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線型性と線型写像-基本演習md 6fabc4c
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線型性せんけいせいlinearity線型写像せんけいしゃぞうlinear map-基本演習きほんえんしゅう

date2026-05-25description線型性を加法性と同次性から判定し、基底ベクトルの像と行列の列の関係を確認する基本演習である。prerequisites線型性の基本 / ベクトルの基本演算 / 線型結合と張る空間の基本type問題演習content_typeexercisestatusactiverelateddata/lecture/math/linear-algebra/線型性の基本-講義.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/線型写像と行列-講義.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/線型結合と張る空間の基本-講義.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/ベクトル空間と基底-講義.n.md
mathlinear-algebraexerciselinear-maplinearity
data/lecture/math/linear-algebra/線型性の基本-講義.n.md data/lecture/math/linear-algebra/線型写像と行列-講義.n.md

演習えんしゅう方針ほうしん

線型写像せんけいしゃぞうlinear mapかどうかは、いくつかの数値例すうちれいではなく、任意にんいベクトルvectorスカラーscalarについて加法性かほうせいadditivity同次性どうじせいhomogeneity確認かくにんして判定はんていする。

反例はんれいcounterexampleしめすときは、加法性かほうせいadditivityまたは同次性どうじせいhomogeneityのどちらかがやぶれる 1 れいせばよい。証明しょうめいproofするときは、任意にんい文字もじ計算けいさんする。


問題もんだい 1

T:R2R2

T(xy)=(x+y2x-y)

定義ていぎする。T線型写像せんけいしゃぞうlinear mapであることをしめせ。

解答例かいとうれい

u=(x1,y1)Tv=(x2,y2)T とする。

T(u+v)=(x1+x2+y1+y22(x1+x2)-(y1+y2))

であり、

T(u)+T(v)=(x1+y12x1-y1)+(x2+y22x2-y2)=(x1+x2+y1+y22(x1+x2)-(y1+y2))

なので加法性かほうせいadditivityつ。

また、スカラー c について

T(cu)=(cx1+cy12cx1-cy1)=c(x1+y12x1-y1)=cT(u)

なので同次性どうじせいhomogeneityつ。したがって T線型写像せんけいしゃぞうlinear mapである。

解説かいせつ

この問題もんだいでは、線型性せんけいせいlinearity定義ていぎdefinitionから確認かくにんしている。係数けいすうcoefficientつきの一次式いちじしきlinear expressionつくられていても、任意にんいu,v,c について加法性かほうせいadditivity同次性どうじせいhomogeneity確認かくにんするまでは証明しょうめいproofにならない。


問題もんだい 2

S:R2R2

S(xy)=(x+1y)

定義ていぎする。S線型写像せんけいしゃぞうlinear mapではないことをしめせ。

解答例かいとうれい

線型写像せんけいしゃぞうlinear mapなら S(0)=0 でなければならない。しかし

S(00)=(10)(00)

である。したがって S線型写像せんけいしゃぞうlinear mapではない。

解説かいせつ

平行移動へいこういどうtranslation直線ちょくせんline直線ちょくせんlineうつすが、原点げんてんorigin原点げんてんoriginたもたないため線型せんけいlinearではない。線型性せんけいせいlinearity反例はんれいcounterexampleでは、まず T(0)=0たすかを確認かくにんするとはやい。


問題もんだい 3

R:R2R2

R(xy)=(x2y)

定義ていぎする。R線型写像せんけいしゃぞうlinear mapではないことを、同次性どうじせいhomogeneity失敗しっぱいからしめせ。

解答例かいとうれい

u=(1,0)Tc=2 とすると、

R(2u)=R(20)=(40)

である。一方いっぽう

2R(u)=2(10)=(20)

である。したがって R(2u)2R(u) であり、同次性どうじせいhomogeneityたない。

解説かいせつ

x2 のような非線型ひせんけいnonlinearこうtermがあると、スカラーばいscalar multiplication倍率ばいりつたもたれない。この問題もんだいは、原点げんてんoriginたもつだけでは線型性せんけいせいlinearity十分じゅうぶんでないことを確認かくにんしている。


問題もんだい 4

線型写像せんけいしゃぞうlinear map T:R3R2

T(e1)=(10),T(e2)=(-12),T(e3)=(31)

たすとする。T標準基底ひょうじゅんきていstandard basisかんする行列ぎょうれつmatrixもとめ、T(2,-1,4)T計算けいさんせよ。

解答例かいとうれい

行列ぎょうれつmatrixれつcolumn標準基底ひょうじゅんきていstandard basisぞうimageなので、

A=(1-13021)

である。また

(2,-1,4)T=2e1-e2+4e3

だから、

T(2,-1,4)T=2T(e1)-T(e2)+4T(e3)=(152)

である。

解説かいせつ

この問題もんだいは、行列ぎょうれつmatrixれつcolumn基底きていベクトルbasis vectorさきdestination記録きろくしていることを確認かくにんしている。線型性せんけいせいlinearityがあるため、任意にんい入力にゅうりょくinput基底きていbasisぞうimageおな係数けいすうcoefficientによる線型結合せんけいけつごうlinear combination計算けいさんできる。


問題もんだい 5

線型写像せんけいしゃぞうlinear map T:VWベクトルvector v1,v2 について、v2=3v1つとする。このとき T(v2)T(v1)関係かんけいrelationべよ。

解答例かいとうれい

同次性どうじせいhomogeneityより

T(v2)=T(3v1)=3T(v1)

である。

解説かいせつ

線型写像せんけいしゃぞうlinear map線型結合せんけいけつごうlinear combination関係かんけいrelation保存ほぞんする。したがって、入力側にゅうりょくがわinput side従属じゅうぞくdependentしている関係かんけいrelationは、出力側しゅつりょくがわoutput sideでもおな係数けいすうcoefficient関係かんけいrelationとしてのこる。ただし、ぎゃく出力側しゅつりょくがわoutput side従属じゅうぞくdependentしているからといって、入力側にゅうりょくがわinput sideおな関係かんけいrelationがあったとはかぎらない。


問題もんだい 6

T:CC

T(z)=z_

定義ていぎする。CR じょうのベクトル空間くうかんると T実線型じつせんけいreal-linearであり、C じょうのベクトル空間くうかんると複素線型ふくそせんけいcomplex-linearではないことをしめせ。

解答例かいとうれい

z,wC について

T(z+w)=z+w_=z_+w_=T(z)+T(w)

である。また、aR なら

T(az)=az_=az_=aT(z)

なので、T実線型じつせんけいreal-linearである。

一方いっぽう複素ふくそcomplexスカラーscalar i使つかうと、

T(i·1)=i_=-i

だが、

iT(1)=i

である。したがって T(i·1)iT(1) であり、複素線型ふくそせんけいcomplex-linearではない。

解説かいせつ

この問題もんだいは、線型性せんけいせいlinearityが「どのたいスカラーscalarとして使つかうか」に依存いぞんすることを確認かくにんしている。おな写像しゃぞうmapでも、実数じっすうreal numberスカラーscalarだけをゆる場合ばあいと、複素数ふくそすうcomplex numberスカラーscalarゆる場合ばあい同次性どうじせいhomogeneity意味いみわる。


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