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円運動と単振動md 92316f9
lecture/physics/mechanics/円運動と単振動-講義.n.md
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円運動えんうんどう単振動たんしんどう

date2026-04-25description円運動の向心加速度と単振動の復元構造を一体として読む—等速円運動と非等速円運動の区別、射影・運動方程式・エネルギーの三つの見方を整理する。prerequisites力のつり合いと運動の法則 / 三角関数 / 回転運動の基本 / 仕事と力学的エネルギーtype講義statusactiverelateddata/lecture/physics/mechanics/力学ポータル-講義.n.md / data/lecture/physics/mechanics/回転運動の基本-講義.n.md / data/lecture/physics/mechanics/仕事と力学的エネルギー-講義.n.md / data/lecture/math/trigonometry/三角関数-講義.n.md / data/lecture/math/differential-equations/一般の二階線型微分方程式の見取り図-講義.n.md
physicsmechanicshighschoollecture

導入どうにゅう

この講義こうぎ核心かくしんは、はやさが一定いっていでも速度そくどベクトルのきがわれば加速度かそくどしょうじること、そして単振動たんしんどう円運動えんうんどうの 1 方向ほうこうへの射影しゃえいとして統一的とういつてき理解りかいできることである。円運動えんうんどう単振動たんしんどう教科書きょうかしょでは別単元べつたんげんえやすいが、本質ほんしつおなじである。円運動えんうんどうでは「中心ちゅうしんつづける」、単振動たんしんどうでは「原点げんてんもどそうとする」。どちらも変位へんい加速度かそくど関係かんけいただしくめば整理せいりできる。

このページでけるようになること

  • 向心加速度こうしんかそくど an[m/s2;LT-2]=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]v2r[m/s2;LT-2]=rω2[m/s2;LT-2]導出どうしゅつする
  • 等速円運動とうそくえんうんどう非等速円運動ひとうそくえんうんどう区別くべつする
  • 単振動たんしんどう射影しゃえい復元力ふくげんりょく微分方程式びぶんほうていしきの 3 視点してん
  • 振幅しんぷく角周波数かくしゅうはすう周期しゅうき位相いそう意味いみ整理せいりする

方針ほうしん

円運動えんうんどうでは、まず位置いち速度そくど加速度かそくどきを固定こていする。つぎに速度そくどベクトルの変化へんかから向心加速度こうしんかそくどみちびく。単振動たんしんどうでは、えん射影しゃえいから x=Acos(ωt+ϕ)し、さらに a=-ω2x復元力ふくげんりょく視点してんおな内容ないよう確認かくにんする。

適用条件てきようじょうけん

  • 向心加速度こうしんかそくど an=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]v2r円運動えんうんどう、または曲率半径きょくりつはんけい r をもつ曲線運動きょくせんうんどう法線成分ほうせんせいぶんとして
  • at=rα接線方向せっせんほうこう成分せいぶんであり、全加速度ぜんかそくどそのものではない
  • 単振動たんしんどうしき a=-ω2x復元力ふくげんりょく変位へんい比例ひれいする範囲はんい使つか
data/lecture/physics/mechanics/回転運動の基本-講義.n.md

用語ようご定義ていぎ

等速円運動とうそくえんうんどうUniform circular motion

等速円運動とうそくえんうんどうUniform circular motion とは、はや一定いっていえんまわ運動うんどうである。はやさは一定いっていだが速度そくど(ベクトル)はつね変化へんかしているため、加速度かそくど存在そんざいする。

向心加速度こうしんかそくどCentripetal acceleration

向心加速度こうしんかそくどCentripetal acceleration

a=v2r=rω2

あらわされ、つねえん中心ちゅうしんく。向心こうしん」という命名めいめいは、「中心ちゅうしんかう」という意味いみである。速度そくどベクトルのきが変化へんかするとき、その変化量へんかりょう速度そくど垂直すいちょく中心方向ちゅうしんほうこうくため、この命名めいめい導出どうしゅつ結論けつろんでもある。ここで重要じゅうようなのは、向心加速度こうしんかそくど加速度かそくどであり、向心力こうしんりょくはその加速度かそくどしょうじさせる合力ごうりょくだという区別くべつである。

