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基底変換と相似-基本演習md 6427098
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基底変換きていへんかんchange of basis相似そうじsimilarity-基本演習きほんえんしゅう

date2026-05-25description基底変換・座標変換・相似変換を、線型写像そのものと座標表示の区別から確認する基本演習である。prerequisites線型性の基本 / 線型写像と行列 / 行列計算と線型変換 / 基底変換と相似type問題演習content_typeexercisestatusactiverelateddata/lecture/math/linear-algebra/線型性の基本-講義.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/線型写像と行列-講義.n.md / data/exercise/math/linear-algebra/行列計算と線型変換-基本演習.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/複素内積とユニタリ行列-講義.n.md / data/lecture/math/linear-algebra/基底変換と相似-講義.n.md
mathlinear-algebraexercisechange-of-basissimilarity
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演習えんしゅう方針ほうしん

基底変換きていへんかんchange of basisわるのは、ベクトルvectorそのものや線型写像せんけいしゃぞうlinear mapそのものではなく、座標表示ざひょうひょうじcoordinate representationである。この演習えんしゅうでは、ふる基底きていbasisでの座標ざひょうcoordinateあたらしい基底きていbasisでの座標ざひょうcoordinate表現行列ひょうげんぎょうれつrepresentation matrix区別くべつして計算けいさんする。


確認問題かくにんもんだい座標変換行列ざひょうへんかんぎょうれつchange-of-coordinates matrix

R2標準基底ひょうじゅんきていstandard basisふる基底きていbasisとする。あたらしい基底きていbasis

b1=(11),b2=(1-1)

とする。ベクトルvector

x=(31)

新基底しんきていかんする座標ざひょうcoordinate [x]newもとめよ。

解答かいとう

まず、あたらしい基底きていbasisベクトルをれつcolumnならべる。

P=(111-1)

この P は、あたらしい座標ざひょうcoordinateふる座標ざひょうcoordinateもど行列ぎょうれつmatrixである。

[x]old=P[x]new

したがって、

(31)=s(11)+t(1-1)

けばよい。成分せいぶんcomponentくらべると、

\begin{cases} s+t=3,\\ s-t=1 \end{cases}

である。2 しきして 2s=4、したがって s=2 である。さらに s+t=3 から t=1 である。

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")][x]new=(21)

この問題もんだい確認かくにんしているのは、座標ざひょうcoordinateわってもベクトルvectorそのものはわらないというてんである。xおなベクトルvectorだが、基底きていbasisえるとかずわせがわる。


確認問題かくにんもんだい相似変換そうじへんかんsimilarity transformation

線型写像せんけいしゃぞうlinear mapふる基底きていbasisでの表現行列ひょうげんぎょうれつrepresentation matrix

Aold=(2103)

とする。また、あたらしい基底きていbasisからふる基底きていbasisへの座標変換行列ざひょうへんかんぎょうれつchange-of-coordinates matrix

P=(111-1)

とする。新基底しんきていnew basisでの表現行列ひょうげんぎょうれつrepresentation matrix

Anew=P-1AoldP

もとめよ。

解答かいとう

まず P可逆かぎゃくinvertibleであることを確認かくにんする。ここでは

detP=-20

なので、P-1存在そんざいする。したがって

P-1=(121212-12)

である。つぎに

AoldP=(2103)(111-1)=(313-3)

である。したがって

Anew=(121212-12)(313-3)=(3-102)

となる。

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]Anew=(3-102)

この問題もんだいでは、ひだりP-1みぎP役割やくわり重要じゅうようである。みぎP新座標しんざひょう入力にゅうりょくinput古座標ふるざひょうもどし、Aold古座標ふるざひょう線型写像せんけいしゃぞうlinear map適用てきようし、ひだりP-1結果けっか新座標しんざひょうもどす。


確認問題かくにんもんだい定義域ていぎいきdomain終域しゅういきcodomain基底きていbasis別々べつべつえる

線型写像せんけいしゃぞうlinear map T:R2R3ふる基底きていbasisでの表現行列ひょうげんぎょうれつrepresentation matrix

Aold=(100111)

とする。定義域ていぎいきdomain座標変換行列ざひょうへんかんぎょうれつchange-of-coordinates matrix

P=(1101)

とし、終域しゅういきcodomain座標変換行列ざひょうへんかんぎょうれつchange-of-coordinates matrixQ=I3 とする。このとき

Anew=Q-1AoldP

もとめよ。

解答かいとう

ここでは Q=I3 なので、Q-1=I3 である。したがって

Anew=AoldP

計算けいさんすればよい。

(100111)(1101)=(110112)

したがって

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]Anew=(110112)

長方行列ちょうほうぎょうれつrectangular matrixでは、相似そうじsimilarityというかたちではなく Q-1AP というかたちになる。定義域ていぎいきdomain終域しゅういきcodomain基底きていbasis別々べつべつつためである。


