでは、θ,ω,αx,v,a対応たいおうし、直線運動ちょくせんうんどうかんがかたをそのままうつせるというてんにある。えんうえうごてん位置いち弧長こちょう s でも角度かくど θ でも記述きじゅつできる。θえらぶと回転かいてん一様いちようけ、最後さいごs=rθながさへもどせる。この変換へんかんかなめ半径はんけい r である。

このページでけるようになること

  • θ,ω,αもちいて固定軸回転こていじくかいてん記述きじゅつする
  • v=rωat=rαan=rω2意味いみきを区別くべつする
  • 等角加速度とうかくかそくど回転かいてんの 3 公式こうしきてる
  • 質点しつてん円運動えんうんどう剛体ごうたい回転かいてん役割分担やくわりぶんたん整理せいりする

方針ほうしん

まず弧長こちょう s=rθ から v=rωat=rαみちびく。そのあと速度そくどベクトルのきの変化へんかから向心加速度こうしんかそくど an=rω2る。最後さいご直線運動ちょくせんうんどうとの対応表たいおうひょうもちいて等角加速度とうかくかそくど回転かいてん公式こうしき整理せいりする。

適用条件てきようじょうけん

  • このページの本線ほんせん固定軸こていじくまわりの回転かいてんである
  • v=rωじくからの距離きょり r一定いっていてんたいして使つか
  • at=rα接線方向せっせんほうこうan=rω2法線方向ほうせんほうこう成分せいぶんである

用語ようご定義ていぎ

角速度かくそくどAngular velocity

角速度かくそくどAngular velocityとは、角度かくど時間じかん変化へんかりつである:

ω=dθdt

かく」という命名めいめいangular角度かくどかんする)のやくはやさに相当そうとうするが、はかるのは空間くうかん移動いどう距離きょりではなく角度かくど変化へんかりょうである。

角加速度かくかそくどAngular acceleration

角加速度かくかそくどAngular accelerationとは、角速度かくそくど時間じかん変化へんかりつである:

α=dωdt=d2θdt2

直線量ちょくせんりょう角度量かくどりょう対応たいおう

直線運動ちょくせんうんどう記号きごう次元じげん回転運動かいてんうんどう記号きごう次元じげん変換へんかん
変位へんいx[m]回転角かいてんかくθ[rad]無次元むじげんx=rθ
速度そくどv[m/s]角速度かくそくどω[rad/s]v=rω[m/s;LT-1]
加速度かそくどa[m/s2]角加速度かくかそくどα[rad/s2]at=rα[m/s2;LT-2]
質量しつりょうm[kg]慣性かんせいモーメントI[kgm2]
ちからF[N]=[kgm/s2]ちからのモーメントτ[Nm]=[kgm2/s2]τ=rF

この対応たいおうにより、直線ちょくせん運動方程式うんどうほうていしき ma=F対応たいおうして Iα=τ成立せいりつする(詳細しょうさい慣性かんせいモーメント・角運動量かくうんどうりょう講義こうぎあつかう)。

質点しつてん円運動えんうんどう剛体ごうたい回転かいてん

質点しつてん円運動えんうんどう剛体ごうたい回転かいてん
主役しゅやく1 質点しつてんひろがった物体ぶったい
おもりたいもの向心加速度こうしんかそくど向心力こうしんりょく角速度かくそくど角加速度かくかそくど、トルク
つぎすす内容ないよう円運動えんうんどう単振動たんしんどう慣性かんせいモーメント、角運動量かくうんどうりょう

向心加速度こうしんかそくど遠心力えんしんりょく区別くべつ

向心加速度こうしんかそくどCentripetal acceleration遠心力えんしんりょくCentrifugal force
性質せいしつ実在じつざいする加速度かそくど擬似力ぎじりょく非慣性系ひかんせいけい補正項ほせいこう
つね中心ちゅうしんそと
使つかえる座標系ざひょうけい慣性系かんせいけい回転系かいてんけいのみ
おおきさv2r=rω2mrω2そときのちからとしてあつかう)

混同こんどうするとあやまること:「等速とうそく円運動えんうんどうでは向心力こうしんりょく遠心力えんしんりょくがつりっている」という記述きじゅつ慣性系かんせいけいではあやまり。慣性系かんせいけいでは向心力こうしんりょく向心加速度こうしんかそくどしているだけである。