向心力こうしんりょく遠心力えんしんりょく区別くべつ

向心力こうしんりょくCentripetal force遠心力えんしんりょくCentrifugal force
正体しょうたい実在じつざいするちから張力ちょうりょく重力じゅうりょくなど慣性系かんせいけいでは存在そんざいしない(擬似力ぎじりょく
方向ほうこう中心ちゅうしん方向ほうこう内向うちむき)中心ちゅうしんから外向そとむ
使用しようするけい慣性系かんせいけい回転系かいてんけい非慣性系ひかんせいけい

混同こんどうするとあやまること:慣性系かんせいけい遠心力えんしんりょく実在じつざいちからとして運動方程式うんどうほうていしきくわえると、中心向ちゅうしんむきの合力ごうりょく外向そとむきの擬似力ぎじりょく同時どうじかぞえる二重計算にじゅうけいさんになる。

単振動たんしんどうSimple harmonic motion

単振動たんしんどうSimple harmonic motion とは、a[m/s2;LT-2]=-ω2x[m/s2;LT-2]たす運動うんどう、すなわち加速度かそくど変位へんい比例ひれいしてそのぎゃく方向ほうこう運動うんどうである。なぜ「たん」か英語えいご simpleやくであり、複合ふくごう振動しんどう多数たすう周期しゅうきかさあわせ)にたいする「もっと単純たんじゅんな」振動しんどうという意味いみである。フーリエ解析かいせきでは任意にんい周期しゅうき関数かんすう単振動たんしんどうかさあわせであらわせるという意味いみでも「たんじゅん」は正確せいかく表現ひょうげんである。等速円運動とうそくえんうんどう単振動たんしんどう関係かんけい等速円運動とうそくえんうんどうの 1 方向ほうこうへの射影しゃえい単振動たんしんどうである。えん回転かいてん直線ちょくせん振動しんどう数学的すうがくてき同値どうちである。ただし、ばねや振子ふりこ実際じっさいえんまわっているという意味いみではなく、時間変化じかんへんかあらわしきおなかたちになるという意味いみである。

振幅しんぷくAmplitude角周波数かくしゅうはすうAngular frequency周期しゅうきPeriod

りょう記号きごう定義ていぎ単位たんい
振幅しんぷくA変位へんい最大値さいだいち[m]
角周波数かくしゅうはすう角速度かくそくどω2π 秒間びょうかんあたりの位相いそう変化へんか[rad/s]
周期しゅうきT1 往復おうふくにかかる時間じかん[s]
振動数しんどうすうf1 秒間びょうかん往復おうふく回数かいすう[Hz]

関係式かんけいしきT=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]2πω=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]1f

ここで rad は無次元むじげんとしてあつかうが、角度かくどふくりょうであることを見失みうしなわないために、ω[rad/s;T-1] のように rad をのこしてく。単位計算たんいけいさんでは [rad][1]て、rω[m/s;LT-1]rω2[m/s2;LT-2]接続せつぞくする。

等速円運動とうそくえんうんどう非等速円運動ひとうそくえんうんどう

等速円運動とうそくえんうんどう非等速円運動ひとうそくえんうんどう
はや一定いってい変化へんかする
接線加速度せっせんかそくど0[m/s2;LT-2]at=rα[m/s2;LT-2]
向心加速度こうしんかそくどありあり
確認かくにんすべきしきan=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]v2ran=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]v2rat=rα両方りょうほう

