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一般の二階線型微分方程式の見取り図md 90ba721
lecture/math/differential-equations/一般の二階線型微分方程式の見取り図-講義.n.md
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一般いっぱん二階線型にかいせんけい微分方程式びぶんほうていしき見取みと

mathdifferential-equationssecond-orderlecture

導入どうにゅう

このページの核心かくしんは、二階線型にかいせんけいという定数係数ていすうけいすう意味いみしないことを明確めいかくにし、一般論いっぱんろん特殊解法とくしゅかいほう分離ぶんりすることである。

なにくページか

一般いっぱん二階線型にかいせんけい標準形ひょうじゅんけい

y'+P(x)y+Q(x)y=R(x)

である。P(x),Q(x),R(x)対象区間たいしょうくかん連続れんぞく仮定かていする。この条件じょうけんのもとで、初期値しょきち y(x0)=a,y(x0)=b指定していすると、局所きょくしょどころか対象区間上たいしょうくかんじょう一意解いちいかい存在そんざいする。

なぜこの方針ほうしんえらぶのか

特性方程式とくせいほうていしき二階線型にかいせんけい一般解法いっぱんかいほうではない。係数けいすう定数ていすうであり、erx微分びぶんかたち保存ほぞんされる場合ばあい成立せいりつする特殊法とくしゅほうである。この区別くべつさき固定こていしないと、変数係数へんすうけいすう方程式ほうていしきあやまって特性方程式とくせいほうていしき適用てきようする。

線型理論せんけいりろん骨格こっかく

同次方程式どうじほうていしき

y'+P(x)y+Q(x)y=0

解集合かいしゅうごうは、加法かほう定数倍ていすうばいじるため 2 次元じげん線型空間せんけいくうかんになる。したがって独立どくりつな 2 かい y1,y2られれば、

yh=C1y1+C2y2

同次解どうじかい一般形いっぱんけいである。

非同次方程式ひどうじほうていしきでは、特解とくかい yp を 1 つれば

y=yh+yp

一般解いっぱんかいである。この分解ぶんかい線型性せんけいせい由来ゆらいする。

一次連立系いちじれんりつけいとしての観点かんてん

一般いっぱん二階線型にかいせんけいは、一階連立系いっかいれんりつけい変換へんかんすると理論りろん構造こうぞう明確めいかくになる。x1=y,x2=y設定せっていすると、

(x1x2)=(01-Q(x)-P(x))(x1x2)+(0R(x))

る。係数けいすう連続れんぞくなら、この一階連立系いっかいれんりつけい標準理論ひょうじゅんりろんにより初期値しょきち y(x0),y(x0) からかい一意いちい決定けっていされる。二階にかい初期条件しょきじょうけんが 2 ほん必要ひつようになる理由りゆうは、状態じょうたいyy の 2 成分せいぶんつからである。

この観点かんてんは、定数係数ていすうけいすう特性方程式とくせいほうていしき連立系れんりつけい固有値こゆうちおな情報じょうほうあらわしていることも説明せつめいする。定数係数ていすうけいすうなら行列ぎょうれつ定数ていすうとなり、固有値こゆうちにより指数関数しすうかんすう時間発展じかんはってん分解ぶんかいできる。

data/lecture/math/differential-equations/一階連立系と行列指数関数-講義.n.md

Wronskian と独立性どくりつせい

独立どくりつな 2 かい y1,y2確認かくにんするとき、Wronskian

W(y1,y2)=y1y2-y1y2

もちいる。W(x0)0 なら、係数けいすう連続れんぞく区間くかんでは y1,y2基本解系きほんかいけい構成こうせいする。Wronskian は、二階方程式にかいほうていしき解空間かいくうかんが 2 次元じげんであることを、線型代数せんけいだいすう独立性どくりつせいとして確認かくにんする道具どうぐである。

方法ほうほう地図ちず

状況じょうきょう候補こうほとなる方法ほうほう理由りゆう
定数係数ていすうけいすう特性方程式とくせいほうていしきerxかたち保存ほぞんされる
非同次ひどうじ右辺うへん有限次元ゆうげんじげんじる未定係数法みていけいすうほう右辺うへん同型どうけい候補こうほ仮定かていできる
右辺うへん一般的いっぱんてき定数変化法ていすうへんかほう基本解きほんかいから特解とくかい構成こうせいできる
変数係数へんすうけいすう初等解しょとうかい困難こんなん級数解法きゅうすうかいほう係数比較けいすうひかく局所解きょくしょかい構成こうせいする

具体例ぐたいれい

y'+xy+y=0

二階線型にかいせんけいであるが、定数係数ていすうけいすうではない。したがって r2+xr+1=0 のような特性方程式とくせいほうていしき作成さくせいしてはならない。x残存ざんぞんするため、erx代入だいにゅう代数方程式だいすうほうていしき生成せいせいしない。

一方いっぽうy'-3y+2y=0 では係数けいすう定数ていすうである。erx代入だいにゅうすると r2-3r+2=0る。この対比たいひにより、特性方程式法とくせいほうていしきほう本質ほんしつ二階にかいではなく定数係数ていすうけいすうにあることが判明はんめいする。

どこまでつか

ここでの一般論いっぱんろん線型せんけいであり、係数けいすう連続れんぞくである場合ばあい基礎きそく。非線型ひせんけい二階方程式にかいほうていしきでは、解空間かいくうかん線型構造せんけいこうぞう重合じゅうごう原理げんり一般いっぱんには成立せいりつしない。

演習えんしゅうリンク

data/exercise/math/differential-equations/二階線型定数係数方程式-基本演習.n.md data/exercise/math/differential-equations/二階線型微分方程式-基本演習.n.md

関連かんれんリンク

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