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熱容量と比熱の基本
lecture/physics/thermodynamics/熱容量と比熱の基本-講義.n.md

熱容量ねつようりょう比熱ひねつ基本きほん

date2026-03-28description熱容量と比熱を、温度を 1 上げるのに必要なエネルギーという意味から整理し、定積熱容量と定圧熱容量の違いまで説明します。prerequisites熱と気体 / 熱力学第一法則type講義statusactiverelateddata/lecture/physics/thermodynamics/熱と気体-講義.n.md / data/lecture/physics/thermodynamics/熱力学第一法則-講義.n.md / data/lecture/physics/thermodynamics/熱力学ポータル-講義.n.md
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導入どうにゅう

この講義こうぎ最重要さいじゅうようなのは、おなじだけねつくわえても、どれだけ温度おんどがるかは物質ぶっしつ条件じょうけんわることを、熱容量ねつようりょう比熱ひねつ区別くべつしてめるようにすることです。

定積ていせき定圧ていあつ熱容量ねつようりょう混同こんどうすると、第一法則だいいちほうそく使つかかたくずれます。この講義こうぎでは、温度おんどげるのに使つかったエネルギーが、全部ぜんぶ内部ないぶのこるのか、途中とちゅう仕事しごとにもまわるのかを区別くべつします。

用語ようご定義ていぎ

熱容量ねつようりょうHeat capacity は、

C=ΔQΔT

です。

比熱ひねつSpecific heat capacity は、単位たんい質量しつりょうあたりの熱容量ねつようりょうです。

定積熱容量ていせきねつようりょうHeat capacity at constant volume

CV=(ΔQΔT)V

です。

定圧熱容量ていあつねつようりょうHeat capacity at constant pressure

CP=(ΔQΔT)P

です。

方針ほうしん

まず熱容量ねつようりょうを「温度おんどを 1 げるのにねつ」としてさえます。そのあと第一法則だいいちほうそくで、定積ていせきでは仕事しごとがないこと、定圧ていあつでは膨張ぼうちょう仕事しごと必要ひつようになることから CP>CV説明せつめいします。

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直感的ちょっかんてき説明せつめい

熱容量ねつようりょうは、「その物体ぶったいをどれだけあたたまりにくいとるか」をあらわりょうです。みず金属きんぞくおなじだけねつくわえても、温度おんどがりかたちがうのはこのためです。

気体きたいでは、体積たいせき固定こていしてあたためるのか、圧力あつりょくたもって膨張ぼうちょうさせながらあたためるのかで必要ひつようねつわります。後者こうしゃでは、温度おんどげるだけでなくそと仕事しごともしているからです。

厳密げんみつ説明せつめい

1. なぜ熱容量ねつようりょう定義ていぎするか

ねつくわえたときに温度おんどがどれだけがるかは、物質ぶっしつによってちがいます。この応答おうとうりょうとしてしたものが

C=ΔQΔT

です。温度おんどげるのにたくさんのねつるなら Cおおきく、すくないねつがるなら Cちいさくなります。

2. 定積ていせきならなぜ CV

体積たいせき一定いっていなら ΔV=0 なので、気体きたいそと膨張ぼうちょう仕事しごとをしません。したがって第一法則だいいちほうそく

ΔU=Q-W

W=0 だから

ΔU=Q

です。つまりくわえたねつ全部ぜんぶ内部ないぶエネルギーへはいります。したがって、定積ていせき熱容量ねつようりょう

CV=(ΔQΔT)V

は、温度おんどげるのに内部ないぶへどれだけエネルギーをたくわえるかをりょうです。

3. 定圧ていあつならなぜ CP>CV

圧力あつりょく一定いっていあたためると、気体きたい膨張ぼうちょうしてそと仕事しごとをします。したがって

ΔU=Q-W

で、おなじだけ温度おんどげるにも、内部ないぶエネルギーの増加分ぞうかぶんくわえて仕事しごとのぶんまでねつれなければなりません。だから

CP>CV

です。

4. 理想気体りそうきたいではどうむか

理想気体りそうきたいでは内部ないぶエネルギーは温度おんどだけでまるので、ΔU温度変化おんどへんかむすびます。したがって CV内部ないぶエネルギーの増加ぞうか仕方しかた直接ちょくせつみる係数けいすうとしてはたらき、CP はそこへ膨張ぼうちょう仕事しごとのぶんをしたものとしてめます。

べつ見方みかた

第一法則だいいちほうそく見方みかた

CVCPちがいは、第一法則だいいちほうそく右辺うへんW があるかないかのちがいだとると整理せいりしやすくなります。

粒子像りゅうしぞう見方みかた

温度おんどげるのは粒子りゅうし運動うんどうはげしくすることです。定圧ていあつでは、それにくわえて粒子りゅうしそとひろげる仕事しごとまでにないます。

見分みわかた

  • 熱容量ねつようりょう比熱ひねつたら、まず体積たいせき一定いってい圧力あつりょく一定いっていかを確認かくにんします。
  • 温度おんど上昇じょうしょうたいして、ねつ全部ぜんぶ内部ないぶはいるのか、仕事しごとにもまわるのかを区別くべつします。

どこまでつか

ここでの説明せつめい理想気体りそうきたい前提ぜんていにしています。実在気体じつざいきたいでは、温度おんどだけで内部ないぶエネルギーがまるとはかぎらず、CPCVあつかいもより複雑ふくざつになります。

最終形さいしゅうけい

[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]C=ΔQΔT
[PARSE ERROR: Undefined("Command(\"boxed\")")]CP>CV

一言ひとことでいうと

  • 熱容量ねつようりょう温度おんどげにくさをあらわし、CPCVちがいは第一法則だいいちほうそくなか仕事しごとをするかどうかのちがいです。

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