直感的ちょっかんてき説明せつめい

いとさき物体ぶったいまわすには、つね中心ちゅうしんかうちから必要ひつようである。そのちからがなくなれば物体ぶったいはその瞬間しゅんかん接線方向せっせんほうこうす。したがって円運動えんうんどうは、接線方向せっせんほうこうすすもうとする運動うんどう中心向ちゅうしんむきの加速度かそくどつづける運動うんどうである。単振動たんしんどうは、その円運動えんうんどうを 1 ほん直線ちょくせんうつしたかげである。はしではまってもどろうとし、中心ちゅうしんではもっとはやとおける。この振舞ふるまいは、ばねの運動うんどうちいさいれの振子ふりこにも共通きょうつうする。

厳密げんみつ説明せつめい

1. 向心加速度こうしんかそくど導出どうしゅつ

半径はんけい r[m;L]はやv[m/s;LT-1]等速円運動とうそくえんうんどう考察こうさつする。みじか時間じかん Δt[s;T]あいだ速度そくどベクトルが角度かくど Δθ[rad;1] だけ回転かいてんすると、はやさのおおきさは一定いっていなので

|Deltavec{v}| approx vDeltatheta

Δθ=ωΔt=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]vrΔt代入だいにゅうすると

|Deltavec{v}| approx frac{v^2}{r}Delta t

したがって

a=limΔt0|Δv|Δt=v2r

v[m/s;LT-1]=rω[m/s;LT-1]使用しようすれば a[m/s2;LT-2]=rω2[m/s2;LT-2]られる。この加速度かそくどきは速度そくどベクトルの変化へんかきにひとしく、つねえん中心ちゅうしんく。

2. 射影しゃえいによる単振動たんしんどう導出どうしゅつ幾何きかてきルート)

半径はんけい A[m;L]角速度かくそくど ω[rad/s;T-1]等速円運動とうそくえんうんどうで、角度かくどθ[rad;1]=ωt+ϕ とする。x じくへの射影しゃえい

x=Acos(ωt+ϕ)

微分びぶんすると

v=dxdt=-Aωsin(ωt+ϕ)

a=d2xdt2=-Aω2cos(ωt+ϕ)=-ω2x

すなわち円運動えんうんどうの 1 方向ほうこうへの射影しゃえいは、自然しぜんa=-ω2x という単振動たんしんどうしきあたえる。このルートをえら場面ばめん位置いち速度そくど時間じかん変化へんかx(t),v(t))を明示的めいじてき必要ひつようがあるとき。

3. 微分方程式びぶんほうていしきによる視点してん数学的すうがくてきルート)

単振動たんしんどう本体ほんたいは 2 かい線形せんけい微分方程式びぶんほうていしき

d2xdt2+ω2x=0

である。特性方程式とくせいほうていしき λ2+ω2=0λ=±iω より一般解いっぱんかい

x=C1cosωt+C2sinωt=Acos(ωt+ϕ)

射影しゃえいによる結論けつろん一致いっちする。このルートをえら場面ばめん初期条件しょきじょうけんx(0),v(0))から定数ていすう決定けっていするとき。

data/lecture/math/differential-equations/二階線型定数係数微分方程式の基本-講義.n.md

初期条件しょきじょうけんから位相いそうめる

単振動たんしんどう一般形いっぱんけい

x=Acos(ωt+ϕ)

くと、速度そくど

v=-Aωsin(ωt+ϕ)

である。t=0 での位置いち速度そくどx0v0 とすると

x0=Acosϕ,v0=-Aωsinϕ

となる。振幅しんぷく

A=x02+(v0ω)2

まり、ϕx0v0符号ふごう同時どうじたすようにえらぶ。位置いちだけで位相いそうめると、速度そくどきを間違まちがえやすい。

4. 力学りきがくてきルート(復元力ふくげんりょくから出発しゅっぱつ

ばね定数ていすう k のばねに質量しつりょう m物体ぶったい接続せつぞくされているとき、復元力ふくげんりょく F=-kx運動方程式うんどうほうていしき代入だいにゅうすると

mx¨=-kxx¨=-kmx

ω2=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dfrac\")")]km とおけば x¨=-ω2x周期しゅうき

