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部分群と生成md a4a485b
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部分群ぶぶんぐんsubgroup生成せいせいgeneration

date2026-07-14document_iddoc_d0eebf3f26ea5064ce5e6ac3432c62c0description部分群を、群の構造を保ったまま小さく切り出す方法として説明し、生成元・巡回群・部分群判定を扱う。prerequisites[群/ぐん]の[基本/きほん] / [合同式/ごうどうしき]と mod [演算/えんざん]type講義content_typelecturestatusactiverelateddata/lecture/math/abstract-algebra/congruences-and-modular-arithmetic.lecture.n.md / data/lecture/math/abstract-algebra/group-basics.lecture.n.md / data/lecture/math/abstract-algebra/cosets-and-lagrange-theorem.lecture.n.md / data/exercise/math/abstract-algebra/groups-and-subgroups.exercise.n.md
mathabstract-algebragroup-theorylecture

ぐんなかに、ぐんとしての構造こうぞうたもったちいさな部分ぶぶんつけたいことがある。そのような部分集合ぶぶんしゅうごう部分群ぶぶんぐんである。

部分群ぶぶんぐんは、たんなる部分集合ぶぶんしゅうごうではない。げんどうしを演算えんざんしてもなかのこり、逆元ぎゃくげんなかのこ必要ひつようがある。

1部分群ぶぶんぐん定義ていぎ

ぐん G部分集合ぶぶんしゅうごう HG部分群ぶぶんぐんであるとは、HG演算えんざんいでぐんになることである。

実用上じつようじょうは、つぎ条件じょうけん判定はんていできる。

H[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"varnothing\")")]

かつ、任意にんいa,bH について

ab-1H

成立せいりつするなら、H部分群ぶぶんぐんである。

この判定はんていではざんをしているようにえるが、ぐん G にある逆元ぎゃくげん b-1使つかっている。確認かくにんすべきてんは、その逆元ぎゃくげんせきちいさい集合しゅうごう H にものこることである。

2具体例ぐたいれい

(Z,+)なかで、偶数ぐうすう全体ぜんたい

2Z={2kkZ}

部分群ぶぶんぐんである。0 をふくみ、偶数ぐうすうどうしの偶数ぐうすうだからである。

一方いっぽう自然数全体しぜんすうぜんたい N(Z,+)部分群ぶぶんぐんではない。たとえば 3 はふくむが、逆元ぎゃくげん -3ふくまない。

3生成元せいせいげん

ぐん G部分集合ぶぶんしゅうごう A から、Aげんとその逆元ぎゃくげん有限積ゆうげんせき

a1ε1a2ε2arεr(aiA,εi{1,-1},r[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"ge\")")]0)

としてられるげん全体ぜんたいを、A生成せいせいする部分群ぶぶんぐんという。r=0空積くうせき単位元たんいげん eさだめるので、A=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"varnothing\")")] のときも A={e} となる。

A

く。

ひとつのげん a生成せいせいされるぐん

a={annZ}

a生成せいせいする巡回部分群じゅんかいぶぶんぐんcyclic subgroupという。ここで a0=em>0たいして a-m=(a-1)m とする。ぐん GG=aけるとき、G巡回群じゅんかいぐんcyclic groupという。

4れい剰余類じょうよるい巡回群じゅんかいぐん

(Z/6Z,+) では、[1]全体ぜんたい生成せいせいする。

[0],[1],[2],[3],[4],[5]

[1]かえしでられるからである。一方いっぽう[2]生成せいせいする部分群ぶぶんぐん

{[0],[2],[4]}

である。これがすべてであることもたしかめる。[2]任意にんい整数倍せいすうばいk[2]き、kZk=3q+rr{0,1,2}けば、

k[2]=[2k]=[6q+2r]=[2r]

[0],[2],[4] のいずれかである。ぎゃくに、q=0k=r=0,1,2 とすればこの 3 げんがそれぞれられるので、列挙れっきょした集合しゅうごう[2]一致いっちする。

5なに保存ほぞんされるか

部分群ぶぶんぐんでは、げんぐん演算えんざん単位元たんいげん逆元ぎゃくげんがそのままたもたれる。わるのは、使つかえるげん範囲はんいである。生成せいせいでは、少数しょうすうげんから閉包性へいほうせい逆元ぎゃくげん使つかって、必要最小限ひつようさいしょうげん部分群ぶぶんぐんつくる。

