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ベクトルの基本演算md 8dc5660
lecture/math/linear-algebra/ベクトルの基本演算-講義.n.md
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ベクトルの基本演算きほんえんざん

導入どうにゅう

この講義こうぎ重要じゅうようなのは、ベクトルを矢印やじるしとしてだけでなく、成分せいぶんcomponent計算対象けいさんたいしょうとしてあつかうことである。

線型代数せんけいだいすうでは、ベクトルの、スカラーばい線型結合せんけいけつごうlinear combinationがすべての入口いりぐちになる。図形的ずけいてき意味いみだけでなく、成分せいぶんcomponentごとの計算けいさんとして実行じっこうできることが必要ひつようである。

data/lecture/math/vector/ベクトルとは何か-講義.n.md

用語ようご定義ていぎ

ベクトルVector とは、複数ふくすうかず順序じゅんじょつきでならべた対象たいしょうである。Rn のベクトルは

v=(v1v2vn)

あらわす。

れいベクトルZero vector とは、全成分ぜんせいぶんが 0 のベクトルであり、加法かほう基準きじゅんになる。

標準基底ひょうじゅんきていStandard basis とは、Rn で 1 つの成分せいぶんcomponentだけが 1、ほかが 0 のベクトルからなる基底きていbasisである。

れつベクトルColumn vector成分せいぶんcomponentたてならべたベクトルであり、ぎょうベクトルRow vector成分せいぶんcomponentよこならべたベクトルである。行列ぎょうれつmatrixとのせきではかたちとサイズ条件じょうけん重要じゅうようになる。

スカラーScalar とは、ベクトルを拡大かくだい縮小しゅくしょうする係数けいすうcoefficientである。ここでは実数じっすうreal number基本きほんにする。

線型結合せんけいけつごうLinear combination とは、ベクトルにスカラーをけてくわえた c1v1++ckvkかたちである。

方針ほうしん

まず 2 次元じげんdimension成分せいぶんcomponentごとの計算けいさん確認かくにんし、そのあと n 次元じげんdimension拡張かくちょうする。線型代数せんけいだいすうでは、次元じげんdimension増加ぞうかしても規則きそく成分せいぶんcomponentごとのまま維持いじされる。

直感的ちょっかんてき説明せつめい

ベクトルのは、移動いどうつづけて実行じっこうすることに対応たいおうする。スカラーばいは、おな方向ほうこう移動量いどうりょう変更へんこうすることに対応たいおうする。

成分表示せいぶんひょうじでは、この操作そうさoperation各座標かくざひょう別々べつべつ実行じっこうする。したがって、ベクトル演算えんざん複雑ふくざつ規則きそくではなく、座標軸ざひょうじくごとの同型どうけい計算けいさんである。

厳密げんみつ説明せつめい

u=(u1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],un)Tv=(v1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],vn)T とする。ベクトルの

u+v=(u1+v1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],un+vn)T
u-v=(u1-v1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],un-vn)T

定義ていぎする。スカラー cたいして

cu=(cu1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],cun)T

である。この定義ていぎにより、とスカラーばい同時どうじあつかえる。たとえば

c1v1+c2v2

は、2 ほんのベクトルを係数けいすうcoefficientつきで合成ごうせいした線型結合せんけいけつごうlinear combinationである。

具体例ぐたいれい

u=(1,2)Tv=(3,-1)T とする。このとき

u+v=(4,1)T,u-v=(-2,3)T

である。また

2u-3v=2(1,2)T-3(3,-1)T=(-7,7)T

となる。この計算けいさんでは、第一成分だいいちせいぶん第二成分だいにせいぶん独立どくりつindependent処理しょりしている。

よくある誤解ごかい

  • ベクトルをてんそのものと同一視どういつししない。てん位置いちであり、ベクトルは移動量いどうりょう成分せいぶんcomponentあらわ対象たいしょうである。
  • 次元じげんdimension増加ぞうかしても、とスカラーばい規則きそく成分せいぶんcomponentごとである。
  • 線型結合せんけいけつごうlinear combinationたんなるざんではなく、係数けいすうcoefficient自由じゆう選択せんたくして方向ほうこう合成ごうせいする操作そうさoperationである。

どこまでつか

ここでは実数じっすうreal numberをスカラーにした。スカラーを複素数ふくそすうcomplex numberにすると複素ふくそcomplexベクトル空間くうかんになる。基本演算きほんえんざんかたちおなじだが、内積ないせきinner product角度かくどでは共役きょうやくあつかいが必要ひつようになる。

最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]u+v=(u1+v1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],un+vn)T
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]cu=(cu1,[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"dots\")")],cun)T
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]c1v1++ckvkが線型結合である
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]v=v1e1++vnen(standardbasis)

一言ひとことでいうと

  • ベクトルの基本演算きほんえんざんは、成分せいぶんcomponentごとの計算けいさんとして実行じっこうされ、線型結合せんけいけつごうlinear combination後続こうぞく基底きていbasis階数かいすうrank入口いりぐちになる。

演習えんしゅうリンク

data/exercise/math/linear-algebra/ベクトルと線型結合-基本演習.n.md

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