T=2πω=2πmk

適用てきよう条件じょうけん:フックの法則ほうそく弾性だんせい限界げんかい範囲はんいうち)が成立せいりつすること。このルートをえら場面ばめん周期しゅうき Tωもとめるとき。運動方程式うんどうほうていしきから直接ちょくせつ ω2=k/mれる。

5. エネルギーによる視点してん

ばねの単振動たんしんどうでは U=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"tfrac\")")]12kx2K=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"tfrac\")")]12mv2 なので力学的りきがくてきエネルギーは一定いっていたもたれる:

12mv2+12kx2=12kA2=const

x[m;L]=0[m;L]v[m/s;LT-1]最大さいだいvmax=Aω[m/s;LT-1])、x[m;L]=±A[m;L]v=0[m/s;LT-1]このルートをえら場面ばめん特定とくてい位置いちでの速度そくどもとめるとき。時間じかん使用しようせず始点してん終点しゅうてん状態じょうたいだけで計算けいさんできる。

6. 具体例ぐたいれい 1: 等速円運動とうそくえんうんどう張力ちょうりょく

ながrいと質量しつりょう m物体ぶったいをつけて水平すいへい円運動えんうんどうさせるとする。はやさが v なら、中心向ちゅうしんむきの合力ごうりょく

Fn=mv2r

である。ここで向心力こうしんりょくあたらしい種類しゅるいちからではなく、張力ちょうりょく重力じゅうりょく合力ごうりょく中心向ちゅうしんむ成分せいぶんである。

7. 具体例ぐたいれい 2: 単振子たんふりこ近似きんじ

いとながl単振子たんふりこ考察こうさつする。角度かくど θちいさいとき sinθθ より、接線方向せっせんほうこう運動方程式うんどうほうていしき

mlθ¨=-mgsinθ-mgθ

θ¨=-glθ

ω2=g/lT=2πl/g適用てきよう条件じょうけんθ十分じゅうぶんちいさいこと(θ10°程度ていど目安めやす)。

見分みわかた

  • えんまわる・がる・いとかれる → 向心加速度こうしんかそくど an=v2/r=rω2立式りっしきする
  • もどちから変位へんい比例ひれいして逆向ぎゃくむき → 単振動たんしんどうω2って T=2π/ω
  • 時刻じこくごとのしき必要ひつよう → ルート 2 または 3(x=Acos(ωt+ϕ)
  • 特定とくてい位置いちでの速度そくどだけが必要ひつよう → ルート 5(エネルギー保存ほぞん
  • ωTもとめるだけ → ルート 4(力学りきがくてきルート、最速さいそく

追加例ついかれい: 鉛直円運動えんちょくえんうんどう最高点さいこうてん

いとにつながれた小球しょうきゅう鉛直面えんちょくめん円運動えんうんどうするとき、最高点さいこうてんでは中心ちゅうしん下向したむきにある。最高点さいこうてん中心向ちゅうしんむきにはたらちからは、重力じゅうりょく mg張力ちょうりょく T である。