6証明しょうめい補足ほそく部分群判定法ぶぶんぐんはんていほう生成部分群せいせいぶぶんぐん最小性さいしょうせい

GぐんHGからでない部分集合ぶぶんしゅうごうとする。もし

x,yHxy-1H

成立せいりつするなら、H部分群ぶぶんぐんsubgroup である。

証明しょうめいする。Hからでないので、ある hH存在そんざいする。すると hh-1=eH である。つぎに xH とする。eH なので、条件じょうけんe,x使つかうと ex-1=x-1H である。最後さいごx,yH とする。いま y-1Hかっているので、条件じょうけんx,y-1使つかうと x(y-1)-1=xyH である。よって H単位元たんいげん逆元ぎゃくげんせきについてじている。結合法則けつごうほうそくG演算えんざんからそのままぐので、Hぐん、すなわち部分群ぶぶんぐんである。

有限積ゆうげんせき集合しゅうごうは、空積くうせき eふくみ、ふたつの有限積ゆうげんせき因子いんしじゅんならべればせきになり、因子いんし逆順ぎゃくじゅんにしてそれぞれを逆元ぎゃくげんにすれば逆元ぎゃくげんになる。結合法則けつごうほうそくG からぐので、これは部分群ぶぶんぐんである。

生成部分群せいせいぶぶんぐん S は、Sふくむすべての部分群ぶぶんぐん共通部分きょうつうぶぶんとしても定義ていぎできる。

S=SH[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"le\")")]GH

この共通部分きょうつうぶぶん部分群ぶぶんぐんである。なぜなら、単位元たんいげんはすべての Hふくまれ、せき逆元ぎゃくげんかく Hなかじているからである。また、どの HSふくむので、共通部分きょうつうぶぶんSふくむ。さらに Sふく任意にんい部分群ぶぶんぐん K は、まじわりを対象たいしょうひとつなので、SK である。よって SSふく最小さいしょう部分群ぶぶんぐんである。さき定義ていぎした有限積ゆうげんせき集合しゅうごうSふく部分群ぶぶんぐんなので、この共通部分きょうつうぶぶんふくむ。一方いっぽうSふくむどの部分群ぶぶんぐんSげん逆元ぎゃくげん有限積ゆうげんせきすべふくむ。したがってふたつの定義ていぎ一致いっちする。

7計算けいさん補足ほそくZ/nZ[k]生成せいせいする部分群ぶぶんぐん

n[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"ge\")")]1kZ とする。有限群ゆうげんぐんやその部分群ぶぶんぐん位数いすうorderとは、そのげん個数こすうである。加法群かほうぐん (Z/nZ,+)[k]生成せいせいする部分群ぶぶんぐんげん

[0],[k],[2k],[3k],[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")]

である。このれつはじめて [0]もどせい整数せいすう m は、nmkたす最小さいしょうm である。d=[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"gcd\")")](n,k)n=dnk=dkくと [PARSE ERROR: Undefined("Command(\"gcd\")")](n,k)=1 であり、

nmknmknm

となる。最後さいご同値どうち確認かくにんする。[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"gcd\")")](n,k)=1 なので、ベズーの等式とうしき un+vk=1たす整数せいすう u,v がある。nmk なら m=mun+mvk右辺うへん両項りょうこうnるので、nm である。逆向ぎゃくむきはあきらかである。したがって最小さいしょうmn=n/d である。

さらに、0[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"le\")")]i<j<m[ik]=[jk] なら [(j-i)k]=[0] となり、0<j-i<mm最小性さいしょうせい矛盾むじゅんする。よって [0],[k],,[(m-1)k]相異あいことなる。[mk]=[0] なのでそのあと周期しゅうき mかえす。したがって

|[k]|=nd

である。

たとえば Z/12Z[8]かんがえると、[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"gcd\")")](12,8)=4 なので生成せいせいされる部分群ぶぶんぐん位数いすう12/4=3 である。実際じっさい

[8]={[0],[8],[4]}

である。

9まとめ

部分群ぶぶんぐんは、ぐん構造こうぞうたもったままげん制限せいげんしたものである。生成せいせいは、指定していしたげんからじた最小さいしょう部分群ぶぶんぐんつく操作そうさであり、巡回群じゅんかいぐんひとつのげん生成せいせいされるぐんである。

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