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標本化と標本化定理の基本
lecture/information/communications/標本化と標本化定理の基本-講義.n.md

標本化ひょうほんか標本化定理ひょうほんかていり基本きほん

date2026-03-28description標本化を、連続信号を離散化する操作として導入し、ナイキスト周波数、折り返し、標本化定理の意味まで説明します。prerequisitesフーリエ変換の基本 / 三角関数 / 通信工学の基本type講義statusactiverelateddata/lecture/information/communications/通信工学ポータル-講義.n.md / data/lecture/information/communications/通信工学の基本-講義.n.md / data/lecture/math/analysis/フーリエ変換の入口-講義.n.md
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導入どうにゅう

この講義こうぎ最重要さいじゅうようなのは、連続時間れんぞくじかん信号しんごう離散化りさんかしても情報じょうほううしなわずにすむ条件じょうけんがあることです。

おと電圧でんあつ時間じかん連続関数れんぞくかんすうですが、計算機けいさんき離散的りさんてきれつとしてあつかいます。この橋渡はしわたしをするのが標本化ひょうほんかです。ここでざつてんると情報じょうほうこわれますが、帯域たいいきかぎられていれば、きちんと復元ふくげんできます。

用語ようご定義ていぎ

標本化ひょうほんかSampling とは、連続時間れんぞくじかん信号しんごう一定間隔いっていかんかくってれつにする操作そうさです。

標本化周波数ひょうほんかしゅうはすうSampling frequency は 1 びょうあたり何回なんかい標本ひょうほんるかで、fsきます。

ナイキスト周波数しゅうはすうfs/2 です。

方針ほうしん

まず、標本化ひょうほんか時間領域じかんりょういきかんがえます。そのあと、周波数領域しゅうはすうりょういきると、スペクトルがかえあらわれ、そのかさなりがかえしひずみをむことを説明せつめいします。

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直感的ちょっかんてき説明せつめい

波形はけい一定間隔いっていかんかく写真しゃしんのようにるとかんがえると、間隔かんかくあらすぎるとはや振動しんどうえなくなります。ゆっくりしたなみえたり、べつ周波数しゅうはすうけてえたりします。これがかえしです。

厳密げんみつ説明せつめい

1. 標本化ひょうほんか

連続信号れんぞくしんごう x(t)標本化間隔ひょうほんかかんかく Tsると

x[n]=x(nTs)

という離散信号りさんしんごうます。ここで

fs=1Ts

です。

このしき自然しぜんなのは、標本ひょうほんを 1 かいるたびに Ts だけ時間じかんすすむからです。つまり Ts は 1 かいあたりの時間間隔じかんかんかくで、fs はその逆数ぎゃくすうとしての「1 びょうあたりの回数かいすう」になっています。

2. 周波数領域しゅうはすうりょういきなにこるか

時間領域じかんりょういきでの標本化ひょうほんかは、周波数領域しゅうはすうりょういきではもとのスペクトルが fs ごとにかえされることに対応たいおうします。

時間領域じかんりょういき標本化ひょうほんかするとは、連続信号れんぞくしんごう等間隔とうかんかく点列てんれつすことです。周波数領域しゅうはすうりょういきでは、この等間隔とうかんかく点列てんれつ周期的しゅうきてき構造こうぞうつため、もとのスペクトルが整数倍せいすうばいfs だけずれた位置いち複写ふくしゃされます。ここが「標本化ひょうほんかすると周波数領域しゅうはすうりょういきかえしがこる」という核心かくしんです。

したがってもと信号しんごう最高周波数さいこうしゅうはすうB とすると、

fs>2B

なら複写ふくしゃされたスペクトルどうしがかさならず、もと信号しんごう復元ふくげんできます。

3. 標本化定理ひょうほんかていり

帯域制限たいいきせいげんされた信号しんごう最高周波数さいこうしゅうはすうB なら、

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]fs>2B

完全かんぜん復元ふくげんできます。これが標本化定理ひょうほんかていりです。

なぜ 2B境界きょうかいになるかというと、もとのスペクトルが -B から B までひろがっているなら、みぎfs だけずらした複写ふくしゃ左端ひだりはしfs-Bます。これがもと右端みぎはし B よりみぎにあればかさなりません。したがって

fs-B>B

すなわち

fs>2B

必要ひつようであり、十分じゅうぶんでもあります。

4. かえしひずみ

もし fs<2B なら、たか周波数成分しゅうはすうせいぶんひく周波数成分しゅうはすうせいぶんとしてえてしまいます。これがエイリアシングです。

たとえば f0正弦波せいげんは標本化ひょうほんかしたとき、f0fs-f0標本点ひょうほんてんうえおなれつつくることがあります。これが「べつ周波数しゅうはすうなのにおなじデータへえる」理由りゆうです。

べつ見方みかた

時間領域じかんりょういき見方みかた

一定間隔いっていかんかくてん操作そうさとして標本化ひょうほんか見方みかたです。

周波数領域しゅうはすうりょういき見方みかた

スペクトルがかえあらわれ、そのかさなりがかえしをむと見方みかたです。こちらの見方みかたのほうが、標本化定理ひょうほんかていり本質ほんしつえやすくなります。

離散時間りさんじかん見方みかた

標本化ひょうほんかしたあとを数列すうれつ x[n] として見方みかたです。こちらでは、連続時間れんぞくじかん信号しんごう離散的りさんてき系列けいれつうつり、差分方程式さぶんほうていしきやデジタルフィルタのはなし接続せつぞくしやすくなります。

data/lecture/math/sequence/差分方程式の基本-講義.n.md

見分みわかた

  • 連続信号れんぞくしんごう計算機けいさんきれるはなしなら、まず標本化ひょうほんかうたがいます。
  • 高周波こうしゅうは低周波ていしゅうはけるような現象げんしょうたら、かえしひずみをかんがえます。

どこまでつか

ここでの標本化定理ひょうほんかていりは、信号しんごう理想的りそうてき帯域制限たいいきせいげんされていることを前提ぜんていにしています。実際じっさいには完全かんぜん帯域制限たいいきせいげんむずかしいので、前段ぜんだんにアンチエイリアスフィルタをれるのが普通ふつうです。

最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]x[n]=x(nTs)
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]fs=1Ts
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]fs>2B
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