mg+T=mv2R

いとがたるまない最小条件さいしょうじょうけんT=0 であるから

mg=mv2R

より

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]vmin=gR

る。ここで重要じゅうようなのは、最高点さいこうてんちからがつりっているのではなく、合力ごうりょく向心加速度こうしんかそくどつくっているというてんである。

追加例ついかれい: ちいさいれの振子ふりこ

なが振子ふりこで、鉛直えんちょくからの角度かくどθ とする。接線方向せっせんほうこう運動方程式うんどうほうていしき

mθ¨=-mgsinθ

である。振幅しんぷくちいさいときは

sinθθ

近似きんじできるので

θ¨+gθ=0

となる。したがって角周波数かくしゅうはすう周期しゅうき

ω=g,T=2πg

である。振子ふりこつね単振動たんしんどうなのではなく、小振幅近似しょうしんぷくきんじ範囲はんい単振動たんしんどうとしてあつかえる。

どこまでつか

向心加速度こうしんかそくど a=v2/r=rω2半径はんけい一定いっていえんまわ場合ばあいしきである。はやさまで変化へんかするならば接線せっせん方向ほうこう加速度かそくど別途べっと考察こうさつする。単振動たんしんどうしき a=-ω2x復元力ふくげんりょく変位へんい比例ひれいする範囲はんい成立せいりつする。振子ふりこでは小振幅近似しょうしんぷくきんじsinθθ)が必要ひつようであり、振幅しんぷくおおきくなると近似きんじくずれて周期しゅうき変化へんかする。

よくあるあやま

  • 向心加速度こうしんかそくど接線方向せっせんほうこうえが
  • 向心力こうしんりょく独立どくりつしたあたらしいちからだとおも
  • at=rα全加速度ぜんかそくど混同こんどうする
  • 単振動たんしんどうa=-ω2x負号ふごうとす

最終形さいしゅうけい

等速円運動とうそくえんうんどうでは、加速度かそくど中心方向ちゅうしんほうこうく。

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]an=v2r=rω2

単振動たんしんどう運動方程式うんどうほうていしき

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]x¨+ω2x=0x=Acos(ωt+ϕ)

周期しゅうき(ばね):

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]T=2πmk

一言ひとことでいうと

円運動えんうんどうは「きをつづける運動うんどう」であり、単振動たんしんどうはそのかげ微分方程式びぶんほうていしきかい復元力ふくげんりょく結果けっか・エネルギー交換こうかんよっつの視点してんから統一的とういつてき理解りかいできる。

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半径方向はんけいほうこう接線方向せっせんほうこうける

円運動えんうんどうでは、加速度かそくど半径方向はんけいほうこう接線方向せっせんほうこうける。半径方向はんけいほうこう加速度かそくど速度そくどきをえる成分せいぶんであり、接線方向せっせんほうこう加速度かそくどはやさをえる成分せいぶんである。

ar=v2r=rω2

ここで、ar[m/s2;LT-2]半径方向はんけいほうこう加速度かそくどv[m/s;LT-1]はやさ、r[m;L]半径はんけいω[rad/s;T-1]角速度かくそくどである。

at=dvdt=rα

ここで、at[m/s2;LT-2]接線方向せっせんほうこう加速度かそくどα[rad/s2;T-2]角加速度かくかそくどである。等速円運動とうそくえんうんどうでは at=0[m/s2;LT-2] であり、加速度かそくどがないのではなく、はやさをえる成分せいぶんがないだけである。

単振動たんしんどう復元力ふくげんりょく見抜みぬ

単振動たんしんどう判定はんていするときは、ちからしき変位へんいき、平衡位置へいこういちからのずれに比例ひれいして反対向はんたいむきのちからるかをる。つまり

F=-kx

または

a=-ω2x

かたちなおせれば単振動たんしんどうである。比例定数ひれいていすうめば角振動数かくしんどうすうまり、周期しゅうきまる。

注意ちゅういすべきなのは、座標ざひょう原点げんてん自然長しぜんちょうではなく平衡位置へいこういちくことがおおてんである。重力じゅうりょくがある鉛直えんちょくばねでも、平衡位置へいこういちからはかれば重力じゅうりょく定数項ていすうこうえ、単振動たんしんどうかたちあらわれる。

文字式もじしき単位たんい

円運動えんうんどうでは、半径はんけい r[m;L]はやv[m/s;LT-1]角速度かくそくど ω[rad/s;T-1]周期しゅうき T[s;T]使つかう。v=rω[m/s;LT-1] では、r[m;L]ω[rad/s;T-1] から v[m/s;LT-1]る。rad は無次元むじげんとしてあつかう。

