markdown
一階微分方程式の分類と解法-基本演習md 1e786d4
exercise/math/differential-equations/classifying-and-solving-first-order-odes.exercise.n.md

一階微分方程式いっかいびぶんほうていしき分類ぶんるい解法かいほう-基本演習きほんえんしゅう

date2026-07-13document_iddoc_bb27e9e5eae800696bc6445fd8fc2774description一階微分方程式の型判定、変数分離形、一階線型、完全微分方程式、Bernoulli 方程式、Logistic 方程式を扱う基本演習である。prerequisites一階微分方程式の分類と最初の判定 / 一階微分方程式の解法診断type問題演習content_typeexercisestatusactiverelateddata/lecture/math/differential-equations/classifying-first-order-odes.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/first-order-ode-solution-diagnostics.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/separable-equations-and-autonomous-systems.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/first-order-linear-odes-and-integrating-factors.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/exact-differential-equations.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/bernoulli-equations.lecture.n.md / data/lecture/math/differential-equations/logistic-equation.lecture.n.md
mathdifferential-equationsexercisefirst-order
data/lecture/math/differential-equations/first-order-ode-solution-diagnostics.lecture.n.md

1演習えんしゅう方針ほうしん

この演習えんしゅうでは、計算けいさん開始かいしするまえに、方程式ほうていしきかた判定はんていする。変数分離へんすうぶんり直接ちょくせつ分離ぶんりできるか、一階線型いっかいせんけいとして積分因子せきぶんいんし導入どうにゅうするか、完全微分かんぜんびぶんとしてポテンシャル関数かんすう復元ふくげんするかを区別くべつすることが目的もくてきである。


2問題もんだい 1

つぎ方程式ほうていしきてはまるかたをすべてげ、そのなかから変形へんけいかる第一候補だいいちこうほ解法かいほうえらべ。かた排他的はいたてきとはかぎらない。

y=xy,y+2y=e-x,(2xy+1)dx+x2dy=0,y=y-y2,y=sin(xy)

2.1解答例かいとうれい

じゅんに、(1) 変数分離形へんすうぶんりけいかつ一階線型いっかいせんけい第一候補だいいちこうほ変数分離へんすうぶんり、(2) 一階線型いっかいせんけい積分因子せきぶんいんし、(3) 完全微分方程式かんぜんびぶんほうていしきであり、x0区間くかんでは一階線型いっかいせんけいでもあるが、第一候補だいいちこうほ除算不要じょざんふよう完全形かんぜんけい、(4) 自律じりつ変数分離へんすうぶんり・Bernoulli にも該当がいとうする Logistic 方程式ほうていしきで、平衡解へいこうかい保全ほぜんして変数分離へんすうぶんり、(5) 標準的ひょうじゅんてき一階初等解法いっかいしょとうかいほう直結ちょっけつしないかたである。

2.2解説かいせつ

y=xydy/y=xdx分離ぶんりでき、y-xy=0けば線型せんけいでもある。y+2y=e-xy+P(x)y=Q(x)標準形ひょうじゅんけいである。(2xy+1)dx+x2dy=0My=2xNx=2x なので完全性かんぜんせいたす。また x0 では y+(2/x)y=-1/x2けるため一階線型いっかいせんけいでもあるが、完全形かんぜんけいなら x2らずにける。y=y-y2y=y(1-y) であり、平衡解へいこうかいをもつ Logistic がたである。y=sin(xy)分離ぶんり線型せんけい完全かんぜん、Bernoulli の判定はんてい直結ちょっけつしない。


3問題もんだい 2

初期値問題しょきちもんだい

y=xy,y(0)=1

け。

3.1解答例かいとうれい

y=ex2/2

3.2解説かいせつ

y=xyy0範囲はんい

dyy=xdx

分離ぶんりできる。積分せきぶんして

log|y|=x22+C

る。初期条件しょきじょうけん y(0)=1 から C=0 であり、かいy=ex2/2 である。変数分離へんすうぶんりでは、分離後ぶんりご初期条件しょきじょうけんもどして定数ていすう決定けっていする。