見方みかた整理せいり

まず弧長こちょう s=rθ出発点しゅっぱつてんとし、微分びぶんv=rω、さらに微分びぶんat=rα導出どうしゅつする。等速とうそく円運動えんうんどうでは速度そくどベクトルのきの変化へんかから向心加速度こうしんかそくど an=v2/r別途べっと導出どうしゅつする。

直感的ちょっかんてき説明せつめい

回転かいてんしている物体ぶったいでは、1 びょうでどれだけ角度かくどすすむかをるほうが自然しぜんである。実際じっさい空間くうかんうごいているのは円周えんしゅう沿った位置いちなので、最後さいごながさへもどはし必要ひつようである。それが v=rω である。等速とうそく円運動えんうんどうでははやさはわらないがきはわりつづける。きがわるということは加速度かそくど存在そんざいするということである。その加速度かそくど向心加速度こうしんかそくどである。

厳密げんみつ説明せつめい

1. 弧長こちょう角度かくど

半径はんけい rえん角度かくどθ のとき弧長こちょう

s=rθ

θ はラジアン単位たんいはかる(ではしきたない)。

2. 線速度せんそくど導出どうしゅつ

s=rθ時間じかん微分びぶんすると

v=dsdt=rdθdt=rω

3. 向心加速度こうしんかそくど導出どうしゅつ

等速とうそく円運動えんうんどうv=const)では速度そくどベクトルのおおきさはわらず、きだけがわる。みじか時間じかん ΔtかくΔθ だけわると、速度そくどベクトルの変化へんかりょうおおきさは

|Deltavec{v}| approx v,Deltatheta

したがって加速度かそくどおおきさは

an=limΔt0|Δv|Δt=vdθdt=vω

v=rω代入だいにゅうすると

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]an=v2r=rω2

きはつね中心ちゅうしんき(向心こうしん方向ほうこう)。つまり向心加速度こうしんかそくどは「はやさがわるから」ではなく「きがわるから」あらわれる加速度かそくどである。

4. 接線方向せっせんほうこう加速度かそくど

回転かいてんはやさもわる場合ばあいv=rω時間じかん微分びぶんすると

at=dvdt=rdωdt=rα

非等速ひとうそく円運動えんうんどうでは加速度かそくどの 2 成分せいぶん共存きょうぞんする。中心向ちゅうしんむきの成分せいぶん速度そくどきをえ、接線方向せっせんほうこう成分せいぶんはやさのおおきさをえる。

an=v2r=rω2

at=rα

合加速度ごうかそくどおおきさは a=an2+at2

5. 等加速度とうかそくど回転かいてん公式こうしき

直線ちょくせん等加速度とうかそくど公式こうしき v=v0+atx=x0+v0t+12at2完全かんぜん対応たいおうする:

ω=ω0+αt

θ=θ0+ω0t+12αt2

ω2-ω02=2α(θ-θ0)

ここでも前提ぜんていα=const である。

具体例ぐたいれい 1: 円盤えんばん周辺しゅうへんてん

半径はんけい 0.20[m;L]円盤えんばんω=10[rad/s;T-1]回転かいてんしているとする。このとき周辺しゅうへんてん線速度せんそくど

v=rω=0.20×10=2.0

であり、向心加速度こうしんかそくど

an=rω2=0.20×102=20

である。

具体例ぐたいれい 2: 等角加速度とうかくかそくど回転かいてん

ω0=2.0[rad/s;T-1]α=3.0[rad/s2;T-2]t=4.0[s;T] とすると

ω=ω0+αt=2.0+3.0×4.0=14

となる。さらに

θ-θ0=ω0t+12αt2

回転角かいてんかくもとめられる。

見分みわかた

  • 円運動えんうんどう回転かいてんたら、まず θ,ω,αけないかかんがえる
  • はやさがわらなくてもきがわるなら加速度かそくど存在そんざいする → 向心加速度こうしんかそくど
  • 回転かいてんはやさもわるなら at=rα必要ひつよう
  • 遠心力えんしんりょく回転系かいてんけいでのみ使用しようする(慣性系かんせいけいでは使つかわない)

