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ネットワークの基本
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導入
この講義で最重要なのは、ネットワークとは「離れた計算機どうしが、規則にしたがってデータを受け渡しする仕組み」だということです。
Web 閲覧、メール、クラウド保存などは、どれもネットワーク通信の上に成り立っています。計算機が 1 台で完結しない世界を考えるには、「どこへ送るか」「どうやって届けるか」「どんな約束で話すか」を分けて見ることが大切です。
用語と定義
アドレス とは、通信相手を識別するための情報です。
プロトコル とは、通信のための約束事です。
経路 とは、データが送信元から宛先まで届くまでの道筋です。
方針
まず「だれに送るか」をアドレスで考え、「どんな約束で送るか」をプロトコルで考えます。そのあと、データが複数の機器を経由して届くことを経路の考えで整理します。
直感的な説明
手紙を送るとき、住所がなければ相手がわかりませんし、郵便の決まりがなければ届きません。ネットワークもこれと似ていて、アドレスとプロトコルがないと通信できません。
厳密な説明
1. アドレス
通信では、どの機器へデータを送るかを識別する必要があります。そのためにアドレスを使います。
2. プロトコル
送信側と受信側が同じ形式でデータを扱うために、プロトコルという約束が必要です。
3. 経路
大きなネットワークでは、データは直接ではなく複数の機器を経由して届きます。そのため、どの経路を通るかという考えも重要になります。
見分け方
- ネットワークの話で混乱したら、「相手はだれか」「どんな約束で話すか」「どう届けるか」に分けます。
- アドレス、プロトコル、経路の 3 つを分けて考えると、ネットワークの全体像をつかみやすくなります。
最終形
\boxed{\text{ネットワーク} = \text{アドレス} + \text{プロトコル} + \text{経路}}
一言でいうと
- ネットワークは、離れた計算機どうしがアドレスとプロトコルにしたがってデータをやり取りする仕組みです。