直感的な説明
零ベクトルは「移動しない移動量」である。逆ベクトルは「元の移動を打ち消す移動量」である。
標準基底は、座標軸に沿った最小単位の方向である。平面では
e_1=\begin{pmatrix}1\\0\end{pmatrix},
\qquad
e_2=\begin{pmatrix}0\\1\end{pmatrix}
が標準基底である。
厳密な説明
\mathbb R^n の零ベクトルは
0=\begin{pmatrix}0\\0\\ \vdots\\0\end{pmatrix}
である。v=(v_1,\dots,v_n)^T の逆ベクトルは
-v=(-v_1,\dots,-v_n)^T
である。したがって
v+(-v)=0
が成立する。
標準基底を e_1,\dots,e_n とすると、任意の v=(v_1,\dots,v_n)^T は
v=v_1e_1+\cdots+v_ne_n
と表示できる。つまり、成分 v_i は標準基底 e_i をどれだけ混合するかを示す係数である。