並進へいしん回転かいてん同時どうじあつか場面ばめん

円板えんばんきゅうころがる問題もんだいでは、重心じゅうしん並進運動へいしんうんどうと、重心じゅうしんまわりの回転運動かいてんうんどう同時どうじあつかう。

F=ma,τG=IGα

さらに、すべりなしなら

a=Rα,v=Rω

束縛条件そくばくじょうけんとしてくわえる。摩擦力まさつりょく仕事しごとをしない場合ばあいもあるが、回転かいてんむモーメントとしては重要じゅうようである。したがって、ころがり問題もんだいでは摩擦まさつ単純たんじゅんに「邪魔じゃまちから」としてさない。

追加例ついかれい: 斜面しゃめんころがる剛体ごうたい

半径はんけい R質量しつりょう m重心じゅうしんまわりの慣性かんせいモーメント IG剛体ごうたいが、角度かくど θ斜面しゃめんをすべらずにころがる。斜面しゃめん沿下向したむきをせいにすると、並進へいしんしき

ma=mgsinθ-f

重心じゅうしんまわりの回転かいてんしき

IGα=fR

すべりなしより a=Rα なので

f=IGR2a

これを並進へいしんしき代入だいにゅうして

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]a=gsinθ1+[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]IGmR2

る。慣性かんせいモーメントがおおきいほど、おな重力じゅうりょくでも回転かいてん使つかわれるぶんえ、重心じゅうしん加速度かそくどちいさくなる。

回転かいてん仕事しごと仕事率しごとりつ

ちからのモーメント τ角度かくど θ だけ回転かいてんさせるとき、回転かいてん仕事しごと

W=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"taud\")")]θ

である。τ一定いっていなら

W=τΔθ

となる。仕事率しごとりつ

P=τω

である。これは直線運動ちょくせんうんどうW=FdxP=Fv対応たいおうする。回転かいてんでは、ちからそのものではなくちからのモーメントが仕事しごとめる。

角量かくりょう線量せんりょう対応たいおう

固定軸こていじくまわりの回転かいてんでは、直線運動ちょくせんうんどうりょう回転運動かいてんうんどうりょう対応たいおうする。

直線運動ちょくせんうんどう回転運動かいてんうんどう
位置いち x角度かくど θ
速度そくど v角速度かくそくど ω
加速度かそくど a角加速度かくかそくど α
ちから Fちからのモーメント τ
質量しつりょう m慣性かんせいモーメント I
F=maτ=Iα
K=12mv2K=12Iω2

この対応たいおう便利べんりだが、一般いっぱん剛体運動ごうたいうんどうではじく固定こていされているとはかぎらない。対応表たいおうひょう使つかまえに、固定軸こていじくまたは重心軸じゅうしんじくとしてあつかえるかを確認かくにんする。

じくえらかた

回転かいてんしきてるときは、どのじくまわりにるかをさきめる。

えらじくいている場面ばめん利点りてん
固定軸こていじく蝶番ちょうつがい滑車かっしゃ回転軸かいてんじく固定こていされている軸反力じくはんりょくのモーメントが 0 になる
重心軸じゅうしんじくころがりや自由じゆう剛体ごうたい運動うんどう並進へいしん回転かいてんけてける
接触点せっしょくてんまわりすべりなしころがりの瞬間しゅんかん接触点せっしょくてん速度そくどが 0 となせる

固定軸こていじくでは τ=Iα をそのまま使つかいやすい。重心軸じゅうしんじくでは F=maτG=IGα連立れんりつする。接触点せっしょくてんまわりの方法ほうほう便利べんりだが、慣性かんせいモーメントのじくがどこかをかなら確認かくにんする。

どこまでつか

v=rωat=rα半径はんけい r一定いってい円運動えんうんどう前提ぜんていとする。an=v2/r曲率半径きょくりつはんけい r任意にんい曲線運動きょくせんうんどう一般化いっぱんかできる(r時間じかんわる場合ばあい別途べっと考察こうさつ必要ひつよう)。回転運動かいてんうんどう動力学どうりきがく慣性かんせいモーメント・角運動量かくうんどうりょう)については別途べっと講義こうぎあつかう。

よくあるあやま

  • a=rα全加速度ぜんかそくどおも
  • 向心加速度こうしんかそくど接線方向せっせんほうこうえが
  • v=rω固定軸こていじくでない一般運動いっぱんうんどう濫用らんようする
  • 遠心力えんしんりょく慣性系かんせいけいしきくわえる

