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被構文の基本-講義
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被構文の基本-講義
data/exercise/chinese/grammar/把被構文ドリル-問題演習.n.md
導入
被構文は、動作主ではなく影響を受ける側を主語にする受身表現である。ただし、日本語の受身より使用範囲は狭く、不利益や予想外の出来事を述べる場面で現れやすい。
核心
被構文の基本形は、[主語/しゅご] + [被/bèi] + [動作主/どうさしゅ] + [動詞/どうし] (+ [結果/けっか]) である。動作主は省略されることもある。
○
我的手机被他拿走了。
[GRM] 携帯電話が持って行かれたという受身である。
直感
被構文は、被害や影響を受けた側から出来事を描く型である。日本語のように中立的な受身まで広く使うわけではないため、使いどころを絞ることが重要である。
成立しやすい場面
1. 不利益を受けた場面
○
我被老师批评了。
[GRM] 批評されるという不利益が前面に出ている。
2. 予想外の変化
○
窗户被风吹开了。
[GRM] 窓が風によって開いたという結果を受身で述べている。
3. 動作主を示さなくてもよい場面
○
作业被改好了。
[GRM] 誰が直したかより、宿題が修正済みになったことを重視している。
避けるべき誤用
- 単純な客観描写を何でも被構文にする。
- 動作主も影響も曖昧なまま使う。
- 日本語の自動受身に引きずられて過剰に使う。
×
我被去学校。
[GRM] 受身の対象も結果も成立していない。
把構文との対比
把構文は処置する側から述べる。被構文は影響を受ける側から述べる。この視点の差を固定すると、場面に応じて構文を選択しやすい。
見分け方
- 主語が被害や影響を受けた側なら、被構文を検討する。
- 結果補語と一緒に置けるかを確認する。
- 日本語の受身をそのまま直訳しない。