置換 による行列式 の定義
1導入
この
の
2用語 と定義
2.1置換
たとえば のとき、
は
のすべての
2.2反転数 と符号
で
2.3置換 による行列式 の定義
を
で
この
3方針
この
では である。単位行列 行列式 は各行 かくぎょう または各列 かくれつ について線型 せんけい linear である。- 2
本 ほん の行 ぎょう row または列 れつ column を交換 こうかん すると符号 ふごう sign が反転 はんてん する。 - 2
本 ほん の行 ぎょう row または列 れつ column が等 ひと しいと行列式 ぎょうれつしき determinant は 0 である。 - この 3
原理 げんり 、すなわち多重線型性 たじゅうせんけいせい multilinearity ・交代性 こうたいせい alternation ・ は、行列式 ぎょうれつしき determinant を一意 いちい に決定 けってい する。
4直感的 ちょっかんてき な説明 せつめい
では、
5厳密 げんみつ な説明 せつめい
5.11. の公式 こうしき が戻 もど る
とする。 の
したがって
である。
5.22. 単位行列 たんいぎょうれつ identity matrix の行列式 ぎょうれつしき determinant
したがって
である。
5.33. 多重線型性 たじゅうせんけいせい multilinearity
となる。したがって
また
5.44. 行交換 ぎょうこうかん row swap で符号 ふごう sign が反転 はんてん する
を
の
である。 が
である。
5.55. 2 本 ほん の行 ぎょう row が等 ひと しいと 0 になる
2
したがって
である。
5.66. 特徴 とくちょう づけの定理 ていり
の
と
の
したがって
である。ここで、
である。これで
5.77. 三角行列 さんかくぎょうれつ triangular matrix の行列式 ぎょうれつしき determinant
が
が
である。すべての で
したがって
である。
5.88. 積 せき の公式 こうしき
である。
を
また の 2
である。
すなわち である。
この
となり、 が
6具体例 ぐたいれい
を
である。ここへ
となる。
この
7別 べつ の見方 みかた
7.1代数的 だいすうてき な見方 みかた
7.2幾何的 きかてき な見方 みかた
7.3計算 けいさん としての見方 みかた
8見分 みわ け方 かた
行列式 の行列式 ぎょうれつしき 性質 せいしつ を証明 しょうめい したいときは、多重線型性 たじゅうせんけいせい multilinearity ・交代性 こうたいせい alternation ・ の 3条件 じょうけん から攻 せ める。行列式 の行列式 ぎょうれつしき 公式 こうしき そのものの根拠 こんきょ を確認 かくにん したいときは、置換 ちかん permutation の定義 ていぎ へ戻 もど る。具体的 ぐたいてき な数値計算 すうちけいさん では、項 こう を直接 ちょくせつ 展開 てんかい するより、零 れい の多 おお い行 ぎょう row ・列 れつ column での余因子展開 よいんしてんかい cofactor expansion 、または行基本変形 ぎょうきほんへんけい elementary row operation を選 えら ぶ。
9どこまで成立 せいりつ するか
この
また、この
10最終形 さいしゅうけい
11一言 ひとこと でいうと
置換 ちかん permutation は、行列式 ぎょうれつしき determinant の各項 かくこう で「各行 かくぎょう ・各列 かくれつ から 1個 こ ずつ選 えら ぶ」ことを記録 きろく する。符号 ふごう sign は、その選択 せんたく が向 む きorientation を保 たも つか反転 はんてん するかを記録 きろく する。- この
定義 ていぎ から、多重線型性 たじゅうせんけいせい multilinearity 、交代性 こうたいせい alternation 、計算規則 けいさんきそく 、積 せき の公式 こうしき が導 みちび かれる。