最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]ω=dθdt,α=dωdt
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]v=rω,at=rα

向心加速度こうしんかそくど中心向ちゅうしんむきである。

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]an=v2r=rω2

一言ひとことでいうと

θωαxva完全かんぜん対応たいおうものであり、半径はんけい rけると線速度せんそくど接線加速度せっせんかそくど変換へんかんできる。向心加速度こうしんかそくどはやさでなくきの変化へんかからまれる。

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文字式もじしき単位たんい

回転かいてんでは、角変位かくへんい θ[rad;1]角速度かくそくど ω[rad/s;T-1]角加速度かくかそくど α[rad/s2;T-2]使つかう。rad は無次元むじげんとしてあつかうため、v=rω[m/s;LT-1] では r[m;L]ω[rad/s;T-1] から v[m/s;LT-1]る。

回転かいてん運動方程式うんどうほうていしき τ=Iα では、τ[Nm;ML2T-2]I[kgm2;ML2]α[rad/s2;T-2] である。rad を無次元むじげんとすると、Iα[kgm2/s2;ML2T-2]=[Nm] になる。回転かいてんエネルギー 12Iω2[J;ML2T-2] も、おなじく [kgm2/s2] になる。

並進へいしん回転かいてん同時どうじてる手順てじゅん

ころがり運動うんどうでは、並進へいしんしき回転かいてんしき、すべりなしの束縛条件そくばくじょうけん別々べつべつてる。

F=Ma

τ=Iα

a=Rα

この 3 種類しゅるいしきぜないことが重要じゅうようである。摩擦力まさつりょく並進へいしんではちから回転かいてんではモーメントをつくおな未知量みちりょうとしてあらわれる。

ころがる物体ぶったいいとかれる滑車かっしゃでは、並進へいしんしき回転かいてんしき同時どうじ使つかう。重心じゅうしん運動うんどうには ma[N;MLT-2]重心じゅうしんまわりの回転かいてんには Iα[Nm;ML2T-2]対応たいおうする。

手順てじゅんつぎのように整理せいりできる。

段階だんかい内容ないよう
1物体ぶったい重心じゅうしんたいしてちからしきてる
2回転軸かいてんじくめてモーメントのしきてる
3すべりなしなら a=Rα[m/s2;LT-2]追加ついかする
4摩擦力まさつりょく張力ちょうりょく未知数みちすうとして消去しょうきょする

ここで a[m/s2;LT-2]重心じゅうしん加速度かそくどR[m;L]半径はんけいα[rad/s2;T-2]角加速度かくかそくどである。すべりなしの条件じょうけんちから法則ほうそくではなく、接触点せっしょくてん相対速度そうたいそくどが 0 であるという幾何条件きかじょうけんである。

摩擦まさつがあっても力学的りきがくてきエネルギーがたもたれる場合ばあい

すべりなしでころがる場合ばあい静止摩擦力せいしまさつりょく存在そんざいしても、接触点せっしょくてん瞬間的しゅんかんてき静止せいししていれば仕事しごとをしない。このとき摩擦まさつ並進へいしん回転かいてんあいだでエネルギーを配分はいぶんする役割やくわりをもつが、全体ぜんたい力学的りきがくてきエネルギーをうしなわせない。

一方いっぽう、すべりがある場合ばあい動摩擦力どうまさつりょく相対移動そうたいいどうさからって仕事しごとをし、力学的りきがくてきエネルギーはねつなどへうつる。摩擦まさつがあるかどうかではなく、接触点せっしょくてん相対移動そうたいいどうがあるかどうかで判断はんだんする。

ただし、すべりなしを仮定かていしたあとで静止摩擦力せいしまさつりょく fs[N;MLT-2]もとめたら、かなら

|fs|[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"le\")")]μsN

確認かくにんする。この不等式ふとうしきたさないなら、静止摩擦せいしまさつではころがり条件じょうけんたもてず、すべりをふく運動うんどうとしてなおす。

回転かいてん誤答ごとうパターン

回転運動かいてんうんどうおおあやまりは、ちから F[N;MLT-2]ちからのモーメント τ[Nm;ML2T-2]混同こんどうすることである。並進へいしんえるのは合力ごうりょくであり、回転かいてんえるのはモーメントである。ちからおおきくても、作用線さようせん回転軸かいてんじくとおればモーメントは 0[Nm;ML2T-2] になる。

