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Logistic 方程式ほうていしき

date2026-07-16document_iddoc_dbbe5f1dd90d06a9155baa69f5b6dc79descriptionLogistic 方程式を自律方程式として解析し、平衡解・増減・非負の状態空間における長期挙動を判定した後、変数分離と Bernoulli 型による解法へ接続する。prerequisites変数分離形と自律方程式 / Bernoulli 方程式type講義content_typelecturestatusactiverelateddata/lecture/math/differential-equations/separable-equations-and-autonomous-systems.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/bernoulli-equations.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/first-order-ode-solution-diagnostics.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/direction-fields-euler-method-error-and-stability.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/physical-models-and-transition-to-pdes.lecture.n.md / data/exercise/math/differential-equations/separable-equations-and-autonomous-systems.exercise.n.md
mathdifferential-equationslogisticmodelinglecture

1導入どうにゅう

この講義こうぎでは、Logistic 方程式ほうていしき自律方程式じりつほうていしきとして解析かいせきし、平衡解へいこうかい増減ぞうげん非負ひふ状態空間じょうたいくうかんにおける長期挙動ちょうききょどう判定はんていする方法ほうほう説明せつめいする。

標準形ひょうじゅんけい

y=ry(1-yK)

である。ここで r>0低密度ていみつどでの成長率せいちょうりつK>0環境収容力かんきょうしゅうようりょくcarrying capacityあらわす。

yちいさいときは 1-y/K1 なので、

yry

であり、指数成長しすうせいちょうちかい。一方いっぽうyKちかづくと 1-y/Kちいさくなり、成長せいちょうおさえられる。

2平衡解へいこうかいさき解析かいせきする理由りゆう

Logistic 方程式ほうていしき

y=F(y),F(y)=ry(1-yK)

という自律方程式じりつほうていしきである。自律方程式じりつほうていしきでは、現在げんざいあたい y だけで増減ぞうげんまる。そのため、かいしきもとめるまえに、F(y)符号ふごうから増減方向ぞうげんほうこう判定はんていできる。

3命題めいだい1:Logistic 方程式ほうていしき平衡解へいこうかい

仮定かていとして r>0,K>0 とする。Logistic 方程式ほうていしき

y=ry(1-yK)

平衡解へいこうかい

y=0,y=K

である。

3.1証明しょうめい

平衡解へいこうかい定数解ていすうかいなので y=0たす。右辺うへんが 0 になる条件じょうけん

ry(1-yK)=0

である。r>0 だから、

y=0

または

1-yK=0

である。したがって y=0,K平衡解へいこうかいである。ぎゃくに、y=0y=K代入だいにゅうすると右辺うへんは 0 になり、左辺さへん定数解ていすうかいなので 0 である。よってどちらもかいである。

4命題めいだい2:0<y<K では増加ぞうかし、y>K では減少げんしょうする

仮定かていとして r>0,K>0 とする。

0<y<K

なら y>0 であり、

y>K

なら y<0 である。

4.1証明しょうめい

0<y<K なら y>0 かつ 1-y/K>0 である。さらに r>0 なので

ry(1-yK)>0

である。したがって y>0 であり、かい増加ぞうかする。

y>K なら y>0 かつ 1-y/K<0 である。したがって

ry(1-yK)<0

であり、y<0 である。よってかい減少げんしょうする。

この命題めいだいから、せい半直線上はんちょくせんじょうでは位相線いそうせん矢印やじるしK方向ほうこうすと判定はんていできる。K への収束しゅうそくは、あと明示解めいじかいから確認かくにんする。

5位相線いそうせんによる整理せいり

範囲はんいry(1-y/K)符号ふごうかい
y<0減少げんしょう
0<y<Kせい増加ぞうか
y>K減少げんしょう

現実げんじつ人口じんこうりょうあらわ場合ばあいは、通常つうじょう y[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"ge\")")]0範囲はんいかんがえる。この位相線いそうせんでは、矢印やじるし0 からはなれ、K方向ほうこうす。

6明示解めいじかい導出どうしゅつ

0<y<K または y>K範囲はんい変数分離へんすうぶんりする。どちらの範囲はんいでも y0 かつ yK なので、y(K-y)操作そうさ可能かのうである。y=0y=Kさき確認かくにんした平衡解へいこうかいとしてべつあつかう。

y=rKy(K-y)

だから

dyy(K-y)=rKdt

である。部分分数分解ぶぶんぶんすうぶんかいにより

1y(K-y)=1K(1y+1K-y)

である。したがって

1K(1y+1K-y)dy=rKdt

である。左辺さへん第二項だいにこうでは K-y微分びぶん-1 であることに注意ちゅういすると、

1Klog|yK-y|=rKt+C

る。両辺りょうへんKけ、

yK-y=Aert

く。これを y についてくと、

y(t)=K1+Be-rt

である。初期条件しょきじょうけん y(0)=y0使つかうと、y0>0,y0K場合ばあいには

B=K-y0y0

だから、

y(t)=K1+K-y0y0e-rt

である。このしきは、分母ぶんぼが 0 にならない、t=0ふく最大連結区間さいだいれんけつくかんかいさだめる。また、y0>0,y0K なら ty(t)K となることが確認かくにんできる。y0=K場合ばあいは、平衡解へいこうかい y(t)=K そのものである。

7Bernoulli がたとしての解釈かいしゃく

Logistic 方程式ほうていしき

y=ry-rKy2

なので、

y-ry=-rKy2

整理せいりできる。これは Bernoulli 方程式ほうていしきかたち

y+p(t)y=q(t)yn

n=2場合ばあいである。

したがって Logistic 方程式ほうていしきは、自律方程式じりつほうていしきとして位相線いそうせん解析かいせきすることも、Bernoulli がたとして線型化せんけいかしてくこともできる。せい半直線上はんちょくせんじょうにおける増減方向ぞうげんほうこう定性的ていせいてき判定はんていするなら位相線いそうせんを、具体的ぐたいてきしき収束しゅうそく証明しょうめい必要ひつようなら変数分離へんすうぶんりや Bernoulli 置換ちかん使用しようする。

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8適用範囲てきようはんい

Logistic 方程式ほうていしきは、成長率せいちょうりつ r環境収容力かんきょうしゅうようりょく K一定いっていで、増減ぞうげん現在げんざいy だけでまるという単純化たんじゅんかいている。季節変動きせつへんどう年齢構造ねんれいこうぞう空間移動くうかんいどうれると、時間依存係数じかんいぞんけいすう連立系れんりつけい偏微分方程式へんびぶんほうていしき拡張かくちょうされる。

9演習えんしゅうリンク

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10つぎ講義こうぎ

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