向心加速度こうしんかそくど ar[m/s2;LT-2]v2/r[m/s2;LT-2] または rω2[m/s2;LT-2] である。向心力こうしんりょく Fr[N;MLT-2]mar[N;MLT-2] であり、m[kg;M]ar[m/s2;LT-2]せきとしてあらわれる。

単振動たんしんどうでは、変位へんい x[m;L]角振動数かくしんどうすう ω[rad/s;T-1]加速度かそくど a[m/s2;LT-2]使つかう。a=-ω2x[m/s2;LT-2] では、ω2[1/s2;T-2]x[m;L] から a[m/s2;LT-2]る。

周期しゅうき角速度かくそくど検算けんざん

円運動えんうんどうでは、1 しゅう角度かくど2π[rad;1] だけすすむ。したがって角速度かくそくど ω[rad/s;T-1]周期しゅうき T[s;T] には

ωT=2π

関係かんけいがある。計算けいさんした T[s;T]おおきくなれば、ω[rad/s;T-1]ちいさくなるはずである。はやまわるほど周期しゅうきみじかくなる、という直感ちょっかんはんするこたえは見直みなおす。

単振動たんしんどう振幅しんぷく周期しゅうき

理想的りそうてき単振動たんしんどうでは、周期しゅうき T[s;T]振幅しんぷく A[m;L]依存いぞんしない。振幅しんぷくおおきくなるとうご距離きょりながくなるが、復元力ふくげんりょくおおきくなり、はやさもおおきくなるためである。

ただし、これは復元力ふくげんりょく変位へんい比例ひれいする範囲はんいでの性質せいしつである。かくおおきい振子ふりこや、ばねが線形せんけいでなくなる場合ばあいには、周期しゅうき振幅しんぷく依存いぞんすることがある。近似きんじ条件じょうけんつね確認かくにんする。

主要文字式しゅようもじしき単位たんい確認かくにん

円運動えんうんどうでは、半径はんけい r[m;L]はやv[m/s;LT-1]角速度かくそくど ω[rad/s;T-1]周期しゅうき T[s;T]使つかう。rad を無次元むじげんとしてあつかえば、rω[m/s;LT-1]はやさの単位たんいになる。

向心加速度こうしんかそくど ar[m/s2;LT-2] は、v2/r[m/s2;LT-2] または rω2[m/s2;LT-2]める。単振動たんしんどうでは、変位へんい x[m;L]角振動数かくしんどうすう ω[rad/s;T-1]加速度かそくど a[m/s2;LT-2]使つかい、ω2x[m/s2;LT-2]加速度かそくど単位たんいになる。

数式内すうしきないでの単位たんい明示めいじ

円運動えんうんどうでは
v=rω
である。向心加速度こうしんかそくど単振動たんしんどう加速度かそくども、単位たんいしきなかふくめて確認かくにんする。

ar=v2r,a=-ω2x

向心力こうしんりょくちから名前なまえ混同こんどうしない

向心力こうしんりょくは、えん中心ちゅうしん合力ごうりょく役割やくわりあらわ言葉ことばである。重力じゅうりょく張力ちょうりょく垂直抗力すいちょくこうりょく摩擦力まさつりょくのような具体的ぐたいてきちからとはべつあたらしいちからではない。

円運動えんうんどう問題もんだいでは、まず実際じっさいはたらちから自由体図じゆうたいずえがく。そのうえで、半径方向はんけいほうこう合力ごうりょくmv2/r[N;MLT-2] になるようにしきてる。ここで、m[kg;M]v[m/s;LT-1]r[m;L] である。

向心力こうしんりょくという矢印やじるし自由体図じゆうたいず追加ついかすると、実際じっさいちから合力ごうりょく二重にじゅうかぞえるあやまりがこる。向心力こうしんりょくは「結果けっかとして中心向ちゅうしんむきに必要ひつよう合力ごうりょく」とむ。

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