もう 1 つのあやまりは、角速度かくそくど ω[rad/s;T-1]はやv[m/s;LT-1]おなじものとしてあつかうことである。両者りょうしゃv=Rω[m/s;LT-1]むすばれるが、半径はんけい R[m;L]われば、おなω[rad/s;T-1] でもはやv[m/s;LT-1]わる。

回転かいてんでの単位確認たんいかくにん

回転かいてんしきでは、rad を無次元むじげんとしてあつかうことがおおい。そのため、Rω[m/s;LT-1][m][1/s]せきとして [m/s] になる。Iα[Nm;ML2T-2][kgm2][1/s2]せきとして [kgm2/s2]、すなわち [Nm] になる。

単位たんいうと、並進へいしんしき回転かいてんしきぜていないか確認かくにんできる。ちから単位たんい [N] と、モーメントの単位たんい [Nm]ちがうので、おなしきなかしてはいけない。

主要文字式しゅようもじしき単位たんい確認かくにん

角変位かくへんい θ[rad;1]角速度かくそくど ω[rad/s;T-1]角加速度かくかそくど α[rad/s2;T-2]使つかう。rad を無次元むじげんとしてあつかうと、Rω[m/s;LT-1]Rα[m/s2;LT-2] となり、並進へいしんりょう接続せつぞくできる。

慣性かんせいモーメント I[kgm2;ML2]ちからのモーメント τ[Nm;ML2T-2]回転かいてんエネルギー 12Iω2[J;ML2T-2]角運動量かくうんどうりょう Iω[kgm2/s;ML2T-1]区別くべつする。Iα[Nm;ML2T-2]回転かいてん運動方程式うんどうほうていしきあらわれるりょうである。

数式内すうしきないでの単位たんい明示めいじ

回転かいてん運動方程式うんどうほうていしき
τ=I×α=Iα
である。回転かいてんエネルギーと角運動量かくうんどうりょうも、単位たんい数式内すうしきないく。

Krot=12Iω2,L=Iω

接点せってんまわりの瞬間回転しゅんかんかいてんという見方みかた

すべりなしでころがる物体ぶったいは、接点せってん瞬間的しゅんかんてき静止せいししている。このため、一瞬いっしゅんだけをれば、物体ぶったい接点せってんまわりに回転かいてんしているようにあつかえる。

この見方みかた使つかうと、はやさの分布ぶんぷ理解りかいしやすい。中心ちゅうしんはやさを v[m/s;LT-1] とすると、接点せってんはやさは 0[m/s;LT-1]上端じょうたんはやさは地面じめんたいして 2v[m/s;LT-1] になる。これは並進へいしん速度そくど回転かいてんによる速度そくどわせた結果けっかである。

ただし、接点せってんまわりの瞬間回転しゅんかんかいてん運動うんどう見方みかたであって、固定軸こていじくがそこにあるという意味いみではない。ちからのモーメントや慣性かんせいモーメントを使つかうときは、どのじくまわりに計算けいさんしているかを明確めいかくにする。

滑車かっしゃ慣性かんせいモーメントがある場合ばあい

かる滑車かっしゃでは、いと両側りょうがわ張力ちょうりょくおなじとみなす。しかし滑車かっしゃ慣性かんせいモーメント I[kgm2;ML2] がある場合ばあい両側りょうがわ張力ちょうりょく一般いっぱんことなる。その滑車かっしゃにモーメントをあたえ、角加速度かくかそくど α[rad/s2;T-2]しょうじる。

半径はんけい R[m;L]滑車かっしゃに、左右さゆう張力ちょうりょく T1[N;MLT-2]T2[N;MLT-2]はたらくなら、回転かいてんえるのは張力差ちょうりょくさである。並進へいしんする物体ぶったいにはちからしきを、回転かいてんする滑車かっしゃにはモーメントのしきてる。

すべりなしでいと滑車かっしゃきついているなら、いと加速度かそくど a[m/s2;LT-2]滑車かっしゃ角加速度かくかそくど α[rad/s2;T-2]a=Rα[m/s2;LT-2]むすばれる。この束縛条件そくばくじょうけん追加ついかして、並進へいしん回転かいてん同時どうじく。

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