確認問題かくにんもんだい相似そうじsimilarity保存ほぞんされるりょうquantity

前問ぜんもん正方行列せいほうぎょうれつsquare matrix

A=(2103),B=(3-102)

について、トレースtrace行列式ぎょうれつしきdeterminant固有値こゆうちeigenvalue一致いっちすることを確認かくにんせよ。

解答かいとう

まずトレースtrace

tr(A)=2+3=5,tr(B)=3+2=5

である。つぎに行列式ぎょうれつしきdeterminant

detA=2·3-0·1=6,detB=3·2-0·(-1)=6

である。さらに、どちらも上三角行列じょうさんかくぎょうれつupper triangular matrixなので、固有値こゆうちeigenvalue対角成分たいかくせいぶんdiagonal entryからめる。

A:2,3,B:3,2

したがって、順序じゅんじょorderのぞけば固有値こゆうちeigenvalue一致いっちする。

この問題もんだいているのは、相似そうじsimilarityおな線型写像せんけいしゃぞうlinear map別表示べつひょうじalternative representationであるという事実じじつである。行列ぎょうれつmatrix成分せいぶんcomponentわっても、基底きていbasis依存いぞんしないりょうquantity保存ほぞんされる。


確認問題かくにんもんだい可逆性かぎゃくせいinvertibility確認かくにん

P=(1224)

座標変換行列ざひょうへんかんぎょうれつchange-of-coordinates matrixとして使つかえるか判定はんていせよ。

解答かいとう

基底変換きていへんかんchange of basis使つかP は、あたらしい基底きていbasisベクトルをれつcolumnならべた行列ぎょうれつmatrixである。したがって、れつcolumn線型独立せんけいどくりつlinearly independentでなければならない。

ここでは第2列だいにれつ第1列だいいちれつの 2 ばいである。

(24)=2(12)

したがってれつcolumn線型従属せんけいじゅうぞくlinearly dependentであり、基底きていbasisにならない。実際じっさい

detP=1·4-2·2=0

である。逆行列ぎゃくぎょうれつinverse matrix公式こうしき使つかうなら detPるため、この場合ばあいは 0 による除算じょざんdivisionになり、P-1存在そんざいしない。

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]Pは座標変換行列として使えない

この問題もんだいは、相似変換そうじへんかんsimilarity transformation基底変換きていへんかんchange of basisP-1てくる理由りゆう確認かくにんするものである。可逆かぎゃくinvertibleでない行列ぎょうれつmatrixは、座標ざひょうcoordinateえではなく、情報じょうほうinformationつぶ写像しゃぞうmapになる。


補充問題ほじゅうもんだい失敗例しっぱいれい順序じゅんじょ確認かくにん

問題もんだい 6

b1=(10),b2=(20)

R2基底きていbasisではない。この理由りゆうを、座標変換行列ざひょうへんかんぎょうれつchange-of-coordinates matrix可逆性かぎゃくせいinvertibilityから説明せつめいせよ。

b1,b2れつcolumnならべると

P=(1200)

である。この行列ぎょうれつmatrixだい 2 ぎょうrowれいなので可逆かぎゃくinvertibleではない。したがって、座標ざひょうcoordinateからベクトルを一意いちい復元ふくげんできず、b1,b2基底きていbasisではない。

この問題もんだいは、基底きていbasisではないくみ使つかうと座標変換ざひょうへんかんchange of coordinatesこわれることを確認かくにんする。基底変換きていへんかんchange of basisでは、変換行列へんかんぎょうれつ可逆かぎゃくinvertibleであることが前提ぜんていである。

問題もんだい 7

A=(2103),P=(1101)

とする。P-1APPAP-1計算けいさんし、一般いっぱん順序じゅんじょえてはいけないことを確認かくにんせよ。

P-1=(1-101)

である。したがって

P-1AP=(2003)

である。一方いっぽう

PAP-1=(2203)

であり、おな行列ぎょうれつmatrixにはならない。

この問題もんだいは、相似変換そうじへんかんsimilarity transformation順序じゅんじょ確認かくにんするための失敗例しっぱいれいである。P-1APPAP-1記号きごうているが、基底きていbasisかたたいする意味いみぎゃくになる。


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まとめ

  • 基底変換きていへんかんchange of basisでは、ベクトルvectorそのものではなく座標表示ざひょうひょうじcoordinate representationわる。
  • 相似変換そうじへんかんsimilarity transformation P-1AP は、おな線型写像せんけいしゃぞうlinear mapべつ基底きていbasisあらわ操作そうさoperationである。
  • 定義域ていぎいきdomain終域しゅういきcodomain基底きていbasis別々べつべつえるときは、Q-1APかたちになる。
  • P-1使つか場面ばめんでは、P可逆かぎゃくinvertibleであることを確認かくにんする。
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