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完全微分方程式md 6641530
lecture/math/differential-equations/完全微分方程式-講義.n.md
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完全微分方程式かんぜんびぶんほうていしき

date2026-05-26description完全微分方程式を、ポテンシャル関数の全微分として復元する方法と領域条件の注意から整理する。prerequisites一階微分方程式の解法診断 / 偏微分の基本type講義statusactiverelateddata/lecture/math/differential-equations/一階微分方程式の解法診断-講義.n.md / data/lecture/math/multivariable-calculus/多変数関数と偏微分-講義.n.md / data/lecture/math/vector-calculus/線積分と保存場-講義.n.md
mathdifferential-equationsexact-equationlecture

導入どうにゅう

このページの核心かくしんは、M(x,y)dx+N(x,y)dy=0未知みちのポテンシャル関数かんすう Φ(x,y)全微分ぜんびぶん dΦ として復元ふくげんすることである。

標準形ひょうじゅんけい

完全微分方程式かんぜんびぶんほうていしきExact differential equation

M(x,y)dx+N(x,y)dy=0

dΦ=Φxdx+Φydy

表現ひょうげんできる場合ばあい方程式ほうていしきである。このとき M=Φx,N=Φy であり、かいΦ(x,y)=C である。

なぜこの方針ほうしんえらぶのか

もし Mdx+Ndy=dΦ なら、方程式ほうていしきdΦ=0 となる。これは曲線きょくせん沿って Φ一定いっていであることを意味いみする。したがって微分方程式びぶんほうていしきをポテンシャルの等位曲線とういきょくせん変換へんかんできる。

完全性かんぜんせい判定はんてい

M,Nなめらかで、対象領域たいしょうりょういき単連結たんれんけつなら、

My=Nx

により完全性かんぜんせい判定はんていできる。単連結たんれんけつでない領域りょういきでは、この局所条件きょくしょじょうけんだけで大域的たいいきてきなポテンシャルの存在そんざい保証ほしょうできない。

具体例ぐたいれい

(2xy+1)dx+x2dy=0

では M=2xy+1,N=x2 である。My=2x,Nx=2x より完全性かんぜんせい成立せいりつする。

Φx=2xy+1 から x積分せきぶんして

Φ=x2y+x+h(y)

る。ここで h(y)くわえる理由りゆうは、x偏微分へんびぶんすると消去しょうきょされる任意関数にんいかんすうのこりうるからである。さらに Φy=x2+h(y)N=x2一致いっちするため、h(y)=0 である。したがってかい

x2y+x=C

である。

完全かんぜんでないがちかれい

(2y)dx+xdy=0

では My=2,Nx=1 であり完全かんぜんではない。このような場合ばあいでも、積分因子せきぶんいんしけることで完全化かんぜんかできる場合ばあいがある。ただし積分因子せきぶんいんし探索たんさく一般いっぱんには単純たんじゅんではない。

どこまでつか

My=Nx局所的きょくしょてき閉性へいせいあらわす。あなのある領域りょういきでは、じていても大域的たいいきてき完全かんぜんでない場合ばあいがある。この現象げんしょう保存場ほぞんばや de Rham cohomology へ接続せつぞくする。

演習えんしゅうリンク

data/exercise/math/differential-equations/一階微分方程式の分類と解法-基本演習.n.md

関連かんれんリンク

data/lecture/math/vector-calculus/線積分と保存場-講義.n.md
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