4問題もんだい 3

初期値問題しょきちもんだい

y+2y=e-x,y(0)=0

積分因子せきぶんいんしけ。

4.1解答例かいとうれい

y=e-x-e-2x

4.2解説かいせつ

標準形ひょうじゅんけいy+P(x)y=Q(x) であり、ここでは P(x)=2 である。積分因子せきぶんいんし

μ(x)=e2dx=e2x

となる。したがって

(e2xy)=e2xe-x=ex

である。積分せきぶんして e2xy=ex+C、すなわち y=e-x+Ce-2xる。初期条件しょきじょうけんから 0=1+C なので C=-1 である。


5問題もんだい 4

微分方程式びぶんほうていしき

(2xy+1)dx+x2dy=0

完全微分方程式かんぜんびぶんほうていしきとしてけ。

5.1解答例かいとうれい

x2y+x=C

5.2解説かいせつ

M=2xy+1N=x2 とおくと、My=2xNx=2x である。したがって単連結たんれんけつ領域りょういきでは完全かんぜんである。ポテンシャル関数かんすう Φ

Φx=2xy+1

たすので、x積分せきぶんして

Φ=x2y+x+h(y)

あらわせる。さらに Φy=x2+h(y)N=x2一致いっちするため、h(y)=0 である。よって Φ=C解曲線かいきょくせんである。


6問題もんだい 5

初期値問題しょきちもんだい

y=y-y2,y(0)=12

き、平衡解へいこうかいとの関係かんけい説明せつめいせよ。

6.1解答例かいとうれい

y=11+e-x

平衡解へいこうかいy=0,1 であり、この初期値しょきちかいx1ちかづく。

6.2解説かいせつ

y=y(1-y)変数分離へんすうぶんりにより

dyy(1-y)=dx

となる。部分分数分解ぶぶんぶんすうぶんかいにより

log|y1-y|=x+C

る。y(0)=1/2 から C=0 であるため y/(1-y)=ex、すなわち y=1/(1+e-x) である。右辺うへん y(1-y)符号ふごうから、0<y<1 では増加ぞうかし、y=1安定あんてい平衡解へいこうかいである。


7問題もんだい 6

y=sin(xy)たいして、うえ分類ぶんるいもとづく初等解法しょとうかいほう機械的きかいてき適用てきようできない理由りゆうべよ。

7.1解答例かいとうれい

sin(xy)x だけの因子いんしy だけの因子いんし分離ぶんりされず、y+P(x)y=Q(x)かたちにもならず、完全微分方程式かんぜんびぶんほうていしきかたちにも直接変形ちょくせつへんけいされない。したがって、まず存在一意性そんざいいちいせい数値解法すうちかいほう定性的解析ていせいてきかいせきえるのが自然しぜんである。

7.2解説かいせつ

一階微分方程式いっかいびぶんほうていしきでは、解法かいほう選択せんたくするまえかた確認かくにんする。どの標準型ひょうじゅんがたにも直結ちょっけつしない場合ばあい無理むり公式こうしき代入だいにゅうしない。存在一意性そんざいいちいせい方向場ほうこうば数値解法すうちかいほう近似きんじ役割やくわり確認かくにんすることがつぎ作業さぎょうである。


8問題もんだい 7

微分方程式びぶんほうていしき

y=(yx)2

について、定義域ていぎりょういき確認かくにんし、v=y/x変形へんけいせよ。変形後へんけいご因子いんしが 0 になるかいさき保全ほぜんし、一般解いっぱんかいもとめよ。

8.1解答例かいとうれい

方程式ほうていしきx0定義ていぎされるため、x>0 または x<0区間くかんく。y=vx とおくと

v+xv=v2,xv=v(v-1)

となる。v(v-1)まえv=0,1、すなわち y=0,xかいとして確認かくにんする。v0,1 では

dvv(v-1)=dxx

積分せきぶんして log|(v-1)/v|=log|x|+Cる。定数ていすうなおすと

y=x1-Cx

である。C=0y=xふくみ、y=0べつ保全ほぜんしたかいである。

8.2解説かいせつ

置換ちかんまえには元方程式もとほうていしき定義域ていぎりょういきを、除算じょざんまえには 0 になる因子いんし確認かくにんする。かいべる区間くかんx=0 と、C0 なら x=1/Cふくまない連結区間れんけつくかんである。

raw .n.md をコピー
loc をコピー (filepath:line ~ line)
copy share link
copy encoded share link
path をコピー
copy share link
copy encoded share link
copy share link
copy encoded share link
タブを全て閉じる